24 / 62
学園編
──その日、運命と出会う
しおりを挟む
ついに、この日がやってきた。
感動で身体が震える。武者震いってやつかな。
「ああ、本当に……」
────ゲームの中の学園、そのものだ!!
視界に映る、まるで宮殿のような建物を見上げながら思った。
私も今では15歳。そう! ゲームの舞台である王立学園の前に、私は今まさに立っている!!
これより始まるのである。
主人公アイラ・ローズマリーを中心とした、楽しさあり! 大変さあり! そして、恋あり!! な、ロマンチック学園生活が!!
「やっ……たぁぁあ~~~~!!」
思わず学園の入口付近でぴょんぴょん飛び跳ねてしまった。ハッ! と気付くがもう遅い。道行く生徒達がちらちらとこちらを見ている。
(やっべ……)
入学初日から不審者扱いはゴメンだ。
私はテンションを無理矢理下げ(イメージとしては手で無理矢理ギリギリさせながら下げてる)入学式へと向かうのであった。
*
入学式? んなもんすっ飛ばしたよ、スキップボタン連打じゃ!!
必死こいてアイラちゃん探したけど見つからんかったし!! そりゃこんな大勢居て、しかも特待生枠の中に座ってりゃ見つけられんわな!!
ちなみに、在校生代表のスピーチをヴィクトールがやっていた。そして新入生代表はユーリ。
……歓声がすごかったね。うん。
「やっぱ二人とも人気なんだな」と再確認した。攻略対象なんだから当然のことだけど。
切実に思う。
ユーリの婚約者早くやめさせてください。
(あんな歓声上がる男の婚約者やってる身にもなれや……)
ひそひそと「あの美しい方はどこの御方?」「婚約者は?」なんて話が聞こえてきて、心臓が縮み上がるかと思った。お願いだから何も気付かないでください。
んで、今は入学式が終わって教室に居ます。
ぞくぞくと生徒達が入ってきて、これみんな貴族の男女なんだなーと他人事のように思った。いや、お前も貴族なんだよ。
これから私、この中に馴染めるんだろうか……とちょっと不安になる。
だが今はそんなことどうでもいい。
私はここ最近で一番の、緊張と昂ぶりを、見せていた。
ゲームのプロローグは王立学園の門をくぐり、入学式へ向かい、そしてこの教室の窓際の席につく所から始まる。
現在私の座っているのは一番後ろ。ついでに窓から一席分、離れた位置。
そして何よりも。お助けキャラと主人公は、隣同士の席がセオリー……!!
つまり────アイラちゃんは、今私が座っている隣の席に来るのである!!
ちなみにまだ誰も座ってはない。だからこそ、私はチラチラチラチラ横の席を見ながら必死に興奮を抑えていた。
いつ。いつ来るんだ私の推しは。ゲーム内ではアイラが着席した時にはもう既にウィルヘルミナが隣に座っていたから、いつ頃来るかわかんないんだよ!!
(ヤバい興奮が抑えきれん誰か止めて)
ガタガタと貧乏揺すりで机を揺らしそうなほど荒ぶりあそばされている。わたくしのハート。
だって、だって、記憶を取り戻した時から約4年だよ?! 4年待っとったんやぞこちとら!! こうなってもしょうがないでしょ!!
まだか。まだか。そんなことをもう何百回考えただろうか。
────運命の時は、来た。
「!!」
カタン、と、隣の席から音がする。
誰か、座った。
心臓がこれでもかってくらいドクンドクン鳴り響いて、苦しいくらいだ。見たいのに、でも不思議と怖くて中々そっちを向くことができない。
ここが、最重要時だ。
震える身体を抑え、意を決して顔を上げる。
そこに、────“彼女”が、居た。
「…………オ゛ァッ、…………!!」
変な声しか出ない。たすけて。
(…………お、おッ、)
推しが目の前におるぅぅぅぅ!!
今まで見た人間の中で一番、一ッ番彼女は輝いていた。
ピンクブロンドのふわふわとした髪、丸い子猫みたいなピンクの瞳。全てが完成されたパーツ。
か わ い い 。
ま さ に 女 神 降 臨 。
「……あ、あの……」
「ひはィっ?!」
えっ、私に話し掛けた? マジで?
え……、……無料??
