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第27話 コラボのあとで:怜視点
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私はヘッドセットをはずして背もたれに体をあずけた。
「ふー……」
天井に視線を移して、ここが現実の自分の部屋だと認識する。
深呼吸をするように長く息を吐き出して、つい放り出してしまった冷静さを引っ張り出す。
「ふー。ふ、ふふ。うふふふふふふ」
ダメだった。
変な笑い方になってしまうくらい笑いをこらえられない。
「し、仕方ないわよ。でもいいの。これでいいの。とてもよかった。ふふ。サイコー。サイコーよ。キララたん。今日もサイコーに可愛かったわ。ああ。大好き! キララたん大好き!」
思わず体をよじりながら、私は近くにある自作のキララたんぬいぐるみを膝の上に置いてぎゅっと抱きしめる。
今日の配信は本当によかった。
私の提案を受け入れてくれたキララたんの中身である影斗。彼にコラボに対しての理解があって本当によかった思う。
今回の提案は影斗の理解なくして実現しなかった。
「そうよ。脅しだけじゃダメなのよ」
正直、影斗がキララたんかもしれないと思った時は正気を失うかと思った。
実際、中身を知ってしまった。けれど、私にとってそんなこと関係なかった。まったく関係なかった。
キララたんの中身が影斗と知ってもキララたんはキララたんだった。
「んー!」
足をバタバタさせて、ぬいぐるみをぎゅっと抱く。
思わず力がこもる。
でも、これも仕方ない。そう、仕方ないことなの。
コラボ放送、本当によかった。これで、他の人によりキララたんを知ってもらえた。
なにより、
「キララたんが、キララたんが私のチャンネルに。ふふ、ふふふふふふ」
そう。私は庄司怜は河原アイリーンでもある。
つまり、庄司怜は世を忍ぶ仮の姿、本来のワタシは河原アイリーンなのよ。ってこと。
そして、キララたんが私が運営する河原アイリーンのチャンネルに出てくれたのだ。
「コラボありがとうございました。楽しかったです。またコラボしてください。だって。ふふ!」
影斗は私が河原アイリーンだったとは気づいていないみたいだ。バレなくてよかった。
ひとまず、これでキララたんの初めては私のもの。
今では個人勢の中ならトップレベルのキララたんからの申し出を断るなんて、それこそ最大手くらいのことだろう。
キララたんはまだ自分の魅力に気づいていない。コラボ相手の登録者が少ないのではキララたんへのメリットが少ない。
影斗は多分、そこまでガツガツしてない。
「でも、いざという時のために登録者をチマチマと伸ばしておいて正解だったわ。真似のような出来損ないだけど、キララたんの糧に少しはなれたんだもの」
人生なにが起きるかわからない。
でも、本当にこんな日が来るとは思ってもいなかった。
これが努力していればいつか夢は叶うというコトなのだ。
「わああああああ!」
ぬいぐるみと一緒にベッドに飛び込む。
私を隣では、これまた手作りした抱き枕が出迎えてくれる。
「いつまで待ってもキララたんのグッズが増えないこの世界はどうかと思うわ」
ベッドをゴロゴロと転がり、手を伸ばして指をかける。
公式で出てるのはこのストラップだけ。
これじゃまったく足りない。貢ぎ足りない。
アクキーでもペンでもクッションでも画集でも写真集でもいい! なんでもいいの! 公式のきららたんが出すやつがいいの!
ほしいの!
「今度はそこを影斗にかけあってみようかしら、でも、相手はただの高校生よ。アバターの絵も自作っぽかったし……」
絵の勉強もしているらしく、資料が部屋に置いてあった。
ストラップも外注とか企業とのコラボというより、イラストを描くことで作品を作ってくれるサイトを使ったものだ。きっと自分で描いたのだろう。
私も独学で絵も動画編集もVTuberとしての立ち回りも学んでやっているけれど、どれもキララちゃんには遠く及ばない。
いや、私がバカにしていた配信者の人たちに対してもそうだ。
始めるのが遅い分、並び立てない。
今さらながら、少しでもバカにしていた自分が恥ずかしい。
「木高影斗。さすがはキララたんを生み出した男なだけはあるわ」
グッズについては少し考えることにしよう。
今回は私の提案がうまくいったと思ってくれているようだけど、いずれ、一人でも気づけたと理解するはず。
いや、私の指摘は全てすでに気づいていたみたいだった。
「私ももっと周りを見てみようかしら」
今までは勉強漬けだった。
今も勉強はしている。成績上位を維持し続けている。
でも、勉強が役に立つことは事実だけれど、それだけでは足りない。
実際、私は影斗に追いつけない。追い越さないと、力になるなんて言えないはずなのに。
そんなことを思っていると、理由はわからないけど、悔しいと同時にやる気が出てくる。これは、キララたんのためだから? 多分、それとはなにか違う。
「これがライバルってやつなのかしら。いや、それはおこがましすぎよ」
私なんかがキララたんや影斗のライバルなんて。
参謀役だって、四苦八苦しながらなんとかこなしているのに。
なめられないよう、余裕のあるフリや脅しを使ってなんとかとりつくろっているのに。
こんな私がライバルなんて到底ありえない。
影斗はすごい。尊敬できる人だ。ってなにを考えてるの私。
