聖女召喚に巻き添え異世界転移~だれもかれもが納得すると思うなよっ!

山田みかん

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後始末

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 ちなみに中庭にでっかく作成された『陣』は、お役御免とばかり綺麗さっぱり消えてなくなった。
  ─────まあ、残ってても後が面倒くさそうなのでちょうど良かった。
 『陣』が綺麗さっぱり無くなったことで、開けたスペースには「あ、もういいっすか~」「あ~やれやれや~」「あっそこ!そこはオレの特等席じゃね~か」「今度はこっちにしよ~」とばかりに避難していたお花達が、わさわさ足元を通過していく。

 ‥‥‥‥戻るんだ。
 
 更に「ちょっとソコのいてくんない?」「邪魔なんだけど~」「うざぁ」とばかりに足元を攻めてこらる。あ、すんません。あ、そっちもですか。そんな感じであっという間に端に追いやられた。─────なんかギャルいたわ。

 ギャル(?)花に弾き出され、元の姿に戻ったお姫さんの近くに寄っていく。
 あのでっかい女神様っぽい人がいないって事は帰ったんかな? 

 『呪術』が解けて『おかめさん』ではなくなった姫さんは、何故か地面と仲良くなっていた。

「─────どしたん、姫さん?まだどっか変?」

 ─────もう姫さんに『呪術』の影はないと思うんだけどな。あ、あれかホッとして気が抜けたってやつか~。
 あれ?よく見たら立っている人間は私一人だけだ‥‥‥‥。
 みんな仲良く地面とお友達になっている‥‥‥‥
  
「どしたじゃないですよ!なんでそんなに普通なんですか~!」

「いや、こちらからしたら皆どうした?て事なんだけど‥‥‥‥」
 
 おっさん含めてもれなく皆、へたり込んでいるんだけど‥‥‥‥どうした?誰かに虐められたとか?
  約一名、やけに呼吸の荒いヘンタイ野郎がいるが、─────ちょっとアレは見なかったことにしよう。

「だってっ!─────ほら!─────あれがっ!いや、まって─────!」

 ─────姫さんがなんか壊れた。

「‥‥‥‥もう‥‥‥‥後にします‥‥‥‥」

 何やらわたわたしていたが、勝手に一人で結論が出たらしい‥‥‥‥。
 うん、よく分んないけどコスプレ解除の可愛いフェイスサイズに戻って良かったじゃんっ!
   という事で、みてみてみ!うちの弟かわいいっしょ!?─────ホラホラぁ~とってもおっきくなったんだよ~っいいっしょいいっしょ~っ!

 弟自慢を盛大にしてみたが、はしゃいでいるのは私一人だけで皆なんか疲れていた‥‥‥‥。えぇ~~ 私の弟自慢聞いてくれないの~聞いてよ~

「‥‥‥‥こんな所ではなんなので、私のお部屋にいきましょうか‥‥‥‥『デカ盛り』付きで‥‥‥‥」

 可愛いフェイスから、超低温ボイスが流れてきました。
 ─────え、やだ。なんかとっても嫌な予感がする‥‥‥‥それも長丁場的な。

「そ、そうよね。─────あ、姫さんへたり込んだりするから服が汚れちゃってるよ~サラさ~ん」

 嫌な予感がビンビンするため、敏腕メイド様を召喚した。
  きっとこちらの意図は察していないであろうサラさんは「─────は!姫様のお世話ができるっ!」と並みいる男達より先に完全復活を果たした。

「サ、サラ、ちょっと待って!リオさんせめて『デカ盛り』お願いしますっ!」

「えぇ~お夕飯前だよ?その時でいいじゃん」

「─────今ですっ!今がいいんですっ!」

 うるうる顔でお願いされたらこちらも「かしこまり~」というしかなかった。 

 ─────結果。お姫さんはるんるんのサラさんに、問答無用で連行されていったのである。
 ‥‥‥‥本気のメイド様達って怖いんだねぇ‥‥‥‥気を付けよう。
 厨房方向に行きながら、しみじみ思った。
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