これ無料サービスなの?? 本気で言ってる??
いやそれよりも。
ひはィって何だ、ひはィって。
(アカン!! このままだと推しに気持ち悪い不審者だと思われる!!)
私はアイラちゃんの親友ポジなんだ。そうなるんだ。だったらこんな所で人語が話せない悲しきモンスターになってる場合じゃないんだよ。
「は、はじめまして」
声が可憐すぎる。乙女ゲームの主人公だからCVついてなかったけど、こんな声だったのか。まるで可愛らしい小鳥さんの囀りのようでなくて? オホホホ。
情緒ガッタガタになってきたなそろそろ。
「は、はじッ、めまし、テ、!!」
(オイコラちゃんと喋れ私!!)
ゲーム内じゃまぁまぁ喋れてただろ。あの流暢さはどこに行った。まさか本編のウィルヘルミナよりまともに話せないとは思わんかったわ。
だが、さすが天使アイラエル。にっこりと微笑んで手を差し出してくる。
「わ、私、特待生枠で入ってきた、アイラ・ローズマリーといいます。これから、どうぞよろしくお願いします」
あっ…………。
すごーーーーい……笑顔が……眩しいなぁ…………。
浄化されとる場合か。
大天使が自己紹介してくれてるんだぞ!! 土下座しながら泣いてありがとうございますと感謝を述べろ!!いやそれもダメだけど。
「わ、私は、ハーカー伯爵家の娘、ウィルヘルミナ・ハーカーと申します。こちらこそ、よろしくお願いしますっ」
その手をぎゅっと握り、努めて冷静に言葉を発した。
ていうか、推しの、推しの手を、握っている。握っちまった。アイドルの世界なら握手会行くのに一体何万円分のCDを購入しなくてはならないんだろう。
えっ。
もっかい聞きますけど、これが無料なんですか?!
しかし、頭の中がパラダイスでウッホッホ状態の私にも、彼女が今とても緊張していることが、全身から伝わってきた。
一生懸命微笑んでるけど、ちょっと握ってる手が震えてる。
(……そっか、アイラちゃんは平民だから、貴族なんてのとは全然、話したことも知り合ったこともないよね……)
しかも、特待生枠を勝ち取った平民はそもそもの数が少なく、その上色んなクラスに配置されている。特待生だけで固めちゃうとそこで集まって他の生徒達と馴染めないからとか言われてるけど。
生憎、このクラスの特待生はアイラちゃんただ一人。
なら、こんなほぼ貴族だらけの教室の中で、怖くないわけがない。
(……私が、安心させてあげなきゃ)
だって私は、この子の親友になるのだもの!!
握手をしているアイラちゃんの両手をぎゅっと握ると、驚く桃色と目が合った。
アッすいません厄介ファンじゃないです、許してください。
「あの、……アイラちゃんって、呼んでもいいかな?」
「えっ、は、はいっ!」
無事名前呼びをゲット。ちなみにゲーム時でもここでアイラちゃんって呼んでたから安心して。
ただタメ語だったかどうかは覚えてないな……。気持ちが先走ってつい普通にタメ語になっちゃったけど、まぁええか!!
「多分、貴族の学校に来て分からないことや不安なことがたくさんあるだろうけど……、困ったことがあったら、何でも私に言ってね! 絶対絶対、力になるから!!」
力強く言った私に、アイラちゃんはぽかん、と暫し驚いた顔をした後。
少し泣きそうな顔で、「あ、ありがとう、ございます……」と言ってくれた。
「私、平民だから……、貴族の方が通う学校で友達なんて作れるのかなって、入学するまでとても心配だったんです。だから……嬉しいです」
「そんな! 喜んでアイラちゃんの友達第一号になるよ!」
「ありがとうございます……っ」
推しにお礼を言うのではなく、推しから直接お礼を言われるとかどんな世界だよ。ここはライブ会場でも握手会会場でもないんですが。
だがしかし。
……これは、無事に最初のミッションをクリアした、ということではないだろうか。
第一ミッション『入学式の日にアイラと友達になる』
見事クリア、おめでとうございます!! パチパチパチパチ!!
(いやー、それにしても……、推しがいる世界、サイコ~~ッッ!!)
