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道へ入り進む旅人はただ黙々と歩いてゆく。平原の雪は誰も来ていないのか足跡すら無く、四角いバターのように綺麗な面をしている。その雪の面に旅人は足跡をつけてゆくのだった。——
しばらく歩き続けていると突然その足を止め、後ろをゆっくりと振り向く。するとそこにあの魔物が静かに立っており、なんと旅人を追いかけていたのでした。
そんな旅人は冷静そうに見ると魔物に話した。
「何か御用ですか?」
「ええ、あなたについて行くのです」
「はい?」
「あなたの旅に同行する」
「どうして——ですか?」
「あなたは変わった人間、——だから気になったの」
「本当かい?」
「ええ、本当よ」
「さては私を殺す機会でも待っているのでは——」
「さぁ——、どうでしょう」
魔物は旅人の前まで近づき、さっきと同じ不気味な笑みをして彼の目をじっと見つめる。
だが旅人はむしろ何も動じずに無表情のままである。
「——そうですか、では好きにしてください」
「やっぱり変わってらっしゃるね」
「普通ですよ」
「普通じゃないわ」
「そうですか——、では止まっている暇はないので行きますね」
そう低い声で伝えると、旅人は前に戻ってそのまま雪道を歩き出すのである。
急に動き出した旅人に一瞬動揺したがすぐに切り替わり、前を歩く旅人を小走りで追いかけた。
「ち、ちょっと待ちなさいよー」
魔物は急いで旅人に追い付くと彼の右側に並行して一緒に雪道を歩くのであった。
それでも旅人は何も問題なく、雪の上を進んで旅を続けるのでした。足跡は一つのままである。
しばらく歩き続けていると突然その足を止め、後ろをゆっくりと振り向く。するとそこにあの魔物が静かに立っており、なんと旅人を追いかけていたのでした。
そんな旅人は冷静そうに見ると魔物に話した。
「何か御用ですか?」
「ええ、あなたについて行くのです」
「はい?」
「あなたの旅に同行する」
「どうして——ですか?」
「あなたは変わった人間、——だから気になったの」
「本当かい?」
「ええ、本当よ」
「さては私を殺す機会でも待っているのでは——」
「さぁ——、どうでしょう」
魔物は旅人の前まで近づき、さっきと同じ不気味な笑みをして彼の目をじっと見つめる。
だが旅人はむしろ何も動じずに無表情のままである。
「——そうですか、では好きにしてください」
「やっぱり変わってらっしゃるね」
「普通ですよ」
「普通じゃないわ」
「そうですか——、では止まっている暇はないので行きますね」
そう低い声で伝えると、旅人は前に戻ってそのまま雪道を歩き出すのである。
急に動き出した旅人に一瞬動揺したがすぐに切り替わり、前を歩く旅人を小走りで追いかけた。
「ち、ちょっと待ちなさいよー」
魔物は急いで旅人に追い付くと彼の右側に並行して一緒に雪道を歩くのであった。
それでも旅人は何も問題なく、雪の上を進んで旅を続けるのでした。足跡は一つのままである。
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