妾の子だった転生勇者~魔力ゼロだと冷遇され悪役貴族の兄弟から虐められたので前世の知識を活かして努力していたら、回復魔術がぶっ壊れ性能になった
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
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第三章
第88話 ポーションタブレットの改良案
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「あのどういうことですか?」
社会経験の薄いクレアはピンと来ていない様子だった。
「“使える”こととそれを“推奨”することは別の問題だ。今回のケースだと砂などの“異物”が傷口に残れば後遺症を発症する可能性もある……文句を言う人間は少ないと思うが無用なリスクは取りたくない。と言うことだ」
「命が助かったのに文句を言う人なんているんですか?」
「人間は『命が助かった』幸運よりも、『消えない傷』や失ったモノに執着し嘆く生き物だからだ」
一瞬、悩むものの腑に落ちたのか短く「……たしかにそうかもしれないわ」と言った。
「それに殺菌も出来ていないし化膿が怖いよ」
「でしたら殺菌・抗菌の薬を混ぜてはどうでしょう」
「やっぱりそれが一番無難な解決方法だな。その分高くなるけど……」
「ポーションにも殺菌作用はあるわよね?」
グレテル先生は確認するように尋ねる。
彼女は出来るだけ安価で売りたいようだ。
「まあ多少は……」
ポーションは公開されているレシピ通りに作れば、『治癒』だけではなく、僅かに『解毒』や『 解 呪 』、痛み止めとしての効果を持つ正に最下級の『万能薬』とでも言うべき代物だ。
しかし如何せん効果は低く、効能に挙げられるほどではない。
元の世界の代表的な万能薬と呼ばれた薬品は『ペニシリン』や、日本の『正露丸』や『キンカン』などだろう。
『ペニシリン』はその万能性から耐性菌など、未来への負の遺産を残したことが知られている。
『正露丸』や『キンカン』は万能薬的な効能を謳い文句にしていた過去を持つ。
事実俺の祖父母は「腹痛、虫歯なんでも最初は正露丸を呑めばいい」と言っていたほどだ。
『コーラ』も薬用シロップと炭酸水と言う当時の健康志向を取り入れた薬だった過去を持っている。
しかしこの世界には確かに『万能薬』はある。
無駄に高価なため冒険者でも買わないが、暗殺される当てのある人間は購入する。
そのことから諺まであるぐらいだ。
「それでよくない?」
「では、今回の遠征で実験するのでその結果で判断をしましょうか」
「実験って随分さらっとえげつないことを言うわね……」
グレテル先生は少し引いているようだ。
「自分と母を冷遇した家とその関係者ですよ? 基本的に滅べばいいと思っているに決まってるじゃないですか……」
「冗談よね?」
彼女の頬にはつぅーっと一筋の汗が流れた。
どうやら本気にしているようだ。
魔力が増大した今、本当にやるきなら呪殺や暗殺で殺せると言うのに……
「冗談ですよ。自分で労力を裂こうと思わないだから、実行はしていないじゃないですか」
脳天気で天然しかもドジとアホの三拍子がそろったエリュシアは、珍しく口を開いた。
「あ、そうだ売り文句は『庶民の万能薬』でどうですか?」
掃除以外取り柄がないと思っていたがどうやらそれは勘違いだったようだ。
馬鹿と天才は何とやらなんて言葉を訊いた事はあるが実際に、それを目にすると一瞬言葉に詰まる。
キャッチコピーとしていいセンを付いている。
適度なパワーワードと言いたい事の要約、あとは耳に残るフレーズを付けられれば合格だろう。
社会経験の薄いクレアはピンと来ていない様子だった。
「“使える”こととそれを“推奨”することは別の問題だ。今回のケースだと砂などの“異物”が傷口に残れば後遺症を発症する可能性もある……文句を言う人間は少ないと思うが無用なリスクは取りたくない。と言うことだ」
「命が助かったのに文句を言う人なんているんですか?」
「人間は『命が助かった』幸運よりも、『消えない傷』や失ったモノに執着し嘆く生き物だからだ」
一瞬、悩むものの腑に落ちたのか短く「……たしかにそうかもしれないわ」と言った。
「それに殺菌も出来ていないし化膿が怖いよ」
「でしたら殺菌・抗菌の薬を混ぜてはどうでしょう」
「やっぱりそれが一番無難な解決方法だな。その分高くなるけど……」
「ポーションにも殺菌作用はあるわよね?」
グレテル先生は確認するように尋ねる。
彼女は出来るだけ安価で売りたいようだ。
「まあ多少は……」
ポーションは公開されているレシピ通りに作れば、『治癒』だけではなく、僅かに『解毒』や『 解 呪 』、痛み止めとしての効果を持つ正に最下級の『万能薬』とでも言うべき代物だ。
しかし如何せん効果は低く、効能に挙げられるほどではない。
元の世界の代表的な万能薬と呼ばれた薬品は『ペニシリン』や、日本の『正露丸』や『キンカン』などだろう。
『ペニシリン』はその万能性から耐性菌など、未来への負の遺産を残したことが知られている。
『正露丸』や『キンカン』は万能薬的な効能を謳い文句にしていた過去を持つ。
事実俺の祖父母は「腹痛、虫歯なんでも最初は正露丸を呑めばいい」と言っていたほどだ。
『コーラ』も薬用シロップと炭酸水と言う当時の健康志向を取り入れた薬だった過去を持っている。
しかしこの世界には確かに『万能薬』はある。
無駄に高価なため冒険者でも買わないが、暗殺される当てのある人間は購入する。
そのことから諺まであるぐらいだ。
「それでよくない?」
「では、今回の遠征で実験するのでその結果で判断をしましょうか」
「実験って随分さらっとえげつないことを言うわね……」
グレテル先生は少し引いているようだ。
「自分と母を冷遇した家とその関係者ですよ? 基本的に滅べばいいと思っているに決まってるじゃないですか……」
「冗談よね?」
彼女の頬にはつぅーっと一筋の汗が流れた。
どうやら本気にしているようだ。
魔力が増大した今、本当にやるきなら呪殺や暗殺で殺せると言うのに……
「冗談ですよ。自分で労力を裂こうと思わないだから、実行はしていないじゃないですか」
脳天気で天然しかもドジとアホの三拍子がそろったエリュシアは、珍しく口を開いた。
「あ、そうだ売り文句は『庶民の万能薬』でどうですか?」
掃除以外取り柄がないと思っていたがどうやらそれは勘違いだったようだ。
馬鹿と天才は何とやらなんて言葉を訊いた事はあるが実際に、それを目にすると一瞬言葉に詰まる。
キャッチコピーとしていいセンを付いている。
適度なパワーワードと言いたい事の要約、あとは耳に残るフレーズを付けられれば合格だろう。
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