「そ、そりゃ影斗はキララの中の人なんだし、尊敬できるけど」
日向さんみたく、もう少し楽しそうに生きたいわ。
「ふー……」
天井に視線を移して、ここが現実の自分の部屋だと認識する。
深呼吸をするように長く息を吐き出して、つい放り出してしまった冷静さを引っ張り出す。
「ふー。ふ、ふふ。うふふふふふふ」
ダメだった。
変な笑い方になってしまうくらい笑いをこらえられない。
「し、仕方ないわよ。でもいいの。これでいいの。とてもよかった。ふふ。サイコー。サイコーよ。キララたん。今日もサイコーに可愛かったわ。ああ。大好き! キララたん大好き!」
思わず体をよじりながら、私は近くにある自作のキララたんぬいぐるみを膝の上に置いてぎゅっと抱きしめる。
今日の配信は本当によかった。
私の提案を受け入れてくれたキララたんの中身である影斗。彼にコラボに対しての理解があって本当によかった思う。
今回の提案は影斗の理解なくして実現しなかった。
「そうよ。脅しだけじゃダメなのよ」
正直、影斗がキララたんかもしれないと思った時は正気を失うかと思った。
実際、中身を知ってしまった。けれど、私にとってそんなこと関係なかった。まったく関係なかった。
キララたんの中身が影斗と知ってもキララたんはキララたんだった。
「んー!」
足をバタバタさせて、ぬいぐるみをぎゅっと抱く。
思わず力がこもる。
でも、これも仕方ない。そう、仕方ないことなの。
コラボ放送、本当によかった。これで、他の人によりキララたんを知ってもらえた。
なにより、
「キララたんが、キララたんが私のチャンネルに。ふふ、ふふふふふふ」
そう。私は庄司怜は河原アイリーンでもある。
つまり、庄司怜は世を忍ぶ仮の姿、本来のワタシは河原アイリーンなのよ。ってこと。
そして、キララたんが私が運営する河原アイリーンのチャンネルに出てくれたのだ。
「コラボありがとうございました。楽しかったです。またコラボしてください。だって。ふふ!」
影斗は私が河原アイリーンだったとは気づいていないみたいだ。バレなくてよかった。
ひとまず、これでキララたんの初めては私のもの。
今では個人勢の中ならトップレベルのキララたんからの申し出を断るなんて、それこそ最大手くらいのことだろう。
キララたんはまだ自分の魅力に気づいていない。コラボ相手の登録者が少ないのではキララたんへのメリットが少ない。
影斗は多分、そこまでガツガツしてない。
「でも、いざという時のために登録者をチマチマと伸ばしておいて正解だったわ。真似のような出来損ないだけど、キララたんの糧に少しはなれたんだもの」
人生なにが起きるかわからない。
でも、本当にこんな日が来るとは思ってもいなかった。
これが努力していればいつか夢は叶うというコトなのだ。
「わああああああ!」
ぬいぐるみと一緒にベッドに飛び込む。
私を隣では、これまた手作りした抱き枕が出迎えてくれる。
「いつまで待ってもキララたんのグッズが増えないこの世界はどうかと思うわ」
ベッドをゴロゴロと転がり、手を伸ばして指をかける。
公式で出てるのはこのストラップだけ。
これじゃまったく足りない。貢ぎ足りない。
アクキーでもペンでもクッションでも画集でも写真集でもいい! なんでもいいの! 公式のきららたんが出すやつがいいの!
ほしいの!
「今度はそこを影斗にかけあってみようかしら、でも、相手はただの高校生よ。アバターの絵も自作っぽかったし……」
絵の勉強もしているらしく、資料が部屋に置いてあった。
ストラップも外注とか企業とのコラボというより、イラストを描くことで作品を作ってくれるサイトを使ったものだ。きっと自分で描いたのだろう。
私も独学で絵も動画編集もVTuberとしての立ち回りも学んでやっているけれど、どれもキララちゃんには遠く及ばない。
いや、私がバカにしていた配信者の人たちに対してもそうだ。
始めるのが遅い分、並び立てない。
今さらながら、少しでもバカにしていた自分が恥ずかしい。
「木高影斗。さすがはキララたんを生み出した男なだけはあるわ」
グッズについては少し考えることにしよう。
今回は私の提案がうまくいったと思ってくれているようだけど、いずれ、一人でも気づけたと理解するはず。
いや、私の指摘は全てすでに気づいていたみたいだった。
「私ももっと周りを見てみようかしら」
今までは勉強漬けだった。
今も勉強はしている。成績上位を維持し続けている。
でも、勉強が役に立つことは事実だけれど、それだけでは足りない。
実際、私は影斗に追いつけない。追い越さないと、力になるなんて言えないはずなのに。
そんなことを思っていると、理由はわからないけど、悔しいと同時にやる気が出てくる。これは、キララたんのためだから? 多分、それとはなにか違う。
「これがライバルってやつなのかしら。いや、それはおこがましすぎよ」
私なんかがキララたんや影斗のライバルなんて。
参謀役だって、四苦八苦しながらなんとかこなしているのに。
なめられないよう、余裕のあるフリや脅しを使ってなんとかとりつくろっているのに。
こんな私がライバルなんて到底ありえない。
影斗はすごい。尊敬できる人だ。ってなにを考えてるの私。
「そ、そりゃ影斗はキララの中の人なんだし、尊敬できるけど」
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