もみの木小児科クリニック

まーにー

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診察中(2)

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小さかった優愛ちゃんがもうブラジャーをつけ始めるようになったのか。早いもんだなぁ。

佐田は心の中でしみじみとそう感じた。

佐田が聴診器を耳にかけると大下は優愛のスポブラも上にめくり上げた。優愛の膨らみ始めの小さな胸が露わになった。

優愛の胸に聴診器をあてていく。聴診器をあてるたびに優愛は冷たい聴診器にびくっと反応する。これは小さいころからであり変わらない部分もあるんだなと感じる。

まずは心音を聞いていく。心音に異常はないようだ。

佐田「はい吸ってー、はいてー」

佐田の指示に従って優愛は深呼吸をする。

呼吸音にも異常はなく恐らく肺炎の心配もないようだ。

佐田「はい、じゃあ後ろ向いてー」

スポブラと服を元に戻し、後ろを向かせる。そして再び服を捲り上げ背中を出し、佐田が聴診器をあてていく。

胸の聴診を終え背中に聴診器をあてていく。背中に聴診器をあてるとくすぐったがるのも昔と変わらない。

佐田「はい、いいですよー。」

捲り上げた服を戻し前を向く。

佐田「心臓と肺の音も問題なさそうですね。風邪のひき始めと思われますので、風邪薬と熱冷ましを出しておきますね。症状が良くならないようでしたらまた来てください。」

美由紀「はい、わかりました。ありがとうございます。」

優愛「ありがとうございました。」

美由紀「次は美優よ、診てもらいなさい。」

美優と優愛が入れ替わり、佐田の前に美優が座る。





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