初恋の兄嫁を優先する私の旦那様へ。惨めな思いをあとどのくらい我慢したらいいですか。

梅雨の人

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サミュエル

加速する愛

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客観的に見てもローズは非常に美しく、奢ることなく皆に慕われ、落ち着いた装飾品と実はフワフワとした手触りの物を好む可愛いところがあった。

私が疲れているときにはいつも気を使って癒そうとしてくれるような、私にはもったいない女性だった。 

妻を大事にしなければと心を入れ替えた私は、ブリアナから会いに来てほしいと頻繁に手紙が送られていたが、いつも理由をつけてはうまく断りローズに寄り添った。 

ローズの隣は暖かくて落ち着いていつも香水ではない心地良い匂いがした。 

こんな素敵な女性がずっと僕に寄り添ってくれていたというのに、どうしてこれまでよそ見をして彼女を蔑ろにしてしまっていたのだろうと、過去の自分の愚かさを呪った。

思慮深く、機転の利く会話ができる彼女との時間はとても居心地が良かった。

時間があればローズを抱きしめ、遠乗りやピクニックに頻繁に連れ出した。 

新婚旅行では、綺麗な湖畔を訪れ、そこに面する王家の別荘で二人きりの濃厚な時間をすごすことが出来た。 

湖に反射する綺麗な夕日を背景に私は改めてローズに愛を誓った。 

夕日が彼女をキラキラと輝かせ、その美しさに改めて私の胸は高鳴った。

彼女への愛を何とか伝えたくて、恥ずかしがる彼女を時間が許す限り愛撫した。

愛を伝える方法なんてもっと他にあっただろうに、愚かで単純な私は、ローズに見限られるのが怖くて彼女のぬくもりに必死で縋った。

そして、結婚して半年経った頃、ローズの懐妊が判明し心の底から喜びが湧き上がった。

身重のローズに何かあってはと、どこに行くにも抱えて歩く私に医師は渋い顔をしていたがどうしてもやめられなかった。

身重のローズの体形がどんどん変わっていくのを本人は気にしていたようだが、私にとっては母になるローズの体の変化が愛おしかった。

医師に教えてもらって、私が毎晩顔を真赤にして恥ずかしがるローズの体をマッサージをするようにした。

しばらくして医師の許可が下りたので、夫婦の営みも激しくならないよう慎重に気を付けながら再開した。

ローズが身重で大変だというのに、私はローズが愛おしすぎて彼女に触れるのを止めることができなかった。

だから別にローズを私が抱えて移動しても、彼女は頻繁に私とベッドの上で体を動かしているから問題ないだろうと、邪な考えをしている自分に苦笑してしまった。
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