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「……」
青木の言葉に息が詰まる。
女性からではなく、男性からの告白に息を飲む。
心臓が飛び出るのではないかという程に脈打ち、火照る頬をどうにもできなかった。
「あ、あのさ、青木」
「何?」
「男惚れってやつか?」
そういうと、俺の頬から手をどかし、盛大に笑った。
お腹を抱えて笑う青木に、
「青木ってそんなに笑うやつだったとは意外だよ」
「誰のせいだよ」
と、涙目で言われた。
「これだけ、真剣に告白したのに、『男惚れ』って……。わざと外しているとしか思えないんだけど」
笑いながら、俺を見た。
信じたくはないけれど、本当らしい。
俺は、頭を抱えた。
「本当か?」
「ああ」
「俺がもし『NO』と言ったら……?」
「諦めるよ」
「このままの関係でいられないのか?」
「難しいだろうね。だって、俺の気持ちを佐藤は知ったんだ。佐藤の性格上、相手の気持ちをないがしろにできないだろ? 真剣に応えようとするだろ?」
頭を抱えたまま青木の声を聞いている。
その通りだ――。
今まで通り、なんて虫のいい態度はとれない。
「だから、佐藤が『NO』というなら、このまま帰るよ」
「え!?」
がばっと顔を上げると、柔らかく見つめる青木の目と合った。
「どうやって?」
「タクシーを呼ぶさ」
どうとでもなるとでも言うように俺を見る。
その目は覚悟を決めた意志の堅い目だった。
「青木、一つ聞いていいか?」
「なんなりと」
「なんで、今日だったんだよ。今日、変だっただろ?」
「それは、賭けたんだよ」
「賭け?」
「そう、本当は、今日こんな風に打ち明ける予定なんてなかったんだ。けれど、どうにもこうにも自分の気持ちにウソをつけなくなってきてて苦しかったんだよね。だから、仕掛けてみた」
「……!?」
「佐藤が、俺を友人としてしか見ていないのは分かっていたし、今までは佐藤に合わせていた。その佐藤に俺がどれだけ意識させることができるのか――、ってね」
「で、俺は、まんまと引っかかったってわけか」
「どうだろ? 最初は、あまり手ごたえ無くって、止めようと思ったよ。このままの関係でいようと思ったんだけどさ、あの、アイスがあまりに無防備で……」
青木は、思い出したようにクスクスと笑う。
「あ、あれは、もういいだろ!!」
思い出すだけでも、顔から火が出そうになるから、もう思い出さないでほしい。
「あと、『うちに来るか』と誘われた時にはどうしようかと思ったよ」
笑いながら言う青木の目には涙がジワリとまつ毛を濡らしていた。
上気で目元が赤く染まり、憂いの瞳に濡れるまつ毛。
男だとわかっていても、あまりの色っぽさに一瞬気を取られてしまった。
これは、女どもがほっとかないはずだ……。
そんな青木から目を離し、顔を伏せた後、しばらくすると、
「佐藤、答えが聞きたい」
と言う彼の真剣な声が俺の胸を打つ。
青木の言葉に息が詰まる。
女性からではなく、男性からの告白に息を飲む。
心臓が飛び出るのではないかという程に脈打ち、火照る頬をどうにもできなかった。
「あ、あのさ、青木」
「何?」
「男惚れってやつか?」
そういうと、俺の頬から手をどかし、盛大に笑った。
お腹を抱えて笑う青木に、
「青木ってそんなに笑うやつだったとは意外だよ」
「誰のせいだよ」
と、涙目で言われた。
「これだけ、真剣に告白したのに、『男惚れ』って……。わざと外しているとしか思えないんだけど」
笑いながら、俺を見た。
信じたくはないけれど、本当らしい。
俺は、頭を抱えた。
「本当か?」
「ああ」
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「諦めるよ」
「このままの関係でいられないのか?」
「難しいだろうね。だって、俺の気持ちを佐藤は知ったんだ。佐藤の性格上、相手の気持ちをないがしろにできないだろ? 真剣に応えようとするだろ?」
頭を抱えたまま青木の声を聞いている。
その通りだ――。
今まで通り、なんて虫のいい態度はとれない。
「だから、佐藤が『NO』というなら、このまま帰るよ」
「え!?」
がばっと顔を上げると、柔らかく見つめる青木の目と合った。
「どうやって?」
「タクシーを呼ぶさ」
どうとでもなるとでも言うように俺を見る。
その目は覚悟を決めた意志の堅い目だった。
「青木、一つ聞いていいか?」
「なんなりと」
「なんで、今日だったんだよ。今日、変だっただろ?」
「それは、賭けたんだよ」
「賭け?」
「そう、本当は、今日こんな風に打ち明ける予定なんてなかったんだ。けれど、どうにもこうにも自分の気持ちにウソをつけなくなってきてて苦しかったんだよね。だから、仕掛けてみた」
「……!?」
「佐藤が、俺を友人としてしか見ていないのは分かっていたし、今までは佐藤に合わせていた。その佐藤に俺がどれだけ意識させることができるのか――、ってね」
「で、俺は、まんまと引っかかったってわけか」
「どうだろ? 最初は、あまり手ごたえ無くって、止めようと思ったよ。このままの関係でいようと思ったんだけどさ、あの、アイスがあまりに無防備で……」
青木は、思い出したようにクスクスと笑う。
「あ、あれは、もういいだろ!!」
思い出すだけでも、顔から火が出そうになるから、もう思い出さないでほしい。
「あと、『うちに来るか』と誘われた時にはどうしようかと思ったよ」
笑いながら言う青木の目には涙がジワリとまつ毛を濡らしていた。
上気で目元が赤く染まり、憂いの瞳に濡れるまつ毛。
男だとわかっていても、あまりの色っぽさに一瞬気を取られてしまった。
これは、女どもがほっとかないはずだ……。
そんな青木から目を離し、顔を伏せた後、しばらくすると、
「佐藤、答えが聞きたい」
と言う彼の真剣な声が俺の胸を打つ。
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