推しと会う時、これからは「推しとファン」ではなく「友人同士」として会えるのである。し、信じられねえ。
ともかく、これからハチャメチャに楽しい学園生活が送れそうである。やったね。
感動で身体が震える。武者震いってやつかな。
「ああ、本当に……」
────ゲームの中の学園、そのものだ!!
視界に映る、まるで宮殿のような建物を見上げながら思った。
私も今では15歳。そう! ゲームの舞台である王立学園の前に、私は今まさに立っている!!
これより始まるのである。
主人公アイラ・ローズマリーを中心とした、楽しさあり! 大変さあり! そして、恋あり!! な、ロマンチック学園生活が!!
「やっ……たぁぁあ~~~~!!」
思わず学園の入口付近でぴょんぴょん飛び跳ねてしまった。ハッ! と気付くがもう遅い。道行く生徒達がちらちらとこちらを見ている。
(やっべ……)
入学初日から不審者扱いはゴメンだ。
私はテンションを無理矢理下げ(イメージとしては手で無理矢理ギリギリさせながら下げてる)入学式へと向かうのであった。
*
入学式? んなもんすっ飛ばしたよ、スキップボタン連打じゃ!!
必死こいてアイラちゃん探したけど見つからんかったし!! そりゃこんな大勢居て、しかも特待生枠の中に座ってりゃ見つけられんわな!!
ちなみに、在校生代表のスピーチをヴィクトールがやっていた。そして新入生代表はユーリ。
……歓声がすごかったね。うん。
「やっぱ二人とも人気なんだな」と再確認した。攻略対象なんだから当然のことだけど。
切実に思う。
ユーリの婚約者早くやめさせてください。
(あんな歓声上がる男の婚約者やってる身にもなれや……)
ひそひそと「あの美しい方はどこの御方?」「婚約者は?」なんて話が聞こえてきて、心臓が縮み上がるかと思った。お願いだから何も気付かないでください。
んで、今は入学式が終わって教室に居ます。
ぞくぞくと生徒達が入ってきて、これみんな貴族の男女なんだなーと他人事のように思った。いや、お前も貴族なんだよ。
これから私、この中に馴染めるんだろうか……とちょっと不安になる。
だが今はそんなことどうでもいい。
私はここ最近で一番の、緊張と昂ぶりを、見せていた。
ゲームのプロローグは王立学園の門をくぐり、入学式へ向かい、そしてこの教室の窓際の席につく所から始まる。
現在私の座っているのは一番後ろ。ついでに窓から一席分、離れた位置。
そして何よりも。お助けキャラと主人公は、隣同士の席がセオリー……!!
つまり────アイラちゃんは、今私が座っている隣の席に来るのである!!
ちなみにまだ誰も座ってはない。だからこそ、私はチラチラチラチラ横の席を見ながら必死に興奮を抑えていた。
いつ。いつ来るんだ私の推しは。ゲーム内ではアイラが着席した時にはもう既にウィルヘルミナが隣に座っていたから、いつ頃来るかわかんないんだよ!!
(ヤバい興奮が抑えきれん誰か止めて)
ガタガタと貧乏揺すりで机を揺らしそうなほど荒ぶりあそばされている。わたくしのハート。
だって、だって、記憶を取り戻した時から約4年だよ?! 4年待っとったんやぞこちとら!! こうなってもしょうがないでしょ!!
まだか。まだか。そんなことをもう何百回考えただろうか。
────運命の時は、来た。
「!!」
カタン、と、隣の席から音がする。
誰か、座った。
心臓がこれでもかってくらいドクンドクン鳴り響いて、苦しいくらいだ。見たいのに、でも不思議と怖くて中々そっちを向くことができない。
ここが、最重要時だ。
震える身体を抑え、意を決して顔を上げる。
そこに、────“彼女”が、居た。
「…………オ゛ァッ、…………!!」
変な声しか出ない。たすけて。
(…………お、おッ、)
推しが目の前におるぅぅぅぅ!!
今まで見た人間の中で一番、一ッ番彼女は輝いていた。
ピンクブロンドのふわふわとした髪、丸い子猫みたいなピンクの瞳。全てが完成されたパーツ。
か わ い い 。
ま さ に 女 神 降 臨 。
「……あ、あの……」
「ひはィっ?!」
えっ、私に話し掛けた? マジで?
