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第二章
初デート♪ 3
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スカート二つとブルゾンを片手に試着室に入った。
まずは最初に気に入って手に取ったスカートを履いてみる。正面から見た後、横を向いてチェックしたりしてしっかり確認。それからさっきのブルゾンを羽織ってみた。
やっぱ可愛いよなあ。
で、今度はヒロくんが選んでくれた、サス付きのロングスカート。普段私が選ぶタイプのものではないけど結構……、いや、かなりいい感じだ。 しかもこのブルゾンともしっかりマッチしている。
「困ったなあ」
鏡の前でちょっと腕組み。 あっちを向いたりこっちを向いたりして、くるんと回ってみるとフレアーがいい感じに揺れた。
「未花ちゃん、もういい?」
「あ、うんいいよ」
シャッとカーテンを開いた。 気づいたヒロくんが傍に寄ってくる。
「どう?」
「……いい。すっごく可愛い」
手を口元に持っていき、ポ~ッとした表情でヒロくんが私を見つめている。
「可愛いなあ、お姫様みたいだ」
「言い過ぎだよ、それ。ね、もう一つのスカートも見てみる?」
「あ、そうだね」
「わかった、ちょっと待っててね」
もう一回カーテンを閉めて、着替え終わってからまたカーテンを開けてヒロくんを呼んだ。ヒロくんは、着替えた私の姿を見て目をパチパチとさせた。
「どう? 私はこっちも捨てがたいと思うんだけど」
「……うん。正直こっちもすっごく可愛い。だけどさっきも言った通り、これ、やっぱり丈が短いから却下だ」
「そうかなあ?」
「絶対これ、男子は足に目が行くし」
「ええーっ!?」
それは困る。間違って、変態呼び込んでも嫌だし。
「男ってこれだから嫌なんだよね。でもこれぐらいの丈って、うちの学校の子にもいるよね」
「だね。未花ちゃんのは膝丈辺りだから、丁度いいと思うけど。でも男子が見るのは、やっぱり可愛い子のだから」
「その発言ヒロくんらしくない」
「えっ!? あ、でも一般論だから!」
ぷくっと頬を膨らませ、ちょっぴり不機嫌そうにそう言うと、ヒロくんは焦ったように両手をパタパタと左右に振った。顔も赤くして本気で焦っているようだったので、まあいいかと流した。
「じゃあヒロくんが選んでくれたものにしようかな。ついでにブルゾンも買っちゃおう」
私がそう言うと、ヒロくんはホッとしたような表情になった。
まずは最初に気に入って手に取ったスカートを履いてみる。正面から見た後、横を向いてチェックしたりしてしっかり確認。それからさっきのブルゾンを羽織ってみた。
やっぱ可愛いよなあ。
で、今度はヒロくんが選んでくれた、サス付きのロングスカート。普段私が選ぶタイプのものではないけど結構……、いや、かなりいい感じだ。 しかもこのブルゾンともしっかりマッチしている。
「困ったなあ」
鏡の前でちょっと腕組み。 あっちを向いたりこっちを向いたりして、くるんと回ってみるとフレアーがいい感じに揺れた。
「未花ちゃん、もういい?」
「あ、うんいいよ」
シャッとカーテンを開いた。 気づいたヒロくんが傍に寄ってくる。
「どう?」
「……いい。すっごく可愛い」
手を口元に持っていき、ポ~ッとした表情でヒロくんが私を見つめている。
「可愛いなあ、お姫様みたいだ」
「言い過ぎだよ、それ。ね、もう一つのスカートも見てみる?」
「あ、そうだね」
「わかった、ちょっと待っててね」
もう一回カーテンを閉めて、着替え終わってからまたカーテンを開けてヒロくんを呼んだ。ヒロくんは、着替えた私の姿を見て目をパチパチとさせた。
「どう? 私はこっちも捨てがたいと思うんだけど」
「……うん。正直こっちもすっごく可愛い。だけどさっきも言った通り、これ、やっぱり丈が短いから却下だ」
「そうかなあ?」
「絶対これ、男子は足に目が行くし」
「ええーっ!?」
それは困る。間違って、変態呼び込んでも嫌だし。
「男ってこれだから嫌なんだよね。でもこれぐらいの丈って、うちの学校の子にもいるよね」
「だね。未花ちゃんのは膝丈辺りだから、丁度いいと思うけど。でも男子が見るのは、やっぱり可愛い子のだから」
「その発言ヒロくんらしくない」
「えっ!? あ、でも一般論だから!」
ぷくっと頬を膨らませ、ちょっぴり不機嫌そうにそう言うと、ヒロくんは焦ったように両手をパタパタと左右に振った。顔も赤くして本気で焦っているようだったので、まあいいかと流した。
「じゃあヒロくんが選んでくれたものにしようかな。ついでにブルゾンも買っちゃおう」
私がそう言うと、ヒロくんはホッとしたような表情になった。
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