機械の森

連鎖

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オトギリソウ(迷信)

①リンゴ(選択と誘惑。恐山。)③

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 目的の物が付いているなら、何でもいいと思い始めていた麗華の前に、
 こんな朝早く駅に来るなど考えられない。
 ナンパなどする暇があるなら、勉強するか将来を考えて寝てろと、
 言いたくなるような男が声をかけてきた。

「トントン。。お姉ちゃん。今暇でしょ。。電車待ちだよねぇ。
 今から遊ばない?俺の家って、すぐそばでさぁ。どうかなぁ。」

 本人は気づいていないし、彼女も気づいていないかもしれないが、
 男が何かの雰囲気を感じたのか、
 それとも、気付くように彼女が何かをしていたのか、
 我慢しているように俯いていた麗華に、若い男が声をかけてきた。

「ふぅうん。近くって何処なのぉ?」「すぐそこ。。一分。一分ぐらい。」

(うえっ。。美人じゃないか。。俺って怒られる?怒鳴られるよなぁ?)

 最初は垂れ下がった髪で、相手の顔がよく見えなかったので、
 背は高いが、暇そうにしている胸の大きい女だと思って声をかけていた。

 しかし、こちらを見てきた女の高い鼻筋と、
 男の身体を探るように見てくる、冷たい一重の目が印象的で、
 これから、いつものようになると思い身構えていた。

「じゃあ一時間位しか無いけど、それで良かったら遊んでもいいよ。」
「じゃあ、こっち。こっちに来て!家はアッチだから。。こっちへ。」

(くるって。。おいおい、部屋に来るってよ。本当に?ほんとぅにかぁ。)

 いつもなら、こんなに朝早く駅に来ることはなかったし、
 あの痴女も電車で帰るはずだと、半分意地になって、
 昨日から、この始発まで使って探していた。

 いくら探しても彼女を見かけなかったので、
 多少無理めな女に声をかけてみると、相手からの返事は、
「時間は無いが遊ぼう」という予想外の返事だった。

 もちろん、彼女の見た目は出勤前の会社員にしか見えないし、
 朝一番の特急電車で会社に出勤するか、家に帰るのはわかっているが、
 電車の時間にしては早すぎるので、気になって声をかけていた。

 最初はその事を変に思っていたが、よく考えなくても、
 彼女が早く出てきた理由など、接待や気に入らない上司との温泉旅行で、
 色々とストレスが溜まって、早く帰りたいのだろうと思ったし、

 そんな気持ちを抱えている彼女が、
 それを発散する対象として、自分を選んでくれたらしく、
 何を望んでいるのか、自分が思った通りになるのかわからなくて、
 色々な意見を調べたり、直接友達に聞いたりもしていた。

「ガラガラ。あっち。ガラガラ。ウフフフ。」

(ウフフ。。本当にダメな子ねぇ。アハハ。これじゃモテないよねぇえ。)

 麗華も、さっきは途中でお預けをくらったし、
 今から一時間以上待たないと、彼に近づけないのなら、
 目的の物さえ付いて、立つのであれば何も問題が無いと、
 股間を膨らませるだけで、
 荷物を運んであげたり、話題を出して少しでも楽しませたり、
 相手の仕草や視線にさえ気づいていない、ダメな男について行った。

 もちろん、気遣いなど出来ない、
 美人が家に来ると思っただけで、色々とテンパっている男は、
 家に向かって真っ直ぐ歩きながら、眠そうな仲間達に聞いていた。

 [ねみいい。][アハハハ。嘘だね。][休みで寝てるんだよ!]
 [いるわけないよ。][やったらーら?][やーれ。やっちゃえばァ。]

 聞かれた仲間も、共有してきた美女が、こんな男の家に行くわけないし、
 怒られたという事なら、慰めてやってもよかったが、
 これから遊ぶなどという戯言を、眠い頭で聞いてやる事は無かった。

 。

 不動産屋から説明された駅から一分など気のせいだと思いつつ、
 二人は約十分ほど歩いて、彼の言っていた自宅に着いていた。

 そのアパートは、築20年以上は経っていそうだが、
 学生が一人暮らしするには十分な広さで、駐車場も付いていた。

「へぇぇぇ。綺麗ねぇ。掃除でもしてるの?」「いつもこんな感じ。」

 確実に彼女は嫌味で言っているのだが、缶は潰れて転がっているし、
 ゴミだってコンビニの袋に適当に入れて、部屋の隅に置いてあるような、
 とても普通で、一人暮らしをしているなら当たり前な光景を見ていた。

