妾の子だった転生勇者~魔力ゼロだと冷遇され悪役貴族の兄弟から虐められたので前世の知識を活かして努力していたら、回復魔術がぶっ壊れ性能になった
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
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第二章
第47話 絶望と決別
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Side:グレテル
「大変なのね。お見舞いの林檎だけ置いていくわ……」
私はつい面倒に感じてその場をあとにしようとするも……ベッドから身を乗り出したオイダスに手首をがっしりと掴まれた。
「なにするのよ?」
「俺達仲間だろ?」
そう言って微笑みかけたオイダスの笑顔に寒ぶいぼが立ち思わず身震いする。
周囲の仲間を見るとみな期待するような、安堵したような視線を向けて来る。
「仲間? 仲間ですって?」
オイダスの……否『エグザイル』の自分勝手な言い分に私は思わず語気を強める。
「ぐ、グレテル……」
仲間だった頃にも見せなかった私の怒りに当てられたのか、オイダス達はたじたじになる。
努めて冷静でいようと心掛けていたと言うのに……私なにをやってるんだろう……自分が情けなくなってくる。
「良い? 私はもうこの街でも有数のA級冒険者パーティー『エグザイル』のメンバーじゃないのよ? 自分達がした仕打ちを忘れた訳じゃないわよね?」
「く……」
「あの時はそうするのが一番だと思ったんだ」
言い淀むオイダスと即座に言い返すツイーホは対称的だった。
「もう仲間じゃないわ。それに私の言い分何てロクに訊かずに強制脱退させたんだから、お金を貸す道理はないわよ」
「仲間がどうなんてもいいの!?」
ケーコクがヒステリックに叫ぶ。
「仲間じゃないんだから奴隷にでも娼婦にでもなってお金を返せばいいわ。勇者様曰く職に貴賤はないらしいわよ?」
「人でなし!」
「人でなしにしたのは貴方達の方でしょ? 私がパーティーのお金を管理してたから武具の手入れや宿代を残せていたのに、それが貴方達には不満だったのも知っているわ。何度も話あおうと言ったのに聞く耳を持たず挙句の果てには、私のお金を奪って追放したのは貴方達じゃない」
「そ、それは……」
「い、今は関係ないでしょ?」
「私がやっていた。依頼された場所に行く前の情報収集を怠ったんだからこうなんたのも自業自得よ。冒険者ってのは冒険者してはならないの石橋を叩いて渡って、それでも方法がない時に初めて冒険するの。今までは全部私がやってあげてたことよ?」
「そんな言い方はないでしょ? 私達はコッロス公爵の依頼のせいで大怪我をしているのよ? 可愛そうだとは思わないの?」
「そうよそうよ。仲間がこんな酷い目にあっているのよ? お金ぐらい直ぐに返せるわ! 私達に利子なしでお金を貸してもいいと思の」
――と二人とも矢継ぎ早に他責思考全開の思考を発露する。
自分本位で相手のことをまるで考えていない子供のような自己中心的な思考だ。
私と違ってパーティーメンバーにチヤホヤされていた二人は、甘ったれていると思う。
骨折や四肢の欠損などの要因で金を稼げない冒険者は、私娼として娼館で稼ぐか街娼として客を取り飢えを凌ぐことが多い
そこには男女の差はなくある意味で平等と言える。
それを買うのは金の無い商人や衛兵、同業者などさまざまだ。
プライドの高いアクージョとケイコークは身体を売ることに抵抗が強く、オイダスとツイーホは見てくれはいいものの本性を知っている女冒険者が買うとは思えない。
買うのは恐らくその手の趣味がある方々だろう。
「私だってそんな大金持ってないわよ。神殿の入院費って一日で平民の収入一か月分よ? 一日で四か月分……【ヒール】でもポーションでも使って一刻も早く退院することね」
ナオスさまが行った夫人への働きかけによって、コッロス公爵家から助成金として半額ぐらいはでるだろうが、それを教えてあげるほど人間が出来ていない。
視界から消えて貰うよりも視界内で破滅して欲しい。
「元仲間としての最後のアドバイスよ。武具は早々に売ることね金に困った他のパーティーも売りさばくから、早くしないと安く買い叩かれるわよ? それと武器や防具は低級のものを使って、余裕のある相手と戦いなさい」
「俺達はAランクパーティーの『エグザイル』だぞ!!」
「私がやっていたことを全員が覚えるためにやり直せって言っているのよ」
「巫山戯ないで!」
