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三章
51話 闘技場
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「こんなに観客席が多い中で魔術を披露するなんて……想像するだけで目が回るな」
ピングは円形闘技場の中心に立って会場を見回した。涼しいが雲が多いため、空っぽの闘技場が妙な重厚感を醸し出している。
隣で一緒に古めかしい石造りの建物を見上げるアトヴァルは肩をすくめた。
「観客なんて、ペンギンだと思っていればいいんですよ」
「思えるわけないだろ!まぁ私はあの席で見るだけだけどな」
ピングは階段状になっている観客席の中で、広く場所を取られ煌びやかな彫り物がある席を指さす。
「ええ、並んて観戦するのを楽しみにしております。ところで、さっさと終わらせてしまいましょう」
「そうだったな、すまない!」
ピングとアトヴァルがわざわざ森を超えた先にある闘技場にやってきたのは、担任のシュエットに用事を頼まれたからだ。
「闘技場にある魔獣用の檻の数が、一覧表の通りになっているかを確認していただけますか。後、ティーグレに……おやアトヴァル殿下、丁度いいところに。檻に掛かっている魔術に綻びがないか確認もお願いします」
おそらくピングだけなら檻を数えるだけで済んだだろうに。偶然通りかかってしまったばっかりに、アトヴァルは難易度の高いお使いを頼まれてしまった。
本来なら、珍しく一緒にいなかったティーグレにやらせる予定だったのだろう。
闘技場の備品庫から大小20ほどある檻を引っ張ってきたピングとアトヴァルは、闘技場の端でそれぞれの仕事を始めた。
アトヴァルは檻に施された魔術を確認しながら、小さくため息を吐く。
「シュエット先生は人使いが荒いですね」
「そうだな。でも、私は少し嬉しい」
「嬉しい? 雑用がですか?」
「今までは雑用なんてやってる暇がないくらい、いっぱいいっぱいだったからな。毎日毎日居残りで」
渡された羊皮紙の表に羽ペンで印をつけながら、ピングは口元を緩める。
優秀なアトヴァルには想像もできない状況なのだろう。淡青色の目は鱗が落ちたかのようだった。
しばらく固まった後、アトヴァルは目の前の檻に視線を戻す。
「……しかしそれが学生の本分でしょう」
「アトヴァル、面倒は面倒だけど考えてみろ。同級生と肩を並べて先生の頼まれ事をするのは学生ならではだぞ? 帝都に戻ったら出来なくなる」
立っているアトヴァルとは身長差があり過ぎて肩がぶつけられないので、肘を曲げて腕を突く。雑用を押し付けられて不服そうな表情をしていたアトヴァルだったが、楽しげなピングを見下ろして目を瞬いた。
「それは、そうですね。皇太子殿下と肩を並べるのは難しい」
「いや、お前は一生私の隣にいろ。そしてどっちが皇帝だって言われるくらい働いてくれ。私は玉座にふんぞり返って『良きにはからえ』と言う係をする」
ピングが腰に手を当てて背中を反らせば、アトヴァルは小さく吹き出した。
リョウイチ以外にも表情が豊かになってきたアトヴァルを見ているとピングは嬉しかった。
実際に起こり得そうな未来で恐ろしいが、ならないように努力しようと思う。
まだ兄弟としてはぎこちないが、アトヴァルに冗談が言えるようにもなってきた。少しずつだが距離が縮まってきているし、全体的にいい方向に向かっている。
もしかしたら近々死んでしまうかもしれないなんて、信じられなかった。
魔力の塊をペンギンが飲み込んでしまってから、ティーグレ共々調べ物に明け暮れているが解決策は見つからない。でもピングの体調は変わらないし、ペンギンにも異変はないので今のところは問題なしだ。
檻を数えながら、ふと、光が顔に当たるのを感じる。
