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診察中(3)
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美由紀「あ、美優も小児科に連れて来たのでよかったのかしら。内科に連れて行こうかどうか迷ったんですけど。」
佐田「15歳までは小児科で大丈夫ですよ。来年までは連れてきてあげてください。」
美優「えー、でもずっと先生に診てもらいたいなー」
佐田は笑みを浮かべた。
佐田「それはだめだよ。いつまでも子供ってわけではないからねー。小児科もいつかは卒業しないと。」
内心そう言われるのは嬉しい。
美優と優愛の性格は正反対だ。美優はおしゃべりが好きで活発なのに対して優愛は大人しくて口数も少ない。姉妹でこれだけ性格が違うのも珍しい気がする。
美由紀「美優がいつまでも子供だったら困るわ。早く大人になってもらわないと」
美由紀が笑いながらそう言う。
佐田「ははっ、そうですね。では今日はどうされたんですか?」
美優「ちょっと熱っぽいのと、咳が昨日から結構出ててしんどいの。」
佐田「熱はどれくらいあった?」
美優「37.4℃くらいかな。」
佐田「鼻水が出たりとか息苦しかったりとかはない?」
美優「うーん、その他はないかな」
佐田は舌圧子を手に取った。
佐田「そうかー。はいじゃあ、口開けてみてー。」
美優は口を開けて少し上を向いた。佐田は舌圧子を口の中に入れて喉を見る。
佐田「もうちょっと口大きく開けてみてー。」
美優は少し口を大きく開けた。
佐田「あ~、って言ってみてー」
美優「あ~。」
佐田「うん、ちょっと喉が腫れてるねー。」
美優は風邪を引くとよく喉が腫れて咳が出る。小さい頃からよくあることだった。
佐田は聴診器を手に取った。
佐田「15歳までは小児科で大丈夫ですよ。来年までは連れてきてあげてください。」
美優「えー、でもずっと先生に診てもらいたいなー」
佐田は笑みを浮かべた。
佐田「それはだめだよ。いつまでも子供ってわけではないからねー。小児科もいつかは卒業しないと。」
内心そう言われるのは嬉しい。
美優と優愛の性格は正反対だ。美優はおしゃべりが好きで活発なのに対して優愛は大人しくて口数も少ない。姉妹でこれだけ性格が違うのも珍しい気がする。
美由紀「美優がいつまでも子供だったら困るわ。早く大人になってもらわないと」
美由紀が笑いながらそう言う。
佐田「ははっ、そうですね。では今日はどうされたんですか?」
美優「ちょっと熱っぽいのと、咳が昨日から結構出ててしんどいの。」
佐田「熱はどれくらいあった?」
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佐田「鼻水が出たりとか息苦しかったりとかはない?」
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美優は口を開けて少し上を向いた。佐田は舌圧子を口の中に入れて喉を見る。
佐田「もうちょっと口大きく開けてみてー。」
美優は少し口を大きく開けた。
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