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ルーカスとの対面
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学園に通うことも王宮に通うこともしないエルザは、ルーカスとその後ずっと、顔を合わせることもなかった。
屋敷には毎日のようにルーカスが手紙と贈り物を持参して訪れていたが、決してウィリアムソン侯爵家の門がルーカスの為に開かれることはなかったからだ。
特にエルザの父の怒りは収まってはおらず、不敬だと王家が言うのであれば本気で爵位を返上し他国へ家族を連れ移住しようかと考えていたほどだった。
しかし、無情にも時は流れ、遂にプリシアが王太子妃として嫁ぐ日が近づいてきていた。
門前払いを食らっていたルーカスが父である国王に泣きつき、エルザの父にウィリアムソン家の門を開けルーカスをエルザに会わせてやるように頭を下げた。
それでも怒りの収まらないエルザの父は、悩んだ末にエルザの意思を確かめたのだった。
「お父様、第二妃として嫁ぐことは回避できないことは理解しています。もうこれ以上逃げ回っていても、結局あと少しでルーカス殿下に嫁ぐ身…。出来たらお会いしたくありませんが…潮時なんでしょうね…」
かつての前向きで溌溂とした娘の全てをあきらめた表情に心を痛めつつも、エルザの潮時という言葉にエルザの父も不本意ではあるが内心同意した。
そしてーーーー
「エルザ!!!会いたかったよ!」
「お久しぶりです、殿下…。」
「…すまない、エルザ。…私は君のことだけを心から愛してるんだ。しかし我が国がさらに強固な国になり発展していくにはどうしても聖女プリシアが必要だと思うんだ。
確かに私はプリシアと一夜を共にしたがあれは私の本意ではなかった。媚薬を盛られていたんだ。しかしそれを公にしては、聖女が罪を犯したことになり、我が国の顔に泥を塗ってしまう…。
私はせめて君を王太子妃にと陛下に頼んだが、こうなってしまった以上は聖女を王太子妃に据えるしかないと陛下に突っぱねられてしまったんだ。
君には本当に申し訳ないけど、私の第二妃として私の傍にこれからも寄り添ってほしい。もうすぐプリシアが私に嫁いでくるが、私は君が第二妃として私の元にやってくることを心待ちにしている。
これは私から君へ、私の変わらない君への気持ちとして受け取ってほしい。」
そう言って差し出されたのは、それは見事な王太子の瞳の色のイヤリングだった。
屋敷には毎日のようにルーカスが手紙と贈り物を持参して訪れていたが、決してウィリアムソン侯爵家の門がルーカスの為に開かれることはなかったからだ。
特にエルザの父の怒りは収まってはおらず、不敬だと王家が言うのであれば本気で爵位を返上し他国へ家族を連れ移住しようかと考えていたほどだった。
しかし、無情にも時は流れ、遂にプリシアが王太子妃として嫁ぐ日が近づいてきていた。
門前払いを食らっていたルーカスが父である国王に泣きつき、エルザの父にウィリアムソン家の門を開けルーカスをエルザに会わせてやるように頭を下げた。
それでも怒りの収まらないエルザの父は、悩んだ末にエルザの意思を確かめたのだった。
「お父様、第二妃として嫁ぐことは回避できないことは理解しています。もうこれ以上逃げ回っていても、結局あと少しでルーカス殿下に嫁ぐ身…。出来たらお会いしたくありませんが…潮時なんでしょうね…」
かつての前向きで溌溂とした娘の全てをあきらめた表情に心を痛めつつも、エルザの潮時という言葉にエルザの父も不本意ではあるが内心同意した。
そしてーーーー
「エルザ!!!会いたかったよ!」
「お久しぶりです、殿下…。」
「…すまない、エルザ。…私は君のことだけを心から愛してるんだ。しかし我が国がさらに強固な国になり発展していくにはどうしても聖女プリシアが必要だと思うんだ。
確かに私はプリシアと一夜を共にしたがあれは私の本意ではなかった。媚薬を盛られていたんだ。しかしそれを公にしては、聖女が罪を犯したことになり、我が国の顔に泥を塗ってしまう…。
私はせめて君を王太子妃にと陛下に頼んだが、こうなってしまった以上は聖女を王太子妃に据えるしかないと陛下に突っぱねられてしまったんだ。
君には本当に申し訳ないけど、私の第二妃として私の傍にこれからも寄り添ってほしい。もうすぐプリシアが私に嫁いでくるが、私は君が第二妃として私の元にやってくることを心待ちにしている。
これは私から君へ、私の変わらない君への気持ちとして受け取ってほしい。」
そう言って差し出されたのは、それは見事な王太子の瞳の色のイヤリングだった。
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