もみの木小児科クリニック

まーにー

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診察中

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ガラガラっと診察室の扉が開くと母と娘2人が中へと入ってきた。

佐田「こんにちは~。今日は2人ともなんですか?」

美由紀「そうなんですー。今日は2人ともお願いしようかと思いまして。」

佐田「分かりました。じゃあ、先に優愛ちゃんからいきましょうか。」

佐田かそう言うと美由紀は優愛に診察の丸椅子に座るように促し、優愛が椅子へと腰掛けた。そして、後から診察の美優は診察室後方の椅子へと腰掛けさせた。

丸椅子に座った優愛は熱で少し頬が赤くなっているようだった。そして去年より身長が伸びているのを見て、佐田は優愛の成長を感じていた。

佐田「優愛ちゃんは今日はどんな感じなんですか?」

美由紀「昨日の夜から高い熱が続いているような感じですかね~。咳はあまり出ていないんですけどね。」

佐田「他に何か症状はありますか?」

美由紀「うーん。熱くらいで他にはあまりないと思いますねー。」

大下「美由紀があまり気づいてないだけかもよ~。子どもはあまり言ったりしないからねー。」

美由紀「でも私割と分かったりするものなのよ~。熱があるなってのはすぐに分かったし。」

佐田「優愛ちゃん他に何かしんどいとことかはないかな?」

優愛「う~ん。ないかな~。」

佐田「分かりました。じゃあ、ちょっと口開けてね~。」

佐田がそういうと優愛は口を大きく開けた。そして木の棒を手に取り優愛の口の中を覗き込んだ。

佐田「あ~って言ってみてー。」

佐田が指示を出すと優愛はあーっと声を出した。扁桃腺の腫れはないようである。

佐田「のどは大丈夫そうですねぇ。」

そう言うと佐田は聴診器を手に取った。視線を胸へと移し優愛には去年までは無かった胸の微かな膨らみを確認した。

佐田「じゃあ、ちょっともしもしするねー。」

そう言うと大下が後ろから優愛の服を捲り上げた。捲り上げると優愛の胸にはスポブラが着けられていた。
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