 この部屋の中で目立つのは、
 寝床と言えばいいのか、ベットとでも言っていいのか、
 二人で乗ったら壊れそうな、パイプベッドの上に布団が乗っていた事と、

 部屋にテレビもあるし、デカいクッションに小さなテーブルがあるし、
 もちろん屋根もあるし、お風呂もあるし、トイレだってあるので、
 部屋が掃除されていないことなど、麗華には気にすることではなかった。

「何をして遊ぶのぉおお?もう、あんまり時間も無いよね。」
「大丈夫だよ。帰りは車で送ってあげるからさ。」「ふううぅうぅん。」

(まぁぁあだ。襲わないのぉ。どうして来ないのぉ。自分の家だよねぇ。)

 一人暮らしの家に、彼女が自分から遊びに行くと言ったんだし、
 麗華を楽しませようともせずに、
 彼はお互いの挨拶をした後は、一生懸命スマホを見て何かをしていた。

 そんなことをしていたのだから、
 家に入ったら、連絡をとっていた友達が飛び出してきて、
 そのまま嫌がる彼女を、無理矢理組み伏せて犯すと思っていたが、
 彼以外には誰もいないし、自分から何もしてこないので呆れていた。

「がちゃっ。。。ビールでも飲むかい?」

(そ。。そうあ。の。飲み物。あと。軽食。わ。。わだい。てってれび。)

 友達からは、嘘と言われて誰も相手をしてくれないし、
 壁の薄い自分の家で女の悲鳴など聞かれてしまったら、
 大学などすぐに退学になり、
 その先のことまで考えてしまう内容ばかりが、スマホに出てきた。

「ぎぃいいい。スルスル。プチプチ。ふうう。。。」「レイカさん?」

「ぎゅう。。ぶるぅん。はァ。。。ふう。ぶるんぶるぅうん。ふぅ。
 苦しかったあぁあああァ。きみも早く脱ぎなよ。
 脱いだら、早くおいでよ。ギッ。ココ。早くね。ギッギッギ。ここよ。」

(大きさは許せる範囲だし、回復はすごそうだから。まあ、いいかなァ。
 あァ。アハハは。あれぇぇぇ。いやぁ。。。あっ。そうなの。ウフフ。)

 男など、ち○ぽが付いていればいいだけだし、
 顔や体型などは二の次で、回数をこなせる持続力があれば十分で、
 そんな麗華も、彼の態度に感じていた違和感に気付くと、
 久しぶりのレアな獲物だとわかって、とても嬉しそうに笑っていた。

「そ。。そういう。。」
「だから、早く脱いで!遊ぶんでしょ!いいから、早く犯しなさい!!」

(そうよねぇ。あはは。そうだっけぇ。いやぁああ。これも試験なの?)

 男の一人暮らしの部屋に、
 女が一人だけで行き、ベットに上半身裸で座っているのだから、
 何をされたって合意だとわかるはずだが、
 何故か彼が襲って来ないので、何かの試験のようにも感じて、
 普通の女の子なら、言わないような事を口に出していた。

 もちろん、築浅の建物でも無い、マンションでも無い、一軒家でも無い、
 壁など無いほどに薄い1Kアパートで、
 一般人なら、やっと起きてくる早朝に、
 若い女から男に向かって、自分を襲えという声が響いていた。

「ギィイ。スルスル。。ギッギィ。ふぅう。。ここは残してあげるから、
 コレは貴方がねっ。これは貴方が脱がすのよ!」
「。。。」
「次はぁ。。じゃあ、キミは全部脱いで、そこに仰向けで寝なさい!」

 ベットの上に座っている麗華は、上半身は乳房が丸見えで、
 下半身はスラックスだけというエロい格好から、
 いつまでも見ているだけで、何もしてこない彼が動きやすいように、
 下も脱いで、最後にショーツだけ残して襲うように誘っていた。

 それでも動こうとしないので、
 一方的に自分が楽しむ方向に気持ちを切り替えて、
 ベットの上に全裸になって寝ていろと、彼に命令していた。

「は。。恥ずかしい。」

(すげぇ。。痴女かよ。そうか、この女。。よく見たら。昨日の。)

