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エピローグというより番外編?
家に来て欲しくないの?
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「ねえ、未花」
「うん?」
「秋永君、未花のお母さんと仲良くなってるんだよね」
「うん。今では時々送ってもらった後、一緒におやつ食べたりして。お母さん交えた三人で食っちゃべってる」
「未花は?」
「え?」
「未花も秋永君のお母さんと、仲良くなった?」
雅乃の素朴な疑問にハッとした。自分はお母さんに会わせておいて、それなのに私は秋永君のお母さんに会うことなんて想像もしていなかったし、それどころか、秋永君のお家にお邪魔することすら考えていなかった。
「まだ会ってないや」
「そうなの? もしかして、まだお家にも行ってないとか」
「アハハ。実はそう」
なんだかちょっぴりバツが悪くて、ポリポリと頭を掻いた。
「でもまあ、彼氏のお母さんに会うって緊張するもんね。躊躇するのも分かるよ」
「あー、うん」
うんうんと頷く雅乃に笑ってごまかした。緊張するとかそういう事以前に、全く考えもしなかったということを言える雰囲気じゃないみたい。
「未花ちゃん、お待たせー」
椎名君たち数人の男子とワイワイ騒いでいたヒロくんが、リュックを背負いながらやって来た。最初の頃はヒロくんが私に気を遣ってくれて、すぐに帰ろうと誘いに来たのだけど、最近ではお互い余裕が出来てきたのか少しのんびりと放課後の時間を過ごすようになっている。
私がのんびりと雅乃と話をしている雰囲気を見て、ヒロくんは顎に手をやり小首を傾げた。
「……もしよかったら、久しぶりに長束さんも、一緒に帰る?」
椎名君と雅乃に説教されて以来、初めてのヒロくんのお誘いだ。
「うん、いいね、いいね! 一緒に帰ろうよ!」
燥ぐ私と穏やかにその返事を待つヒロくんの様子を見ながら、雅乃は一瞬きょとんとしていたけれど、すぐに嬉しそうに笑みを浮かべた。
「うん……、そうだね。お邪魔でなければ」
「え、本当? 邪魔じゃない、邪魔じゃないよ!」
ヤッター、久しぶりに雅乃と一緒に帰れる! そう思うと嬉しくて、自然と声が弾みその場でぴょんぴょんと跳びはねた。
「未花ちゃーん」
燥ぎすぎる私を横目に、恨めしそうなヒロくんの声。雅乃がぷっと吹き出した。
「焼き餅焼きっぷりは変わらないね」
「いや、だってさ」
「あー、もう。ほらほら。雅乃の揶揄いに、いちいち反応しないで。帰ろ!」
今度はピョンと、ヒロくんの腕に飛びついて、帰ろうと促した。顔をこちらに向けたヒロくんが、目尻を下げて頷いた。雅乃は可笑しそうに笑ってる。
最近の、私のヒロくんに対するスキンシップは確実に増えている。だけど他の男子に対しての私の男嫌いっぷりが解消しているわけではないから、なんとも不思議な現象なんだけど。
久しぶりに駅への道のりを、三人で談笑しながら歩いた。
「ところで秋永君、秋永君は未花に家に来てほしいとか思わない?」
「え?」
さっきの会話の続き? え~、ちょっと待ってよ雅乃!
私はつい焦って、雅乃とヒロくんを交互に見た。
アレ? 心なしかヒロくんも、なんだか焦ってる?
