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〈冒険者編〉
324. 頼りになる共犯者
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「転移の、魔道具……」
呆然とするミーシャに、ナギは実物を見せることにした。
エドとお揃いの黄金の指輪には青金石が飾られている。
右手の薬指を彩る指輪をミーシャは真剣な表情で凝視した。
おそらくは、【鑑定】スキルで確認したのだろう。
ふぅ、と小さく息を吐き出すと、エルフの麗人は端正な眉を寄せて、こめかみの辺りを指先で揉み始めた。
「ええと、ミーシャさん……?」
「ああ、失礼。あまりにも規格外のアイテムに偏頭痛を覚えてしまいました」
「え……そこまで?」
「そこまでです。転移に関する魔法は今のところ、未確認。魔道具は希少で、公式には世界に三つのみ現存が確認されています」
「世界に三つしかないんですか! ふわぁ……本当に希少な魔道具だったんですね」
素直に感心するナギに、何とも言えない表情をしたエドが耳打ちする。
「ナギ、そこは『公式には』を突っ込むところじゃないのか?」
「はっ……⁉︎ それはそう! ミーシャさん、公式にはってどういうことです?」
「言葉通りです。公式に認められている物は、という」
つまり、非公式な転移の魔道具がある可能性が高いということだろうか。
「それだけ希少で有益な魔道具なのです。当然、国家で押さえられます。転移の魔道具は三つとも、国が管理しています」
淡々と説明してくれるミーシャ。
さすがの博識だ。
国が管理ということは、やはり国宝として扱われているのだろう。
「……では、やっぱりこの魔道具。ギルドに届けていたら、没収されていたんでしょうか?」
「没収という形式ではないとは思いますが、おそらくは高額での買取りを打診されたかと。……それが、本物の転移の魔道具であれば、ですけれど」
きちんと【鑑定】はしたけれど、まだ疑心暗鬼でいるようだ。
ならば、ナギが取る行動は決まっている。
にこりと微笑むと、ナギはエルフの麗人のほっそりとした手首にそっと触れた。
「では、モノは試しということで。一緒に行ってみましょうか、食材ダンジョンへ」
「ちょっと待て、ナギ──」
エドに引き止められる前に、ナギは笑顔で彼に宣言する。
「六十階層へ行ってきます!」
口にするのとほぼ同時に、転移の指輪に魔力を込めた。
ミーシャが呆気に取られている間の早技だ。
向かった場所は、宣言通りの六十階層。
ジャイアントロップイヤーが棲息する森林フィールドだ。いちごの群生地でもある。
我が家のリビングから、あっという間にダンジョン内に転移した。
瞬きをしたら、景色が変わっている。そのくらい、転移は簡単なのだ。
「到着! ハイペリオンダンジョンの六十階層です。ミーシャさん、ジャイアントロップイヤーが使う植物魔法について知りたがっていましたよね? ちょうどいいかなって……」
ほっそりとした白魚のような美しい指先で、ナギは額をぱちんと弾かれた。
「っ!」
地味に痛い。
涙目で額を押さえるナギをミーシャがため息まじりに見やった。
「せめて、もう少し説明をしてから行動に移すように」
「はーい……」
いつも落ち着き払って見える彼女だが、突然の転移にはかなり驚かせてしまったようだ。
有無を言わさずに連れてきたのはダメだったよね、とナギはしおらしく反省する。
あれから、すぐに後を追ってきてくれたエドにも叱られてしまった。
転移した直後、ミーシャは唖然としていた。尊敬する師匠のそんな表情は見たのは初めてで、ナギはこっそり「悪戯成功!」と心の中で叫んでいたのは二人には内緒である。
ともあれ、転移を体験したミーシャはしばらく頭を抱えていたが、ナギたちの事情は察してくれた。
「本物だったのですね……。ダンジョン都市からハイペリオンダンジョンまではかなりの距離がありますが、一瞬で転移が可能とは」
「帰りも一瞬ですよ。とっても便利です」
「便利……でしょうとも、ええ」