懸念事項はひとまず頭の隅に追いやって、涼しい風を受けながらピングは空を見上げた。雲が動いて、太陽が顔を出している。
「それにしても、もう流星祭の時期なんだなぁ」
「去年も盛り上がりましたね」
流星祭とはその名の通り、夜空に星が流れる日に行われる祭りだ。
この国では年に一回、三日間ずっと星が流れ続ける日がある。
煌びやかで美しいその夜空に、国の繁栄や健康などを祈願する。
という建前の下に、とにもかくにも大騒ぎする日だ。
ここマーレ魔術学園でも、年で一番大きな行事だ。本国から島まで、貴族や騎士団などたくさんの人々が来賓としてやってくる。
「それにしても、魔術演武にはアトヴァルが出るものだと」
魔術演武は祭りの最終日にある催し物で、選ばれた生徒がこの闘技場で何匹もの魔獣と戦闘する。危険を伴うが、派手な魔術を披露したり使い魔を駆使したりして一番盛り上がるのだ。
一学年ずつ優秀な生徒が一人選出され、二年生は首席のアトヴァルではなくティーグレが選ばれた。
「私は去年出場したので辞退しました。実力をアピールする場でもありますし、他の者にもチャンスをと」
「ティーグレ、アピールしたい相手がいるとも思えないけどなぁ。侯爵家だぞ?」
そんな面倒なのごめんだ、と断りそうなのにと首を傾げると、アトヴァルは真っ直ぐにピングを見て目を細めた。
「二つ返事だったみたいですよ。良いところを見せたい相手がいるんでしょう」
「お前かな? ティーグレのアトヴァル大好きは度が過ぎてるけど、終わったら褒めてやってくれ」
「そうですね…………可哀想になってきたのでそうします」
物言いたげなアトヴァルは口をしばらく開閉してから咳払いをしてしまった。以前からよく見る不満を飲み込む仕草に似ているが、そんな様子でもない。
大したことでもないのかもしれないと、ピングは気にしないことにした。
檻の数を確認する作業に戻ろうと視線を表に落とす。
「一年と三年はどんな生徒だろうな」
「俺たちやでー」
「うぇ?」
急にアトヴァルではない声に返事をされて間抜けな声が出てしまう。
ピングは円形闘技場の中心に立って会場を見回した。涼しいが雲が多いため、空っぽの闘技場が妙な重厚感を醸し出している。
隣で一緒に古めかしい石造りの建物を見上げるアトヴァルは肩をすくめた。
「観客なんて、ペンギンだと思っていればいいんですよ」
「思えるわけないだろ!まぁ私はあの席で見るだけだけどな」
ピングは階段状になっている観客席の中で、広く場所を取られ煌びやかな彫り物がある席を指さす。
「ええ、並んて観戦するのを楽しみにしております。ところで、さっさと終わらせてしまいましょう」
「そうだったな、すまない!」
ピングとアトヴァルがわざわざ森を超えた先にある闘技場にやってきたのは、担任のシュエットに用事を頼まれたからだ。
「闘技場にある魔獣用の檻の数が、一覧表の通りになっているかを確認していただけますか。後、ティーグレに……おやアトヴァル殿下、丁度いいところに。檻に掛かっている魔術に綻びがないか確認もお願いします」
おそらくピングだけなら檻を数えるだけで済んだだろうに。偶然通りかかってしまったばっかりに、アトヴァルは難易度の高いお使いを頼まれてしまった。
本来なら、珍しく一緒にいなかったティーグレにやらせる予定だったのだろう。
闘技場の備品庫から大小20ほどある檻を引っ張ってきたピングとアトヴァルは、闘技場の端でそれぞれの仕事を始めた。
アトヴァルは檻に施された魔術を確認しながら、小さくため息を吐く。
「シュエット先生は人使いが荒いですね」
「そうだな。でも、私は少し嬉しい」
「嬉しい? 雑用がですか?」
「今までは雑用なんてやってる暇がないくらい、いっぱいいっぱいだったからな。毎日毎日居残りで」
渡された羊皮紙の表に羽ペンで印をつけながら、ピングは口元を緩める。