「う、家に? あ、いや。わざわざ悪いから、別にいいよ!」
「ええっ! 悪いって、何? 好きな子となら二人っきりになりたいから、親のいない時とか見計らって、連れ込みたいとか思うもんじゃないの?」
「ちょっと雅乃、その言い方……! でもヒロくん、私のことお家に連れて行きたくないって、そんな感じ?」
「ち、違うよ。そんなわけない」
違うと言いながらも、ヒロくんの動揺っぷりは半端ない。確実に何かを隠しているようなその表情に、私も雅乃も探るようにヒロくんを見た。
「うん?」
「秋永君、未花のお母さんと仲良くなってるんだよね」
「うん。今では時々送ってもらった後、一緒におやつ食べたりして。お母さん交えた三人で食っちゃべってる」
「未花は?」
「え?」
「未花も秋永君のお母さんと、仲良くなった?」
雅乃の素朴な疑問にハッとした。自分はお母さんに会わせておいて、それなのに私は秋永君のお母さんに会うことなんて想像もしていなかったし、それどころか、秋永君のお家にお邪魔することすら考えていなかった。
「まだ会ってないや」
「そうなの? もしかして、まだお家にも行ってないとか」
「アハハ。実はそう」
なんだかちょっぴりバツが悪くて、ポリポリと頭を掻いた。
「でもまあ、彼氏のお母さんに会うって緊張するもんね。躊躇するのも分かるよ」
「あー、うん」
うんうんと頷く雅乃に笑ってごまかした。緊張するとかそういう事以前に、全く考えもしなかったということを言える雰囲気じゃないみたい。
「未花ちゃん、お待たせー」
椎名君たち数人の男子とワイワイ騒いでいたヒロくんが、リュックを背負いながらやって来た。最初の頃はヒロくんが私に気を遣ってくれて、すぐに帰ろうと誘いに来たのだけど、最近ではお互い余裕が出来てきたのか少しのんびりと放課後の時間を過ごすようになっている。
私がのんびりと雅乃と話をしている雰囲気を見て、ヒロくんは顎に手をやり小首を傾げた。
「……もしよかったら、久しぶりに長束さんも、一緒に帰る?」
椎名君と雅乃に説教されて以来、初めてのヒロくんのお誘いだ。
「うん、いいね、いいね! 一緒に帰ろうよ!」
燥ぐ私と穏やかにその返事を待つヒロくんの様子を見ながら、雅乃は一瞬きょとんとしていたけれど、すぐに嬉しそうに笑みを浮かべた。
「うん……、そうだね。お邪魔でなければ」
「え、本当? 邪魔じゃない、邪魔じゃないよ!」
ヤッター、久しぶりに雅乃と一緒に帰れる! そう思うと嬉しくて、自然と声が弾みその場でぴょんぴょんと跳びはねた。
「未花ちゃーん」
燥ぎすぎる私を横目に、恨めしそうなヒロくんの声。雅乃がぷっと吹き出した。
「焼き餅焼きっぷりは変わらないね」
「いや、だってさ」
「あー、もう。ほらほら。雅乃の揶揄いに、いちいち反応しないで。帰ろ!」
今度はピョンと、ヒロくんの腕に飛びついて、帰ろうと促した。顔をこちらに向けたヒロくんが、目尻を下げて頷いた。雅乃は可笑しそうに笑ってる。
最近の、私のヒロくんに対するスキンシップは確実に増えている。だけど他の男子に対しての私の男嫌いっぷりが解消しているわけではないから、なんとも不思議な現象なんだけど。
久しぶりに駅への道のりを、三人で談笑しながら歩いた。
「ところで秋永君、秋永君は未花に家に来てほしいとか思わない?」
「え?」
さっきの会話の続き? え~、ちょっと待ってよ雅乃!
私はつい焦って、雅乃とヒロくんを交互に見た。
アレ? 心なしかヒロくんも、なんだか焦ってる?
「う、家に? あ、いや。わざわざ悪いから、別にいいよ!」
「ええっ! 悪いって、何? 好きな子となら二人っきりになりたいから、親のいない時とか見計らって、連れ込みたいとか思うもんじゃないの?」
「ちょっと雅乃、その言い方……! でもヒロくん、私のことお家に連れて行きたくないって、そんな感じ?」
「ち、違うよ。そんなわけない」
違うと言いながらも、ヒロくんの動揺っぷりは半端ない。確実に何かを隠しているようなその表情に、私も雅乃も探るようにヒロくんを見た。
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