【BL】儚く散るものは美しい。散らないぼくの方が、

あっ ふーこ賦夘

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前編

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 お騒がせしてるミスズです。

 天慶はいつも乱暴で。
 ぼくら月詠神の代行者の中でも、器の・・・。
 肉体の交換には問題があると思ってます。

 あんな花も実もないやり方はぼくの美学に反する。

 ぼくのやり方は同じ携帯の機種変でも、ちゃんと相手と契約をしてスマートに乗換え完了。

 今ぼくの使っているこのカラダはぼくの元恋人のもの。

 万丈ーバンジョーーとゆう名のこの元恋人は、ある日突然ぼくの前から姿を消した。

 多少ショックはあったけれど恋人がぼくの前から居なくなるのは初めてのことではなかったし、長い時を生きていてお別れしないですんでいるのは、天慶、武尊、それに巴姫くらいなもの。
 ただ、どうしてぼくの愛した恋人たちは、ぼくの前から姿を消すのか…。
 それが不思議でならなかった。

 そうぼくは、天慶と違って乱暴なことをしたり、不当な扱いをしたり、鬼畜、な真似をしたり…そんなことをした覚えはない。
 常に優しく、暖かく、立ち振る舞いも優雅に、変わらず愛し続けるとゆうのに…。

 でもそれから何年もたった万丈に再び巡り会った時、そのナゾが解決した。


 奥州の秋は早い…。
 秋の日は釣瓶落とし。

 紅葉の朱に誘われて湿原をさまよっているうちに陽は落ちて夕闇に包まれその上霧も立ち込めてきた。

 風雅を愛するぼくは時々こんな失敗をする。
 こんな時は決まって愛笛 星麗奈せれなを吹くことにしている。
 笛を吹いていると心穏やかになり、不思議と道が開けるのだ。
 星麗奈の音色に魅力され様々な動物や異形のものが訪れることもある。
 だがその時、星麗奈の音に導かれ現れたのはかつて愛し愛されたはずの忘れもしない万丈、その人だった。
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