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第二章
初デート♪ 2
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ショッピングモールは結構な人出だった。着いた時は12時前だったけど、先にご飯を済ませてそれから服を探すことにした。
「俺、女の子の服とかよく分からないんだけど、好きなブランドとかあるの?」
「うん、プチプラでね。可愛い服が多いお店があるんだ」
「へえ?」
店内にはけっこう人がいた。もちろん、女の子ばっかり。
私とヒロくんがお店に入ると、周りの子達がチラチラとこちらに視線を向けた。
「やっぱ、女の子向けのお店に男がいると目立つのかな」
珍しく、彼はなんだかちょっぴり居心地悪そうだ。
「あれ? ヒロくん気になるの?」
「そりゃ、そうだよ」
「意外。ヒロくんって結構飄々としてるから、こういう場もあんまり気にならないのかと思ってた」
「ええ~? 俺そんなに何にも動じないように見える?」
ちょっぴり不本意そうにヒロくんが言った。
「違うの?」
「違うに決まってるじゃないか! 未花ちゃんといると、結構ドキドキそわそわ忙しいんだぞ?」
相変わらずの直球の言葉に、今度は私の方がそわそわし始める。本当にヒロくんってば……。
「でも大丈夫だよ。たまにだけど、彼氏と一緒に買い物してる子、見かけるもん」
「あ、そうなんだ」
「うん。それにね、チラチラ見る子達って、結局は彼氏と一緒に来ている子が羨ましいなって思ってるだけだし」
「へえ……。じゃあ俺ら男と、あんまり変わらないんだね」
「そうかも」
カチャカチャとハンガーに掛かっているスカートを物色しながらの会話だ。ひょいと手に取った台形スカートが意外と可愛かったので、鏡の前で当ててみた。ベージュのチェック柄だ。
「どう?」
「うん、めっちゃ可愛い。でも希望としては、丈は長い方がいいな」
「ええ? これ短い?」
鏡を確認して見てみるけど、別に短いことなんてない。膝よりちょっと上なくらいだ。
「例えば、これとか」
ヒロくんが手に取ったのはサス付きのフレアスカートだ。しかもロング。でもこれはこれで可愛いかも。
ヒロくんが渡したフレアスカートと、さっきの台形スカートを交互に鏡の前で合わせてみる。どっちも可愛くて悩んでしまった。でも……。
「ヒロくんは、こっちの方がいいんだよね」
「うん」
真顔でしっかりと頷く。
「じゃあこれはキープしておくとして、他も見てみようか」
「そうだね」
可愛いと思ったり気になったものを手当たり次第に手にとって、鏡の前で合わせてみる。ついでだからスカート以外にも色々と見てみた。
「あ、このブルゾンかわいい。さっきのスカートにも合ってるかも」
「どれどれ?」
ヒロくんが覗き込んできたので、せっかくだから袖を通して見てもらった。「どう?」と、ヒロくんと向き合うと、コクコクと頷いた。
「せっかくだから、さっきのスカートと合わせて試着してみたら?」
「そうだね。じゃあ待っててくれる?」
「うん、もちろん」
「俺、女の子の服とかよく分からないんだけど、好きなブランドとかあるの?」
「うん、プチプラでね。可愛い服が多いお店があるんだ」
「へえ?」
店内にはけっこう人がいた。もちろん、女の子ばっかり。
私とヒロくんがお店に入ると、周りの子達がチラチラとこちらに視線を向けた。
「やっぱ、女の子向けのお店に男がいると目立つのかな」
珍しく、彼はなんだかちょっぴり居心地悪そうだ。
「あれ? ヒロくん気になるの?」
「そりゃ、そうだよ」
「意外。ヒロくんって結構飄々としてるから、こういう場もあんまり気にならないのかと思ってた」
「ええ~? 俺そんなに何にも動じないように見える?」
ちょっぴり不本意そうにヒロくんが言った。
「違うの?」
「違うに決まってるじゃないか! 未花ちゃんといると、結構ドキドキそわそわ忙しいんだぞ?」
相変わらずの直球の言葉に、今度は私の方がそわそわし始める。本当にヒロくんってば……。
「でも大丈夫だよ。たまにだけど、彼氏と一緒に買い物してる子、見かけるもん」
「あ、そうなんだ」
「うん。それにね、チラチラ見る子達って、結局は彼氏と一緒に来ている子が羨ましいなって思ってるだけだし」
「へえ……。じゃあ俺ら男と、あんまり変わらないんだね」
「そうかも」
カチャカチャとハンガーに掛かっているスカートを物色しながらの会話だ。ひょいと手に取った台形スカートが意外と可愛かったので、鏡の前で当ててみた。ベージュのチェック柄だ。
「どう?」
「うん、めっちゃ可愛い。でも希望としては、丈は長い方がいいな」
「ええ? これ短い?」
鏡を確認して見てみるけど、別に短いことなんてない。膝よりちょっと上なくらいだ。
「例えば、これとか」
ヒロくんが手に取ったのはサス付きのフレアスカートだ。しかもロング。でもこれはこれで可愛いかも。
ヒロくんが渡したフレアスカートと、さっきの台形スカートを交互に鏡の前で合わせてみる。どっちも可愛くて悩んでしまった。でも……。
「ヒロくんは、こっちの方がいいんだよね」
「うん」
真顔でしっかりと頷く。
「じゃあこれはキープしておくとして、他も見てみようか」
「そうだね」
可愛いと思ったり気になったものを手当たり次第に手にとって、鏡の前で合わせてみる。ついでだからスカート以外にも色々と見てみた。
「あ、このブルゾンかわいい。さっきのスカートにも合ってるかも」
「どれどれ?」
ヒロくんが覗き込んできたので、せっかくだから袖を通して見てもらった。「どう?」と、ヒロくんと向き合うと、コクコクと頷いた。
「せっかくだから、さっきのスカートと合わせて試着してみたら?」
「そうだね。じゃあ待っててくれる?」
「うん、もちろん」
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