そんな目で見ないでくれ!!

chii

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 もうすぐ、ジアの学園の長期休暇がある
当然王宮に留めおこうと思っていたのに、またしても反対にあい断念する事になった



そして やって来た長期休暇
「ハイドレンジア様ですが、この休暇はお友達と過ごされる様です…」
「………………はっ?」

「聞こえなかった……もう一回言ってくれ……」
「はい ハイドレンジア様ですが、この休暇は、お友達のロドリゴ辺境伯の令嬢
ミスティア様とお過ごしになるそうです。大半を辺境伯領で過ごされるため、こちらにお戻りになり殿下と過ごされるのは………3日間だけでございます」

嘘だろ!ジアと3日間だけだなんて、あり得ない!
「お前たち 何かしただろう……」
「当然です!これは陛下もお認めになった事です!ハイドレンジア様はまだ、13才です!何かある前に防げる事があれば防がねばなりません!」
「何だそれ!僕も辺境伯領へ行く!」
「残念ですが、殿下には仕事がたんまりとございます」

こうなったら実力行使も………

コンコン
「騎士団です」
「お入り下さい」
騎士たちが入ってくる……1人や2人じゃ無い……これは……
「ちょっと待て、これは第二騎士団じゃないか…」
「そうです、ハイドレンジア様の休暇中我ら第二騎士団が殿下に付きます」
「何でだ………!」
「逃亡防止です」
「………僕を何だと思ってるの……」
「言えません!………が、正しく理解しているつもりです!」
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