 不満そうに怒り出した彼女の顔ではなく、
 別の場所を見た彼が、昨日のことを思い出したらしく、
 この女が昨日から探している変態露出痴女だとわかると、
 経験豊富な彼女の相手が、童貞の自分だと思い恥ずかしくなっていた。

「ウルサイ!時間が無いのよ!脱げ!寝ろ!!さっさと脱げぇええ。」
「すっす。。みません。スルスル。。は。。ハイ。ポイ。。。。ギッ。」

(痴女との卒業。。いいよなァ。あいつらぁあ。絶対に自慢してやるぅう。
 美人相手の卒業だぞぉお。羨ましいかぁ。あはは。本当だからなァ。)

 初めて同士の甘い妄想など考えてもいないし、
 大胆な女でも、忘れられないブスを相手にするのも勘弁して欲しい、
 美人で、しかも経験豊富な痴女が相手の卒業など最高の気分だった。

「みんなと同じように、一生忘れられない卒業をさせてあげるから。
 私が全部してあげるからぁ。いいのよ。キミは何もしなくていいのぉお。
 ウフフ。最高に感じさせてあげる。な~んにもしないでいいわアァぁ。」
「ギッ。。。アノ。。ここも?」
「いいから、さっさとソレも脱いで全てを私に見せてちょうだい。
 ち○ぽは立てなくても、私が全部してあげるから大丈夫よ。
 それとも、魔法使いにでもなりたいのかなぁあ?
 それなら、これで帰ってもいいけど。ぶるん。どうするの?うふふ。」
「スルスル。。ぎっ。。ぎぃいいい。。。お。。おねがいします。」

(やべえええぇ。。最高だよ。。美人で、年上のお姉さんが相手だぞぉ。
 しかも経験豊富な淫乱痴女のお姉さんなんて、最高ダヨぉお。
 今まで待ってよかったぁああ。良かったぁああ。神様。ありがとう。)

 最後の一枚を脱ぐ時に、こういう女もいるんだと戸惑っているが、
 ほんの少しの戸惑いと、大多数の喜びと興味が男の心を満たしていた。

「ギっ。。君は目を開いちゃダメだよ。。わかったァアア?
 もしキミが目を開いたら、大声を出して逃げ出すからね。イイ?
 目はとじてええぇ。絶対に開けないでね。終わるまで見たらダメよ。」

「ぎゅ。お。。おねがいします。」

(どうして?他に。。鍵はかけた。実は?アハハハ。考えすぎだよな。)

 彼女から見るなと言われて思う事は、
 不細工だったり、見せたくない物でもある事だが、
 ショーツしか履いていない身体を見た時に、少しも気にならなかったし、
 逆に全裸で歩いている彼女を妄想する位に、全てが完璧な裸体だった。

 ネットで生まれる両性具有や、持っている男とも考えてしまったが、
 それこそ、あのショーツの中に有るとは思えなくて心で笑っていた。

「ペチャ。。。出したい時にだし。。」
「うっ。。ビク。。トロ。」
「ズズゥウ。。うっぐ。。。うぅウン。。とっても濃いのねぇ。初めて?」

「ち。。うぅぅぅ。」「ご褒美がほしいいの?ペロ。それともおおぉ?」
「は。。ハイ。」「じゃあ、ぺろぺろ。。目はあけちゃダメよォ。チュ。」

(我慢。。ガマンしろおぉ。。ハアハア。。びく。。上手い。。また。)

 確かにフェラぐらいの経験はあるし、女を触ったことだってあるが、
 真っ昼間でもないし、こんなに高そうな女でも無かったし、
 相手をしていた女など、出させるのを目的としているので、
 射精をしたら全てが終わり、余韻もなく店から退店していた。

 もちろん今は全く違って、目をつぶっているから鋭敏になっているのか、
 暖かい舌先が軽く押し付けられただけなのに、
 我慢出来なくなってきた肉棒の先端から、
 途中まで押し出されていた透明な精子が漏れていた。

 その漏れ出た精子の匂いに、このショーツ姿の淫乱痴女が気付くと、
 少し柔らかくなった肉棒の先端に、優しく口づけをして、
 その後は、唇をゆっくり広げながら全てを飲み込み始めていた。

