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ハイドレンジアとの3日間は 楽しく過ぎた……
そう とても楽しく 過度な触れ合いも無く……何も無く……手さえ繋げず……
「りゅう、今度は冬のお休みの時にね…またね…」
また暫く会えなくなる
今日くらいは許してくれるだろう
そう思い ジアを抱きしめ 頬にキスをする
「体に気をつけて」
「うん りゅうもね」
手を振って 離れて行く馬車を見送る
馬車が見えなくなり 執務室に戻りながら
「ミスティア嬢は、ジアの側近としてどうだ?」
「はい 銀の騎士団から報告をもらっています」
と、分厚い報告書が渡される
ペラペラと軽く見ても悪いことは無いようだ
「彼女は、卒業と同時に王宮へ入ってもらえるよう 辺境伯に打診を……」
「はい」
「他の側近候補や侍女やメイドも頼むよ」
「はい かしこまりました」
2年何てあっという間だった
父上が仕事の殆どをこちらに回すもんだから ジアの事を思って泣く時間もなかった
今日は 結婚式だ
ようやくジアと………亜子と結婚できる
長かったな~などと 呑気に思ってしまう
2人で誓いの言葉を言い 指輪の交換………そして誓いの口付け……
ジアのベールを上、チュッと軽く唇を合わせる
感極まったジアが
「りゅう!」
と 言って抱きついてきた
花嫁の可愛い行動に 会場から笑いが起こる
披露のパーティーの途中 ジアは準備のため一足先に会場を出た
父上と母上が近寄ってきて
「よく 頑張ったな!お前の執着ぶりからして ここまで耐えられると思わなんだ!」
「本当に もうハラハラしてたのよ!
「そんな風に僕を見てたんですか……?」
「仕方なかろう……」
騎士団まで頷く
「そんな目で僕を見ないでください!」
終わり
読んでくださってありがとうございました。
そう とても楽しく 過度な触れ合いも無く……何も無く……手さえ繋げず……
「りゅう、今度は冬のお休みの時にね…またね…」
また暫く会えなくなる
今日くらいは許してくれるだろう
そう思い ジアを抱きしめ 頬にキスをする
「体に気をつけて」
「うん りゅうもね」
手を振って 離れて行く馬車を見送る
馬車が見えなくなり 執務室に戻りながら
「ミスティア嬢は、ジアの側近としてどうだ?」
「はい 銀の騎士団から報告をもらっています」
と、分厚い報告書が渡される
ペラペラと軽く見ても悪いことは無いようだ
「彼女は、卒業と同時に王宮へ入ってもらえるよう 辺境伯に打診を……」
「はい」
「他の側近候補や侍女やメイドも頼むよ」
「はい かしこまりました」
2年何てあっという間だった
父上が仕事の殆どをこちらに回すもんだから ジアの事を思って泣く時間もなかった
今日は 結婚式だ
ようやくジアと………亜子と結婚できる
長かったな~などと 呑気に思ってしまう
2人で誓いの言葉を言い 指輪の交換………そして誓いの口付け……
ジアのベールを上、チュッと軽く唇を合わせる
感極まったジアが
「りゅう!」
と 言って抱きついてきた
花嫁の可愛い行動に 会場から笑いが起こる
披露のパーティーの途中 ジアは準備のため一足先に会場を出た
父上と母上が近寄ってきて
「よく 頑張ったな!お前の執着ぶりからして ここまで耐えられると思わなんだ!」
「本当に もうハラハラしてたのよ!
「そんな風に僕を見てたんですか……?」
「仕方なかろう……」
騎士団まで頷く
「そんな目で僕を見ないでください!」
終わり
読んでくださってありがとうございました。
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