そんな目で見ないでくれ!!

chii

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 長期休暇も残すところあとわずか
やっとジアが僕の所に戻ってきた

仕事を終わらせ ジアの元に急ぐ

コンコン
「ごめんね。遅くなっちゃっ………たね…」
そこには、ソファーに倒れ込んで寝ているジアがいた

「疲れたんだね……」
寝ているジアのそばへ行き寝顔を見つめる

ダメだと……ダメだと思いながらジアに覆い被さる様に身をかがめた

ジアの唇に僕の唇が届く………
チャキッ
首筋に当てられる刃

「そこまでです!」
「……誰に刃を向けているのか分かっているのか…?」
「分かっていて やっています」
「我らはハイドレンジア様の騎士です。その御身を守るためならば殿下にも刃を向けます!」

ふぅ~~

息を吐き ジアから離れる

「だから その目で見るな!」
騎士達がその身で僕からジアを隠す

「ジアを 部屋で休ませてやってくれ……夕食は一緒にとりたい」
「はい、その時間までにはお起こし致します」
ジアは女性騎士に抱かれて出て行った


久しぶりに会ったんだ!
少しくらい大目に見てくれても良いじゃ無いか!
少し…ほんの少しでいいのに……

あと2年……あと2年だ……
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