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サミュエル
双子の誕生と兄の死
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翌年私と同じスカイブルーの瞳を持つ長男と長女が誕生した
乳母や世話係が双子の世話をすると言っても、ローズは日中だけでも自らの母乳で育てたいと可愛いわがままを言ってきたので、私は彼女が無理をしないように出来る限りローズの気持ちに寄り添った。
兄のウィリアムと弟のルイスも私とローズの双子の誕生を喜んでくれて、わざわざ屋敷まで産まれてすぐに会いに来てくれた。
兄はブリアナも誘ったらしいがそこにはおらず、ルイスと護衛と侍従だけを引き連れてやって来ていた。
「ああ、これで王家も安泰だ。ローズおめでとう。本当に頑張ったね。お疲れ様。体を十分に労わり、サミュエルに思い切りわがままを言って甘えると良い。」
「ローズ義姉さん、サミュエル兄さん、本当におめでとう。ロックリンは父上やウィリアム兄さんにそっくりだね。キャサリンは髪と瞳の色だけはサミュエル兄さんや私たちと同じで、あとは義姉さんにそっくりなんだね!大きくなったら美人になってもてるんだろうなー。」
「ああ、ローズに似て娘が美しくなり過ぎたら私はいてもたってもいられなくなるだろうね。私が言うのも何だけど、変な男が付いてこないか今から心配だよ。」
そんな私達兄弟の会話に、ローズはニコニコと楽しそうに耳を傾けていた。
産まれたばかりの長男ロックリンを恐る恐る抱く兄と、長女キャサリンを抱くルイスを優しく見守るローズはまるで女神のようで、そこはまるで絵に描いたような幸せな空間が広がっていた。
ああ、私はローズと結婚出来てなんて幸せものなんだろうと改めて神に感謝した。
-----そしてその約半年後、兄は帰らぬ人となった。
毒を盛った侍女が取り調べを受けている最中に自殺してしまったため、真犯人が一体誰なのかわかるまで時間がかかってしまった。
その時、まさかブリアナが犯人だったなんて私は彼女を疑いもしていなかった…。
乳母や世話係が双子の世話をすると言っても、ローズは日中だけでも自らの母乳で育てたいと可愛いわがままを言ってきたので、私は彼女が無理をしないように出来る限りローズの気持ちに寄り添った。
兄のウィリアムと弟のルイスも私とローズの双子の誕生を喜んでくれて、わざわざ屋敷まで産まれてすぐに会いに来てくれた。
兄はブリアナも誘ったらしいがそこにはおらず、ルイスと護衛と侍従だけを引き連れてやって来ていた。
「ああ、これで王家も安泰だ。ローズおめでとう。本当に頑張ったね。お疲れ様。体を十分に労わり、サミュエルに思い切りわがままを言って甘えると良い。」
「ローズ義姉さん、サミュエル兄さん、本当におめでとう。ロックリンは父上やウィリアム兄さんにそっくりだね。キャサリンは髪と瞳の色だけはサミュエル兄さんや私たちと同じで、あとは義姉さんにそっくりなんだね!大きくなったら美人になってもてるんだろうなー。」
「ああ、ローズに似て娘が美しくなり過ぎたら私はいてもたってもいられなくなるだろうね。私が言うのも何だけど、変な男が付いてこないか今から心配だよ。」
そんな私達兄弟の会話に、ローズはニコニコと楽しそうに耳を傾けていた。
産まれたばかりの長男ロックリンを恐る恐る抱く兄と、長女キャサリンを抱くルイスを優しく見守るローズはまるで女神のようで、そこはまるで絵に描いたような幸せな空間が広がっていた。
ああ、私はローズと結婚出来てなんて幸せものなんだろうと改めて神に感謝した。
-----そしてその約半年後、兄は帰らぬ人となった。
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