え……、……無料??
これ無料サービスなの?? 本気で言ってる??
いやそれよりも。
ひはィって何だ、ひはィって。
(アカン!! このままだと推しに気持ち悪い不審者だと思われる!!)
私はアイラちゃんの親友ポジなんだ。そうなるんだ。だったらこんな所で人語が話せない悲しきモンスターになってる場合じゃないんだよ。
「は、はじめまして」
声が可憐すぎる。乙女ゲームの主人公だからCVついてなかったけど、こんな声だったのか。まるで可愛らしい小鳥さんの囀りのようでなくて? オホホホ。
情緒ガッタガタになってきたなそろそろ。
「は、はじッ、めまし、テ、!!」
(オイコラちゃんと喋れ私!!)
ゲーム内じゃまぁまぁ喋れてただろ。あの流暢さはどこに行った。まさか本編のウィルヘルミナよりまともに話せないとは思わんかったわ。
だが、さすが天使アイラエル。にっこりと微笑んで手を差し出してくる。
「わ、私、特待生枠で入ってきた、アイラ・ローズマリーといいます。これから、どうぞよろしくお願いします」
あっ…………。
すごーーーーい……笑顔が……眩しいなぁ…………。
浄化されとる場合か。
大天使が自己紹介してくれてるんだぞ!! 土下座しながら泣いてありがとうございますと感謝を述べろ!!いやそれもダメだけど。
「わ、私は、ハーカー伯爵家の娘、ウィルヘルミナ・ハーカーと申します。こちらこそ、よろしくお願いしますっ」
その手をぎゅっと握り、努めて冷静に言葉を発した。
ていうか、推しの、推しの手を、握っている。握っちまった。アイドルの世界なら握手会行くのに一体何万円分のCDを購入しなくてはならないんだろう。
えっ。
もっかい聞きますけど、これが無料なんですか?!
しかし、頭の中がパラダイスでウッホッホ状態の私にも、彼女が今とても緊張していることが、全身から伝わってきた。
一生懸命微笑んでるけど、ちょっと握ってる手が震えてる。
(……そっか、アイラちゃんは平民だから、貴族なんてのとは全然、話したことも知り合ったこともないよね……)
しかも、特待生枠を勝ち取った平民はそもそもの数が少なく、その上色んなクラスに配置されている。特待生だけで固めちゃうとそこで集まって他の生徒達と馴染めないからとか言われてるけど。
生憎、このクラスの特待生はアイラちゃんただ一人。
なら、こんなほぼ貴族だらけの教室の中で、怖くないわけがない。
(……私が、安心させてあげなきゃ)
だって私は、この子の親友になるのだもの!!
握手をしているアイラちゃんの両手をぎゅっと握ると、驚く桃色と目が合った。
アッすいません厄介ファンじゃないです、許してください。
「あの、……アイラちゃんって、呼んでもいいかな?」
「えっ、は、はいっ!」
無事名前呼びをゲット。ちなみにゲーム時でもここでアイラちゃんって呼んでたから安心して。
ただタメ語だったかどうかは覚えてないな……。気持ちが先走ってつい普通にタメ語になっちゃったけど、まぁええか!!
「多分、貴族の学校に来て分からないことや不安なことがたくさんあるだろうけど……、困ったことがあったら、何でも私に言ってね! 絶対絶対、力になるから!!」
力強く言った私に、アイラちゃんはぽかん、と暫し驚いた顔をした後。
少し泣きそうな顔で、「あ、ありがとう、ございます……」と言ってくれた。
「私、平民だから……、貴族の方が通う学校で友達なんて作れるのかなって、入学するまでとても心配だったんです。だから……嬉しいです」
「そんな! 喜んでアイラちゃんの友達第一号になるよ!」
「ありがとうございます……っ」
推しにお礼を言うのではなく、推しから直接お礼を言われるとかどんな世界だよ。ここはライブ会場でも握手会会場でもないんですが。
だがしかし。
……これは、無事に最初のミッションをクリアした、ということではないだろうか。
第一ミッション『入学式の日にアイラと友達になる』
見事クリア、おめでとうございます!! パチパチパチパチ!!
(いやー、それにしても……、推しがいる世界、サイコ~~ッッ!!)