ちょっと疲れた表情ながら、ミーシャは同意を示してくれた。
「そういうことなら、貴方たちの判断は正しかったと思います。転移の魔道具が本物だと知られたら、まず間違いなく、国から狙われますからね」
「国から⁉︎ ここは共和国なのに?」
「……冒険者ギルドだけかと思っていた」
ぎょっとするナギと、眉をひそめるエド。
ミーシャは二人を静かに見据えて、指折り数えていく。
「ギルドももちろん獲得に乗り気になるでしょう。冒険者ギルドだけでなく、商業ギルドも」
「わぁ……黙っていて良かったね、エド」
「そうだな。絶対に秘密にしよう」
『アリア』の実家関係だけでも頭が痛いのに、これ以上追手を増やしたくない。
「触れた相手ごとダンジョン内のどの階層にも自由に転移ができるとなれば、稼ぎ放題ですからね。高ランクの冒険者にも秘密にしておいた方がいいでしょう」
「え……ラヴィさんは?」
「あの子なら大丈夫だと思いますが、口止め料は必須でしょうね」
「口止め料」
ごくり、と息を呑むナギ。
いったいどれだけの金貨を積み上げれば彼女を納得させることができるだろうか。
頭を悩ますナギの隣で、エドがこてんと首を傾げた。
「食材ダンジョンで獲った肉料理や新作の菓子を渡せば、師匠の口止めはできるのでは?」
「は? まさか、そんな──」
「はい。充分だと思います」
笑い飛ばそうとしたナギを前に、ミーシャは重々しく頷いてみせた。
エドはやっぱりな、と自信満々にやはり頷いている。
(いいのね、それで。まぁ、私たちにとってはすごーくありがたいことだけど……)
ナギはちらりと己の師匠であるエルフの麗人を横目で見た。一応、確認しておこう。
「ちなみにミーシャさんへの口止めも……?」
「ラヴィと同じ物で構いません」
三人はそれぞれ視線を絡ませると、同時に頷いた。そっと握手を交わし合う。
商談成立だ。
ミーシャがその場にしゃがんで、艶々と煌めくいちごを摘みながら、口元を綻ばせた。
「それと、休日にハイペリオンダンジョンまで連れて来てもらえると嬉しいです」
「もちろんです!」
ハイペリオンダンジョンにはスパイスはもちろん、希少なハーブや薬草も採取できるのだ。
薬草の調合を得意とするエルフなので、素材集めに通いたいらしい。
もちろん、美味しい肉や果実も目的のようだが。
「ここのいちごは大変素晴らしいです。東の肉ダンジョンで採取できるものに比べても、甘くて瑞々しい……」
「あ、それは私も思いました! 前にラヴィさんに貰ったいちごより、甘くて美味しいなって」
「しかも、粒がデカい」
エドも違いには気が付いていたようだ。
「食材ダンジョンで採取できる植物は、他のダンジョンのものより、大きくて質が良いものが多いようですね。興味深い……」
エルフの研究心に火がついたようだ。
これはしばらく、彼女をダンジョンへ転移させる休日が続きそうだと覚悟を決めたナギだった。
◆◇◆
あれから、ミーシャはせっせといちごを採取し、ジャイアントロップイヤーの観察にも励んだ。
念願の植物魔法を目にすることができて、とても興奮しながら帰宅した。
夕暮れ時になってしまったので、ナギはゴーレム馬車を貸し出して、宿まで帰ってもらった。
魔法が得意で魔力量の多い彼女なら、ゴーレム核を自在に扱える。
颯爽とゴーレム馬車を操るミーシャを見送ると、ナギは笑顔でエドを振り返った。
「頼りになる共犯者ができて、心強いね、エド」
「口止め料の支払いが大変になるとは思うが。たしかに、心強い」
ダンジョンアタック中のラヴィルには、帰宅後にミーシャから説明してくれることになっている。
「多分、話を聞いたら速攻で駆け付けてくると思う」
「ふふっ。想像がつくね!」
新しい食材はたっぷり仕入れてあるので、口止め料は少しずつお披露目していくことにした。
自分たちで食べたいものを作るので、それほど手間でもない。
エドと二人で潜るダンジョンも楽しいが、頼りになる師匠たちとの探索も楽しみなナギだった。
◆◆◆
3巻が刊行されました!
カバーイラストもとっても素敵ですが、中の挿絵もかわいいので、ぜひ手に取ってください……!
もふもふもあるよ!