優秀なアトヴァルには想像もできない状況なのだろう。淡青色の目は鱗が落ちたかのようだった。
しばらく固まった後、アトヴァルは目の前の檻に視線を戻す。
「……しかしそれが学生の本分でしょう」
「アトヴァル、面倒は面倒だけど考えてみろ。同級生と肩を並べて先生の頼まれ事をするのは学生ならではだぞ? 帝都に戻ったら出来なくなる」
立っているアトヴァルとは身長差があり過ぎて肩がぶつけられないので、肘を曲げて腕を突く。雑用を押し付けられて不服そうな表情をしていたアトヴァルだったが、楽しげなピングを見下ろして目を瞬いた。
「それは、そうですね。皇太子殿下と肩を並べるのは難しい」
「いや、お前は一生私の隣にいろ。そしてどっちが皇帝だって言われるくらい働いてくれ。私は玉座にふんぞり返って『良きにはからえ』と言う係をする」
ピングが腰に手を当てて背中を反らせば、アトヴァルは小さく吹き出した。
リョウイチ以外にも表情が豊かになってきたアトヴァルを見ているとピングは嬉しかった。
実際に起こり得そうな未来で恐ろしいが、ならないように努力しようと思う。
まだ兄弟としてはぎこちないが、アトヴァルに冗談が言えるようにもなってきた。少しずつだが距離が縮まってきているし、全体的にいい方向に向かっている。
もしかしたら近々死んでしまうかもしれないなんて、信じられなかった。
魔力の塊をペンギンが飲み込んでしまってから、ティーグレ共々調べ物に明け暮れているが解決策は見つからない。でもピングの体調は変わらないし、ペンギンにも異変はないので今のところは問題なしだ。
檻を数えながら、ふと、光が顔に当たるのを感じる。
懸念事項はひとまず頭の隅に追いやって、涼しい風を受けながらピングは空を見上げた。雲が動いて、太陽が顔を出している。
「それにしても、もう流星祭の時期なんだなぁ」
「去年も盛り上がりましたね」
流星祭とはその名の通り、夜空に星が流れる日に行われる祭りだ。
この国では年に一回、三日間ずっと星が流れ続ける日がある。
煌びやかで美しいその夜空に、国の繁栄や健康などを祈願する。
という建前の下に、とにもかくにも大騒ぎする日だ。
ここマーレ魔術学園でも、年で一番大きな行事だ。本国から島まで、貴族や騎士団などたくさんの人々が来賓としてやってくる。
「それにしても、魔術演武にはアトヴァルが出るものだと」
魔術演武は祭りの最終日にある催し物で、選ばれた生徒がこの闘技場で何匹もの魔獣と戦闘する。危険を伴うが、派手な魔術を披露したり使い魔を駆使したりして一番盛り上がるのだ。
一学年ずつ優秀な生徒が一人選出され、二年生は首席のアトヴァルではなくティーグレが選ばれた。
「私は去年出場したので辞退しました。実力をアピールする場でもありますし、他の者にもチャンスをと」
「ティーグレ、アピールしたい相手がいるとも思えないけどなぁ。侯爵家だぞ?」
そんな面倒なのごめんだ、と断りそうなのにと首を傾げると、アトヴァルは真っ直ぐにピングを見て目を細めた。
「二つ返事だったみたいですよ。良いところを見せたい相手がいるんでしょう」
「お前かな? ティーグレのアトヴァル大好きは度が過ぎてるけど、終わったら褒めてやってくれ」
「そうですね…………可哀想になってきたのでそうします」
物言いたげなアトヴァルは口をしばらく開閉してから咳払いをしてしまった。以前からよく見る不満を飲み込む仕草に似ているが、そんな様子でもない。
大したことでもないのかもしれないと、ピングは気にしないことにした。
檻の数を確認する作業に戻ろうと視線を表に落とす。
「一年と三年はどんな生徒だろうな」
「俺たちやでー」
「うぇ?」
急にアトヴァルではない声に返事をされて間抜けな声が出てしまう。
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