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「2度目の交通事故」1年に3度の交通事故。
しおりを挟む「2度目の交通事故」
これは、
まぁ、
大したことはなかった。
信号待ちで停まっているところに、
強引に右折レーンに入ろうとした車が、
ボクの車のミラーに接触。
ミラーがすっ飛んでいった。
お互い、
当たったのは、
「ミラーだけ」
さらに、
ボクが乗っていたのは、TOYOTAから与えられてた代車なわけで、
ボク自身には、「実害」ってのはなかった。
・・・・まぁ、
警察呼んで、
限りある人生の「貴重な時間」ってやつを無駄にしたってのが痛かったけど。
この事故によって、
代車が、
シエンタからカローラに変わった。
「1度目の交通事故」
それで、
ボクの車は「廃車」
新しく、
車を買いなおす必要があった。
1ヶ月が経とうとしていた。
代車の期限がやってくる・・・・・
「代車」ってのは、
期限がある。・・・・そりゃそーだ。
無期限に貸してくれるわけじゃない。
だいたい、1ヵ月なんだそうだ。
まぁ、
1ヵ月あれば、
代車を借りる必要の問題も解決するもんな。
事故で修理。
まぁ、
1ヵ月あれば直ってくる。
「買い替え」
1ヵ月もあれば十分だ。
・・・・もうすぐ、代車の期限が切れる・・・・
車買わなきゃな・・・・
そう思いながらも、
なんだか、
気が乗らないってか・・・
なんか、
不思議な感じだったんだよな。・・・・靄がかかったような・・・
なんだか、
人生自体が、
「霧に包まれてたような感じ」だったよな。
まぁ、
「事故が収まらない」ってのがあった、
インキー事件。
1度目の交通事故。
何か、
車で、
何かが起こっている・・・・
そんな漠然とした不安があったんだよな。
車を買い替えて、
また、
事故が起こったらどうしよう・・・・
そんな思いがあった。
・・・・で、
シエンタの次に、代車できたのは、
「カローラフィルダー」で、
・・・・・やっぱ、
「乗用車タイプ」の車はいいよなぁ・・・・
ボクは、
どうにも、
「ミニバンタイプ」
背の高い車ってのが好きじゃないんだよな。
アクアも、
乗用車ってより、
んと「小さい」って車だったしな・・・・
今度は、
ちゃんとした、
「乗用車タイプ」の車に買い替えるか・・・
ちゃんと、荷物の積める、
ワゴンタイプの車にするかなぁ・・・・
そんなことをボンヤリ考えていた。
・・・・ここが、
兄貴のAMGを譲り受けた理由にもなっていくんだけどね。
・・・・・ところの、
「2度目の交通事故」だ。
・・・・ああ、やっぱり、次があったか・・・・
なんか、
そんな感じだったよ。
毎月毎月、
「同じ日付」だった。
インキー事件が起こったり、
交通事故が起こったり・・・・
よっぽど、
誰かに「恨まれてる」か、
なんか、
街の「怨霊」ってか、
何かに祟られちゃってんだって思ったよ。
・・・・でも、
まぁ、
「2度目の交通事故」
これによって、
「代車期限」が伸びた。
とりあえず、
次の車、
「何を買うか???」
先送りにできたんだった。
・・・・・しっかし・・・・
「不思議だ」
そう思ったことがある。
それは、
「2度の交通事故」
両方とも、
ぶつかってきたのが、
「高級外車」だったってことだ。
1度目は、
世界のチョー高級車、ロールスロイスにぶつけられた。
で、
2度目は、
ランボルギーニ・・・・それの4輪駆動車。・・・・・今流行りのタイプだよな。
で、
どちらも、
3千万円は下らないって車両だ。
・・・・ロールスなんて、たぶん、5000万円って車両なんじゃなかろーか。
これには、
ビックリしたよな。
東京に住んでいる。
「高級車」ってのには、驚きはしない。
都心に入って行けば、
「ベンツ」
「BMW」
これが、日本の標準車か・・????
そう勘違いするほどに、
外車しか走っていない。
・・・・・国産車だったら、レクサスオンリー。
・・・・・が、
それでも、
さすがに、
「ロールスロイス」
「ランボルギーニ」
そんなに見るわけじゃない。
・・・・・それにぶつけられるってなぁ・・・・
どれだけ、
「天文学的確率」なんだよって思った。
そして、
もいっこの、不思議。
それは、
何度も力説しているように、
同じ日付だったことだ。
「インキー事件」
「1度目の交通事故」
「2度目の交通事故」
1か月おきに、
同じ日付で起こった。
・・・・・これは、
あとで、
彼女が入院した日付、
亡くなった日付だったって、
謎が解けるんだけどね。
あとは・・・・
事故直後の、
加害ドライバーの、
「夢遊病」みたいな顔だな・・・・
「え??なぜ???
・・・・私がぶつけたんですか・・・????」
時間とともに、
加害者が我に返っていくってか・・・・
なんだか、
キツネにつままれたって顔だったんだよな・・・・
あれは、
んとに、
不思議な感じだったよ。
・・・・まぁ、
彼女に操られて起こした事故だってことだ。
子供のころから、
多少の、
「霊感はある」
だから、
ボクの身に、
何かが起こっている。
何かが、
得体のしれない、
何かが、自分の身に起こっている。
・・・・・・正直言えば、
「何者かがボクを殺そうとしている」
そう思ったさ。
そして、
「2度あることは3度ある」
翌月が・・・
同じ日付が恐怖だった。
ボクは、
だんだん、追い詰められていくんだった。
・・・・・だんだん、精神を病んでいくんだった。
この段階でも、
ボクは彼女の死を知らない。
まだ、
お母さんから連絡はなかった。
「カズくん・・・・カズくん・・・・カズくん・・・・」
・・・・・彼女は、
ボクの車の助手席で、
「カズくん・・・・カズくん・・・カズくん・・・・気づいて!!」
・・・・そうボクを見つめていたのかもしれないな・・・・
・・・・そして、
予想通りに、
「3度目の交通事故」
起こるんだった。
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