推しと会う時、これからは「推しとファン」ではなく「友人同士」として会えるのである。し、信じられねえ。
ともかく、これからハチャメチャに楽しい学園生活が送れそうである。やったね。
117
あなたにおすすめの小説
公爵令嬢は嫁き遅れていらっしゃる
夏菜しの
恋愛
十七歳の時、生涯初めての恋をした。
燃え上がるような想いに胸を焦がされ、彼だけを見つめて、彼だけを追った。
しかし意中の相手は、別の女を選びわたしに振り向く事は無かった。
あれから六回目の夜会シーズンが始まろうとしている。
気になる男性も居ないまま、気づけば、崖っぷち。
コンコン。
今日もお父様がお見合い写真を手にやってくる。
さてと、どうしようかしら?
※姉妹作品の『攻略対象ですがルートに入ってきませんでした』の別の話になります。
転生したら、実家が養鶏場から養コカトリス場にかわり、知らない牧場経営型乙女ゲームがはじまりました
空飛ぶひよこ
恋愛
実家の養鶏場を手伝いながら育ち、後継ぎになることを夢見ていていた梨花。
結局、できちゃった婚を果たした元ヤンの兄(改心済)が後を継ぐことになり、進路に迷っていた矢先、運悪く事故死してしまう。
転生した先は、ゲームのようなファンタジーな世界。
しかし、実家は養鶏場ならぬ、養コカトリス場だった……!
「やった! 今度こそ跡継ぎ……え? 姉さんが婿を取って、跡を継ぐ?」
農家の後継不足が心配される昨今。何故私の周りばかり、後継に恵まれているのか……。
「勤労意欲溢れる素敵なお嬢さん。そんな貴女に御朗報です。新規国営牧場のオーナーになってみませんか? ーー条件は、ただ一つ。牧場でドラゴンの卵も一緒に育てることです」
ーーそして謎の牧場経営型乙女ゲームが始まった。(解せない)
せっかく転生したのにモブにすらなれない……はずが溺愛ルートなんて信じられません
嘉月
恋愛
隣国の貴族令嬢である主人公は交換留学生としてやってきた学園でイケメン達と恋に落ちていく。
人気の乙女ゲーム「秘密のエルドラド」のメイン攻略キャラは王立学園の生徒会長にして王弟、氷の殿下こと、クライブ・フォン・ガウンデール。
転生したのはそのゲームの世界なのに……私はモブですらないらしい。
せめて学園の生徒1くらいにはなりたかったけど、どうしようもないので地に足つけてしっかり生きていくつもりです。
少しだけ改題しました。ご迷惑をお掛けしますがよろしくお願いします。
「白い結婚最高!」と喜んでいたのに、花の香りを纏った美形旦那様がなぜか私を溺愛してくる【完結】
清澄 セイ
恋愛
フィリア・マグシフォンは子爵令嬢らしからぬのんびりやの自由人。自然の中でぐうたらすることと、美味しいものを食べることが大好きな恋を知らないお子様。
そんな彼女も18歳となり、強烈な母親に婚約相手を選べと毎日のようにせっつかれるが、選び方など分からない。
「どちらにしようかな、天の神様の言う通り。はい、決めた!」
こんな具合に決めた相手が、なんと偶然にもフィリアより先に結婚の申し込みをしてきたのだ。相手は王都から遠く離れた場所に膨大な領地を有する辺境伯の一人息子で、顔を合わせる前からフィリアに「これは白い結婚だ」と失礼な手紙を送りつけてくる癖者。
けれど、彼女にとってはこの上ない条件の相手だった。
「白い結婚?王都から離れた田舎?全部全部、最高だわ!」
夫となるオズベルトにはある秘密があり、それゆえ女性不信で態度も酷い。しかも彼は「結婚相手はサイコロで適当に決めただけ」と、面と向かってフィリアに言い放つが。
「まぁ、偶然!私も、そんな感じで選びました!」
彼女には、まったく通用しなかった。
「なぁ、フィリア。僕は君をもっと知りたいと……」
「好きなお肉の種類ですか?やっぱり牛でしょうか!」
「い、いや。そうではなく……」
呆気なくフィリアに初恋(?)をしてしまった拗らせ男は、鈍感な妻に不器用ながらも愛を伝えるが、彼女はそんなことは夢にも思わず。
──旦那様が真実の愛を見つけたらさくっと離婚すればいい。それまでは田舎ライフをエンジョイするのよ!
