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第一章
須和君の素顔
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ど、どうしよう。
めっちゃ好み。
余りにもドストライク過ぎて、うずうずしてきた!
「須和くーん!!」
誰も知らない須和君の素顔を見られた嬉しさに、ついつい大声で名前を呼んで駆け寄った。名前を呼ばれてビクッとした須和君は、あろうことか目をバシッと閉じて振り返る。
「誰だ?」
「え~?」
せっかくの綺麗な瞳を閉じる須和君が信じられない。
もったいない!
「やだやだ。なんで目、閉じてるの? 開けて開けてー」
目を開けただけであんなに雰囲気が変わってカッコいいのに、なんでまたわざわざ目を閉じるのかが分かんない!
これはもう、興味本位なんかじゃない。好意だ。
それなのに、何故だか須和君は目を閉じたままオロオロしていた。
開けて開けてと煩く私が騒いだせいで、店内がザワザワと騒がしくなる。
「なになに?」
「あの男の子が目を閉じてるとか、そんなこと言ってる」
「目? 閉じてるって何?」
あちらこちらから聞こえてくる声に居た堪れなくなったのか、須和君が私の腕を引っ張った。
「ちょっと来い!」
「え?」
驚く私に構わずに、須和君はそのまま私の腕を引いたまま書店から私を連れだした。
そして公園に辿り着いた。
強い光でグイグイと引っ張られて走らされた私は、ハアハアと荒い息が治まらない。須和君も全力疾走していたのか、肩で息をしながら汗を拭っていた。
「もーっ。須和君ったら走るの早いんだからー」
文句を言いながら須和君を見るけど、須和君はこちらを見る気配も無い。後ろを向いたままだ。
まあ、須和君が無口なのは織り込み済みなので、私も構わず疑問を口にした。
「ねえ。……どうして目、閉じてんの? ちっとも細くないじゃない」
後ろを向いたまま汗を拭っているその肩が、ピクッと揺れる。
あ!
何か、話してくれる?
「関係ねーだろ、お前には」
なんですってー!?
一瞬でも期待した、私のワクワク感を返せー!
「関係ないなんて冷たいよ! クラスメイトでしょ、友達でしょ!?」
いつ友達になったか私にも分からないけど!
帰ろうと足を踏み出した須和君の行く手を遮って、須和君の周りをウロウロと纏わりつく。
目を閉じたまま眉間にしわを寄せていた須和君の表情がだんだん険しくなってきた。
うん……。なぜか目を閉じててもイラついている表情が分かるという凄さなのよね。きっと、そうとう怒ってるんだろうな。テヘッ
めっちゃ好み。
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「誰だ?」
「え~?」
せっかくの綺麗な瞳を閉じる須和君が信じられない。
もったいない!
「やだやだ。なんで目、閉じてるの? 開けて開けてー」
目を開けただけであんなに雰囲気が変わってカッコいいのに、なんでまたわざわざ目を閉じるのかが分かんない!
これはもう、興味本位なんかじゃない。好意だ。
それなのに、何故だか須和君は目を閉じたままオロオロしていた。
開けて開けてと煩く私が騒いだせいで、店内がザワザワと騒がしくなる。
「なになに?」
「あの男の子が目を閉じてるとか、そんなこと言ってる」
「目? 閉じてるって何?」
あちらこちらから聞こえてくる声に居た堪れなくなったのか、須和君が私の腕を引っ張った。
「ちょっと来い!」
「え?」
驚く私に構わずに、須和君はそのまま私の腕を引いたまま書店から私を連れだした。
そして公園に辿り着いた。
強い光でグイグイと引っ張られて走らされた私は、ハアハアと荒い息が治まらない。須和君も全力疾走していたのか、肩で息をしながら汗を拭っていた。
「もーっ。須和君ったら走るの早いんだからー」
文句を言いながら須和君を見るけど、須和君はこちらを見る気配も無い。後ろを向いたままだ。
まあ、須和君が無口なのは織り込み済みなので、私も構わず疑問を口にした。
「ねえ。……どうして目、閉じてんの? ちっとも細くないじゃない」
後ろを向いたまま汗を拭っているその肩が、ピクッと揺れる。
あ!
何か、話してくれる?
「関係ねーだろ、お前には」
なんですってー!?
一瞬でも期待した、私のワクワク感を返せー!
「関係ないなんて冷たいよ! クラスメイトでしょ、友達でしょ!?」
いつ友達になったか私にも分からないけど!
帰ろうと足を踏み出した須和君の行く手を遮って、須和君の周りをウロウロと纏わりつく。
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