 男も、彼女の口に全てが入ったと気づいた時には、
 美味しい蜜を舐め回すメス犬のように、舌が肉棒に這い回り、
 その感触と一緒に、優しく全てを吸い取っているのも気付いていた。

「ぐにゅ。。ウフフ。。正直なこにわああァ。グニュングニュ。。どぉ?」
「は。。はい。。う。。うっ。。」

「だからあぁァ。ガマンはダメよ!さあ、出してぇぇ。いいの。
 全部だしてぇ。どんどん出していいの。我慢なんかしちゃったらダメぇ。

 だって初めてなんだから、何も恥ずかしくなんか無いのよ。
 みんな、そうなのよ。みぃいんな、同じよ。みんな出しちゃうの。

 私は、ちゃんと全て愛してあげる。何回だって全部受け入れてあげるぅ。
 だから好きなだけ出していいのよ。もっと出して、もっとおおぉお。

 我慢しないで。ぐにゅんぐにゅん。ウフフ。だしてぇ。ぐにゅん。」

「ハッハッハぁぁぁぁ。で。。でる。うぅうう。はハッがぁああ。」

「ぐにゅん。。ずずず。じゅるるっっ。。どお?柔らかい?ずずずぅう。

 私の胸をもっと犯して、もっと汚してもいいのよ。今なら貴方だけの物。
 ぺろぺろ。。さあ、顔だって。。。ね。ウフフ。

 いいのよ。ずずぅう。ぐにゅん。。ジュるぅううう。べろべろ。」

「うぅぅぅ。。びびゅぅぅぅぅ。。。ハアハア。びゆう。うううぅう。」

「うっぐ。うぐうぐ。。じゅうううう。我慢しないで。全部出しなさい。
 ジュるぅうううう。。ウフフフ。。もっとちょうだい。もっとよ。」

「びく。うぅぅぅ。びゆう。。ハアハア。。うぅぅぅん。。びゅぅぅぅ。」

(真っ白になる。ハアハア。こんなに止まらない。はあはあ。最高だァ。
 次は本番だよな。これ以上。もっと気持ちいいのかぁ。ハアハア。)

 胸で奉仕する女も店にいたが、その行為が気持ちいいというより、
 彼女が早く行為を終わらせたいと、
 多少大きな胸を押し付けて、射精を誘っている嫌そうな顔と、
 感じていない気持ちが漏れ出ている、作業的な動きが気になっていた。

 だけど今は、目をつぶっているので見えてはいないが、
 柔らかいマシュマロのような、温かい塊が全体を包み込んで、
 それが優しく上下に肉棒を擦っていた。

 その感触を上手く言えないのだが、包まれて気持ちいいというより、
 今まで感じたことの無い、少し不思議な感じがしていたが、
 その行為をしている彼女を、見たいと思う気持ちが膨らんでいた。

 もちろん、彼女に早漏だと軽蔑されないように必死に我慢していたが、
 彼女は我慢などせずに、好きに全てを出せと言ってくるし、

 柔らかい胸の感触と同時に、温かい口の中に先端が包まれてしまい、
 舌でチロチロと射精をしろとまで誘われてしまったら、
 経験が少ない男が、我慢など出来るはずもなく、

 腰の奥から全てを吐き出しているような満足感と、
 口を離した時に射精すると。。。という、
 美しい彼女を汚すという、加虐的な快感が身体中に駆け巡っていた。

「じゅるうう。フゥう。。ぺちゃぺちゃ。ペロン。ウフフ。美味しいよぉ。

 こんな濃いのを。。。。ウフフ。。わたしいぃ。。。ズズズ。
 ハアハア。。ズリズリ。ズズズゥ。うぅウン。ズリズリ。欲しいぃい。

 はっあ。。あっはぁあん。。ズリズリ。。ふうふう。うぅうん。」

(何度も飲んじゃうと。ハアハア。レイカ様ぁ。もう我慢出来ないぃ。
 ダメよォ。はなぁあ。うぅウン。ダメよぉお。まちなさいぃ。うぅぅ。)

 顔全体にかけられた濃く粘つく新鮮な体液の臭いと、
 子宮から降りてくる、あの男が吐き出したザーメンを感じながら、
 上下同時に汚されている倒錯的な快感に花子は酔っていた。


 ①リンゴ(選択と誘惑。恐山。)③
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