と、呑気に蟻の巣をつついて暮らしているのだった。
※他サイトにも掲載中。
悪役令嬢に成り代わったのに、すでに詰みってどういうことですか!?
ぽんぽこ狸
恋愛
仕事帰りのある日、居眠り運転をしていたトラックにはねられて死んでしまった主人公。次に目を覚ますとなにやら暗くジメジメした場所で、自分に仕えているというヴィンスという男の子と二人きり。
彼から話を聞いているうちに、なぜかその話に既視感を覚えて、確認すると昔読んだことのある児童向けの小説『ララの魔法書!』の世界だった。
その中でも悪役令嬢である、クラリスにどうやら成り代わってしまったらしい。
混乱しつつも話をきていくとすでに原作はクラリスが幽閉されることによって終結しているようで愕然としているさなか、クラリスを見限り原作の主人公であるララとくっついた王子ローレンスが、訪ねてきて━━━━?!
原作のさらに奥深くで動いていた思惑、魔法玉(まほうぎょく)の謎、そして原作の男主人公だった完璧な王子様の本性。そのどれもに翻弄されながら、なんとか生きる一手を見出す、学園ファンタジー!
ローレンスの性格が割とやばめですが、それ以外にもダークな要素強めな主人公と恋愛?をする、キャラが二人ほど、登場します。世界観が殺伐としているので重い描写も多いです。読者さまが色々な意味でドキドキしてくれるような作品を目指して頑張りますので、よろしくお願いいたします。
完結しました!最後の一章分は遂行していた分がたまっていたのと、話が込み合っているので一気に二十万文字ぐらい上げました。きちんと納得できる結末にできたと思います。ありがとうございました。
【完結】白い結婚成立まであと1カ月……なのに、急に家に帰ってきた旦那様の溺愛が止まりません!?
氷雨そら
恋愛
3年間放置された妻、カティリアは白い結婚を宣言し、この結婚を無効にしようと決意していた。
しかし白い結婚が認められる3年を目前にして戦地から帰ってきた夫は彼女を溺愛しはじめて……。
夫は妻が大好き。勘違いすれ違いからの溺愛物語。
小説家なろうにも投稿中
【完結】悪役令嬢の妹に転生しちゃったけど推しはお姉様だから全力で断罪破滅から守らせていただきます!
くま
恋愛
え?死ぬ間際に前世の記憶が戻った、マリア。
ここは前世でハマった乙女ゲームの世界だった。
マリアが一番好きなキャラクターは悪役令嬢のマリエ!
悪役令嬢マリエの妹として転生したマリアは、姉マリエを守ろうと空回り。王子や執事、騎士などはマリアにアプローチするものの、まったく鈍感でアホな主人公に周りは振り回されるばかり。
少しずつ成長をしていくなか、残念ヒロインちゃんが現る!!
ほんの少しシリアスもある!かもです。
気ままに書いてますので誤字脱字ありましたら、すいませんっ。
月に一回、二回ほどゆっくりペースで更新です(*≧∀≦*)
枯れ専モブ令嬢のはずが…どうしてこうなった!
宵森みなと
恋愛
気づけば異世界。しかもモブ美少女な伯爵令嬢に転生していたわたくし。
静かに余生——いえ、学園生活を送る予定でしたのに、魔法暴発事件で隠していた全属性持ちがバレてしまい、なぜか王子に目をつけられ、魔法師団から訓練指導、さらには騎士団長にも出会ってしまうという急展開。
……団長様方、どうしてそんなに推せるお顔をしていらっしゃるのですか?
枯れ専なわたくしの理性がもちません——と思いつつ、学園生活を謳歌しつつ魔法の訓練や騎士団での治療の手助けと
忙しい日々。残念ながらお子様には興味がありませんとヒロイン(自称)の取り巻きへの塩対応に、怒らせると意外に強烈パンチの言葉を話すモブ令嬢(自称)
これは、恋と使命のはざまで悩む“ちんまり美少女令嬢”が、騎士団と王都を巻き込みながら心を育てていく、
――枯れ専ヒロインのほんわか異世界成長ラブファンタジーです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる