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「下剋上のSEX」楽器へと堕とす。
しおりを挟む東京の夜景。
ベッドの上。
微かな光に裸体が蠢く・・・・
明菜さんを組敷いていた。
・・・・いつもとは違っていた。
違った感じがしていた。
「告白」をしてからの、初めてのSEXだ。
明らかに、これまでとは違っていた。
「組敷いていた」だ。
キスを・・・舌を絡めながら腰を使う。
「ハぁ・・・ウぅ・・・ハァ・・・はぁ・・はう・・・」
明菜さんが、荒い息の中、ネットリと舌を絡め返してくる。
いつもは明菜さんに抱かれていた。
貫きながらも・・・ボクは、明菜さんに抱かれていたんだ・・・包み込まれていたんだ。
でも、
今は、
「組敷いていた」
「貫いていた」
ボクの両腕に両脚を引っかけさせ・・・・
ボクの右腕に明菜さんの左脚を・・・・左腕に右脚をフックさせ、
両脚を端なく M字 に拡げさせる。
そして、
身動きできないその中心部を貫いていた。
浅く・・・浅く・・・そして、深く・・・・股間が密着する・・・「寸前」までに深く・・・・律動を繰り出す。
明菜さんは、ボクに貫かれ、
声を上げ・・・・髪を振り乱し鳴き声を上げ続ける・・・
やがて、
規則正しい抽送を与える。
深く・・・深く・・・深く・・・
股間が密着する刹那までに深く。・・・股間が触れる・・・微かに触れるまでに深く・・・
繰り返す。
女の身体は、同じリズムで使われる方がイきやすい。・・・・高校生の頃、散々に教え込まれた。
「ヒィ・・・ふぁ・・・あ・・・あ・・・あぁ・・・あぁ・・・」
規則正しい抽送に合わせ、
鳴き声も規則正しいものへと変化していく。
本人は気づいていないだろう・・・腰を振っている。
「股間の密着」を欲している・・・最も敏感な突芯への攻撃を求め、腰を突き上げてくる・・・
すでに、
充分に、
イきたい身体が出来上がっていた。
イかせる。
クシャン!
求めていた「奥」までに腰を撃ちつける。
ネチリ・・・・ネチリ・・・ネチリ・・・
股間が密着する卑猥な音がするほどに奥へ・・・
さらに、抉るように撃ちつける・・・
密着する都度に、グリリッ・・・と、突芯をも捏ねる・・・
繰り返す・・・
待ちに待った「奥」
雌芯への打撃が与えられる。
・・・今まで、
触れるか触れぬか・・・その刹那で、彷徨わされた快感・・・もどかしい・・・直接の打撃を、
これでもかと欲した身体。
クシャン!・・・クシャン!・・・・クシャン!・・・クシャン!!・・・
今度は、愛液が飛び散るほどに打撃を与えられる。・・・さらには、雌芯を捏ね上げられる。
・・・・待ちに待った快楽・・・悦楽・・・
薄皮を剥いた、
直接の快楽を浴びせられる。
明菜さんが右手の甲で口を抑える・・・・
仰け反る・・・・
拡げた左手がシーツを掴む・・・引き寄せていく・・・・
「ぐぅぅぅぅ・・・・・」
声にならない呻き。・・・数回。
痙攣。
ストンと身体がベッドに落ちた。
止めない。
止めてはやらない。
一度の「果て」などで休ませてはやらない。
今度は、
浅瀬を貫き続ける。
浅瀬を彷徨い・・・・しばしの休息を女体に与える。
呼吸が落ち着いてくる・・・・
再度、膣奥、深くへと責めを再開する。
貌を見ながら、
リズム・・・深さ・・・・角度・・・その全てを試し、性感を探っていく。
明菜さんの、快楽に歪む苦し気な貌。
しかし、
絡めとられた両脚が自由を奪う。・・・逃げられない。拒絶はできない。
好き勝手に遊ばれる、
好き勝手に膣を抉られる、玩具へと落ちていくだけだ。
「ぐぅぅぅ・・・・・・・うゎぁ・・・・!」
二度めの痙攣。・・・・微かな絶叫。
身体から意思が抜けた。
全くの、
ボクの為すがままのオモチャに堕ちた。
女体を横にする。右向きに。
そのまま見事な肉付きの左脚を・・・左膝を乳房へと持ち上げ、そこでベッドに抑え付ける。・・・・横向きながら、最大限に股間を剥き出しとする。
・・・・そこを貫く。
抽送を浴びせながら、優しく後髪を掴む・・・微かに力を加え、貌を仰け反らせていく・・・
貫かれた股間から、口までを一直線の姿勢とさせた。
鳴き声が大きくなる・・・
「ア、ア、アぁ、アァ、アァ・・・・」
濁音ではない、ハッキリとした鳴き声となった。
そうだ。
この態勢では、声を抑えることができない。・・・・腹からの声が、そのまま口から吐き出る楽器とした。
端なく、最大限に鳴き声を上げさせられる。
・・・・股間から、口までを貫くほどに抽送を浴びせる。
一直線となった女体。
その全てを貫く意思を持って抽送を繰り返す・・・・浅く・・・浅く・・・深く・・・更に深く・・・・・・そして、浅く・・・
予測をつけさせない律動を与える。
「ふわぁ・・・・ア・・・アァア・・・・あ・・・」
もはや、
されるがままだ・・・
女体からは、完全に意思が消えた。
ただ、快楽を貪るのみの人形へと堕ちた。
抑えられた髪はそのままに、
抑えられた左脚はそのままに、
腰のみが、・・・股間のみが、抽送に合わせて迫り出されてくる・・・最も敏感な雌芯への打撃を求め、
端なく迫り出す、蠢く、振られている。
端ない。
ヤラシい。
首振り人形ならぬ、腰振り人形の出来上がりだ。
望むままに撃ちつける。
ズシャン!!・・・ズシャン!・・・グシャン!!・・・
粘ったローション・・・濁音が、糸を引くほどに撃ちつけてやる。
雌芯を撃つように、
雌芯を捏ねるように、
雌芯を嬲るように、
撃ちつける。
撃ちつける。
撃ちつける。
「イ・・・イく・・・・イくぅ・・・イっくぅ・・・・・!!」
絶叫させる。
絶叫させる。
絶叫させる。
声を上げさせ、イかせ続ける。
髪を引き、口を開かせ、
身体を一直線とし、子宮に届けとばかりに貫く。
快楽の悦び、叫び、鳴き声、その全てを口から吐き出させてやる。
鳴き狂わせてやる。
逡巡、抗いの意思を、一瞬も持たせない姿勢で貫き続ける。
子宮さえも貫き・・・口までに・・・鋼で串刺しとするほどに奥を使う。
ネチリ・・・ネチリ・・・・ネチリ・・・更なる愛液が糸を引く、飛び散る。
ギリリ・・・グリっ・・・
雌芯を捏ねられ、その都度に新たな果汁が染み出してくる・・・・シーツに染みさえが出来上がりそうだ
口が開いている・・・閉じられない・・・後ろ髪を掴まれ・・・開いたままの口から鳴き声を上げさせ続けられる・・・
ただの、享楽の鳴き声を上げる楽器として扱う。
鳴かせ続ける・・・イかせ続ける。
彷徨っている・・・・
焦点の合わなくなった瞳。
涎すら垂れ流れ出した口元。
快楽の「果て」。
その果てを果てとさせず、さらに彷徨わせる。・・・・さらなる「果て」の扉を開かせてやる。
下剋上だった。
今まで、散々にイかされ続けてきた。
いつも騎乗位となり・・・ボクの顔を覗き込みながら腰を沈めてきた。
顏を見られながらイかされ・・・
帰る時には、口中で・・・太腿を抑え付けられながらイかされた。
これまで、イかされるだけだった・・・
されるがままだった。
腰を使うことはおろか、
髪に触れてイくことも許されなかった。
ただ、快楽の凌辱を受け続けてきただけだった。
・・・・もちろん嫌じゃなかった。・・・快楽には溺れてきた。
・・・・しかし、
雄としての満足はなかった。
雄としての矜持は保たれなかった。
・・・ただ、弟として・・・愛玩物として快楽を与えられてきただけ。
犬や猫・・・ペットのように扱われてきた。
・・・・ついに、この時を迎えた。
・・・・最後だ。
もはや、己が鋼は最大限の、硬さ、熱の塊と化していた。
・・・限界だ・・・
もう、弾けるまでに余命がない。
自らが快楽を得る時、
射精する時が訪れた。
彼女を、
女を征服する時がやってきた。
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