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第二章
恋、してるんだなあ
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「俺、気ぃ遣い過ぎてたのかな?」
「んー、わかんないけど。でも……、逆の立場だったらもしかしたら微妙なのかな?」
「逆……。ああ、そうかあ。確かに、当麻が彼女と一緒に歩いていたとして、そこにお前も来いって言われたら……、ああ、そうか……」
どうやら秋永君は本当に反省しているみたいで、微妙な表情で頭を掻いている。
「でも、秋永君らしくて……、私は良いと思ったけど」
「未花ちゃん……」
「なんてね……。へへっ」
なんとなーく、ほわほわしてしまったので、照れて俯き加減で秋永君の隣を歩いた。
「ねえ、未花ちゃん」
「うん?」
「……俺の名前なんだけどさぁ」
「え?」
言いにくそうな雰囲気で、だけどどこか甘えるような声音だったので、顔を上げて秋永君に視線を合わせた。ちょっぴり真剣で、でもやっぱりどこか照れたような表情。
「えっとさ、……彼女になったんだし、そろそろ俺のことも下の名前で呼んでくれないかな?」
「えっ?」
思いもかけないことと言ったらオーバーかもしれないけど、突然なお願いにびっくりすると同時に戸惑った。あ、もちろん嫌だという事じゃないんだけど。
「あ……、や、なんか……」
「何? ヤダ?」
「あ、ううん、そうじゃないの! じゃなくて……、なんかさ、恥ずかしいじゃない。呼び名変えるって……」
「んー、でもさ、苗字に君付けなんて他人行儀だし」
あ……、そっか。そう、だよね。私も、秋永君のことが好きだと思ってからは、ちゃん付けされてることが、むしろ嬉しいなんて気にもなっちゃってるか。
「ええっと、じゃあ……。浩朗……、ヒロくんは?」
「え……?」
「うん! ヒロくん、ヒロくんって呼ぶよ。椎名君もヒロって呼んでるし、なんか親しさ倍増みたいだし! ね?」
これはきっと良い案だと、パッと秋永君の顔を見ると、自分から言い出したくせに何故か彼は真っ赤な顔をしている。
「秋永君……?」
これは恥ずかしすぎて、却下?
「そっ、そう呼んで! 愛称で呼ぶって……、うん、親しさ倍増って感じだよな」
「うん。……じゃあ、ヒロくん……?」
「お、おう」
「…………」
「…………」
ひゃーっ、なにこれ。めっちゃ恥ずかしすぎる……!
今日の電車内はそれほど混んでいなかったので、私と秋永……、違った、ヒロくんとは隣同士に並んで座っていた。ゴトンゴトンと聞こえる電車の心地いい音を聞きながら、私たちはお互い照れて、その後は話を続けることが出来なくなってしまった。
そうこうしているうちに降りる駅に着いて、いつものように家まで送ってもらった。その道中もずっとふわふわしていた。
ああ、何だろ、本当にこの気持ち。居ても立ってもいられないというか……、ウズウズするというか……。恥ずかしすぎて走り出したいような変な気分だ。
「不思議……。私、本当に恋してるんだなぁ」
思わず漏れたその言葉に、もっともっと恥ずかしくなってしまった。
「んー、わかんないけど。でも……、逆の立場だったらもしかしたら微妙なのかな?」
「逆……。ああ、そうかあ。確かに、当麻が彼女と一緒に歩いていたとして、そこにお前も来いって言われたら……、ああ、そうか……」
どうやら秋永君は本当に反省しているみたいで、微妙な表情で頭を掻いている。
「でも、秋永君らしくて……、私は良いと思ったけど」
「未花ちゃん……」
「なんてね……。へへっ」
なんとなーく、ほわほわしてしまったので、照れて俯き加減で秋永君の隣を歩いた。
「ねえ、未花ちゃん」
「うん?」
「……俺の名前なんだけどさぁ」
「え?」
言いにくそうな雰囲気で、だけどどこか甘えるような声音だったので、顔を上げて秋永君に視線を合わせた。ちょっぴり真剣で、でもやっぱりどこか照れたような表情。
「えっとさ、……彼女になったんだし、そろそろ俺のことも下の名前で呼んでくれないかな?」
「えっ?」
思いもかけないことと言ったらオーバーかもしれないけど、突然なお願いにびっくりすると同時に戸惑った。あ、もちろん嫌だという事じゃないんだけど。
「あ……、や、なんか……」
「何? ヤダ?」
「あ、ううん、そうじゃないの! じゃなくて……、なんかさ、恥ずかしいじゃない。呼び名変えるって……」
「んー、でもさ、苗字に君付けなんて他人行儀だし」
あ……、そっか。そう、だよね。私も、秋永君のことが好きだと思ってからは、ちゃん付けされてることが、むしろ嬉しいなんて気にもなっちゃってるか。
「ええっと、じゃあ……。浩朗……、ヒロくんは?」
「え……?」
「うん! ヒロくん、ヒロくんって呼ぶよ。椎名君もヒロって呼んでるし、なんか親しさ倍増みたいだし! ね?」
これはきっと良い案だと、パッと秋永君の顔を見ると、自分から言い出したくせに何故か彼は真っ赤な顔をしている。
「秋永君……?」
これは恥ずかしすぎて、却下?
「そっ、そう呼んで! 愛称で呼ぶって……、うん、親しさ倍増って感じだよな」
「うん。……じゃあ、ヒロくん……?」
「お、おう」
「…………」
「…………」
ひゃーっ、なにこれ。めっちゃ恥ずかしすぎる……!
今日の電車内はそれほど混んでいなかったので、私と秋永……、違った、ヒロくんとは隣同士に並んで座っていた。ゴトンゴトンと聞こえる電車の心地いい音を聞きながら、私たちはお互い照れて、その後は話を続けることが出来なくなってしまった。
そうこうしているうちに降りる駅に着いて、いつものように家まで送ってもらった。その道中もずっとふわふわしていた。
ああ、何だろ、本当にこの気持ち。居ても立ってもいられないというか……、ウズウズするというか……。恥ずかしすぎて走り出したいような変な気分だ。
「不思議……。私、本当に恋してるんだなぁ」
思わず漏れたその言葉に、もっともっと恥ずかしくなってしまった。
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