「パーティーから追放されたから負け惜しみを言ってるんでしょ?」
「昔から人り空かしやがって……」
「じゃあ二度と会うことはないと思うけどお大事に」
私はパーティーへの未練を断つことが出来た。
行きの足取りとは異なり帰りの足取りは軽かった。
「大変なのね。お見舞いの林檎だけ置いていくわ……」
私はつい面倒に感じてその場をあとにしようとするも……ベッドから身を乗り出したオイダスに手首をがっしりと掴まれた。
「なにするのよ?」
「俺達仲間だろ?」
そう言って微笑みかけたオイダスの笑顔に寒ぶいぼが立ち思わず身震いする。
周囲の仲間を見るとみな期待するような、安堵したような視線を向けて来る。
「仲間? 仲間ですって?」
オイダスの……否『エグザイル』の自分勝手な言い分に私は思わず語気を強める。
「ぐ、グレテル……」
仲間だった頃にも見せなかった私の怒りに当てられたのか、オイダス達はたじたじになる。
努めて冷静でいようと心掛けていたと言うのに……私なにをやってるんだろう……自分が情けなくなってくる。
「良い? 私はもうこの街でも有数のA級冒険者パーティー『エグザイル』のメンバーじゃないのよ? 自分達がした仕打ちを忘れた訳じゃないわよね?」
「く……」
「あの時はそうするのが一番だと思ったんだ」
言い淀むオイダスと即座に言い返すツイーホは対称的だった。
「もう仲間じゃないわ。それに私の言い分何てロクに訊かずに強制脱退させたんだから、お金を貸す道理はないわよ」
「仲間がどうなんてもいいの!?」
ケーコクがヒステリックに叫ぶ。
「仲間じゃないんだから奴隷にでも娼婦にでもなってお金を返せばいいわ。勇者様曰く職に貴賤はないらしいわよ?」
「人でなし!」
「人でなしにしたのは貴方達の方でしょ? 私がパーティーのお金を管理してたから武具の手入れや宿代を残せていたのに、それが貴方達には不満だったのも知っているわ。何度も話あおうと言ったのに聞く耳を持たず挙句の果てには、私のお金を奪って追放したのは貴方達じゃない」
「そ、それは……」
「い、今は関係ないでしょ?」
「私がやっていた。依頼された場所に行く前の情報収集を怠ったんだからこうなんたのも自業自得よ。冒険者ってのは冒険者してはならないの石橋を叩いて渡って、それでも方法がない時に初めて冒険するの。今までは全部私がやってあげてたことよ?」
「そんな言い方はないでしょ? 私達はコッロス公爵の依頼のせいで大怪我をしているのよ? 可愛そうだとは思わないの?」
「そうよそうよ。仲間がこんな酷い目にあっているのよ? お金ぐらい直ぐに返せるわ! 私達に利子なしでお金を貸してもいいと思の」
――と二人とも矢継ぎ早に他責思考全開の思考を発露する。
自分本位で相手のことをまるで考えていない子供のような自己中心的な思考だ。
私と違ってパーティーメンバーにチヤホヤされていた二人は、甘ったれていると思う。
骨折や四肢の欠損などの要因で金を稼げない冒険者は、私娼として娼館で稼ぐか街娼として客を取り飢えを凌ぐことが多い
そこには男女の差はなくある意味で平等と言える。
それを買うのは金の無い商人や衛兵、同業者などさまざまだ。
プライドの高いアクージョとケイコークは身体を売ることに抵抗が強く、オイダスとツイーホは見てくれはいいものの本性を知っている女冒険者が買うとは思えない。
買うのは恐らくその手の趣味がある方々だろう。
「私だってそんな大金持ってないわよ。神殿の入院費って一日で平民の収入一か月分よ? 一日で四か月分……【ヒール】でもポーションでも使って一刻も早く退院することね」
ナオスさまが行った夫人への働きかけによって、コッロス公爵家から助成金として半額ぐらいはでるだろうが、それを教えてあげるほど人間が出来ていない。
視界から消えて貰うよりも視界内で破滅して欲しい。
「元仲間としての最後のアドバイスよ。武具は早々に売ることね金に困った他のパーティーも売りさばくから、早くしないと安く買い叩かれるわよ? それと武器や防具は低級のものを使って、余裕のある相手と戦いなさい」
「俺達はAランクパーティーの『エグザイル』だぞ!!」
「私がやっていたことを全員が覚えるためにやり直せって言っているのよ」
「巫山戯ないで!」
「パーティーから追放されたから負け惜しみを言ってるんでしょ?」
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行きの足取りとは異なり帰りの足取りは軽かった。
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