◆◆◆
呆然とするミーシャに、ナギは実物を見せることにした。
エドとお揃いの黄金の指輪には青金石が飾られている。
右手の薬指を彩る指輪をミーシャは真剣な表情で凝視した。
おそらくは、【鑑定】スキルで確認したのだろう。
ふぅ、と小さく息を吐き出すと、エルフの麗人は端正な眉を寄せて、こめかみの辺りを指先で揉み始めた。
「ええと、ミーシャさん……?」
「ああ、失礼。あまりにも規格外のアイテムに偏頭痛を覚えてしまいました」
「え……そこまで?」
「そこまでです。転移に関する魔法は今のところ、未確認。魔道具は希少で、公式には世界に三つのみ現存が確認されています」
「世界に三つしかないんですか! ふわぁ……本当に希少な魔道具だったんですね」
素直に感心するナギに、何とも言えない表情をしたエドが耳打ちする。
「ナギ、そこは『公式には』を突っ込むところじゃないのか?」
「はっ……⁉︎ それはそう! ミーシャさん、公式にはってどういうことです?」
「言葉通りです。公式に認められている物は、という」
つまり、非公式な転移の魔道具がある可能性が高いということだろうか。
「それだけ希少で有益な魔道具なのです。当然、国家で押さえられます。転移の魔道具は三つとも、国が管理しています」
淡々と説明してくれるミーシャ。
さすがの博識だ。
国が管理ということは、やはり国宝として扱われているのだろう。
「……では、やっぱりこの魔道具。ギルドに届けていたら、没収されていたんでしょうか?」
「没収という形式ではないとは思いますが、おそらくは高額での買取りを打診されたかと。……それが、本物の転移の魔道具であれば、ですけれど」
きちんと【鑑定】はしたけれど、まだ疑心暗鬼でいるようだ。
ならば、ナギが取る行動は決まっている。
にこりと微笑むと、ナギはエルフの麗人のほっそりとした手首にそっと触れた。
「では、モノは試しということで。一緒に行ってみましょうか、食材ダンジョンへ」
「ちょっと待て、ナギ──」
エドに引き止められる前に、ナギは笑顔で彼に宣言する。
「六十階層へ行ってきます!」
口にするのとほぼ同時に、転移の指輪に魔力を込めた。
ミーシャが呆気に取られている間の早技だ。
向かった場所は、宣言通りの六十階層。
ジャイアントロップイヤーが棲息する森林フィールドだ。いちごの群生地でもある。
我が家のリビングから、あっという間にダンジョン内に転移した。
瞬きをしたら、景色が変わっている。そのくらい、転移は簡単なのだ。
「到着! ハイペリオンダンジョンの六十階層です。ミーシャさん、ジャイアントロップイヤーが使う植物魔法について知りたがっていましたよね? ちょうどいいかなって……」
ほっそりとした白魚のような美しい指先で、ナギは額をぱちんと弾かれた。
「っ!」
地味に痛い。
涙目で額を押さえるナギをミーシャがため息まじりに見やった。
「せめて、もう少し説明をしてから行動に移すように」
「はーい……」
いつも落ち着き払って見える彼女だが、突然の転移にはかなり驚かせてしまったようだ。
有無を言わさずに連れてきたのはダメだったよね、とナギはしおらしく反省する。
あれから、すぐに後を追ってきてくれたエドにも叱られてしまった。
転移した直後、ミーシャは唖然としていた。尊敬する師匠のそんな表情は見たのは初めてで、ナギはこっそり「悪戯成功!」と心の中で叫んでいたのは二人には内緒である。
ともあれ、転移を体験したミーシャはしばらく頭を抱えていたが、ナギたちの事情は察してくれた。
「本物だったのですね……。ダンジョン都市からハイペリオンダンジョンまではかなりの距離がありますが、一瞬で転移が可能とは」
「帰りも一瞬ですよ。とっても便利です」
「便利……でしょうとも、ええ」
ちょっと疲れた表情ながら、ミーシャは同意を示してくれた。
「そういうことなら、貴方たちの判断は正しかったと思います。転移の魔道具が本物だと知られたら、まず間違いなく、国から狙われますからね」
「国から⁉︎ ここは共和国なのに?」
「……冒険者ギルドだけかと思っていた」
ぎょっとするナギと、眉をひそめるエド。
ミーシャは二人を静かに見据えて、指折り数えていく。
「ギルドももちろん獲得に乗り気になるでしょう。冒険者ギルドだけでなく、商業ギルドも」
「わぁ……黙っていて良かったね、エド」
「そうだな。絶対に秘密にしよう」
『アリア』の実家関係だけでも頭が痛いのに、これ以上追手を増やしたくない。
「触れた相手ごとダンジョン内のどの階層にも自由に転移ができるとなれば、稼ぎ放題ですからね。高ランクの冒険者にも秘密にしておいた方がいいでしょう」
「え……ラヴィさんは?」
「あの子なら大丈夫だと思いますが、口止め料は必須でしょうね」
「口止め料」
ごくり、と息を呑むナギ。
いったいどれだけの金貨を積み上げれば彼女を納得させることができるだろうか。
頭を悩ますナギの隣で、エドがこてんと首を傾げた。
「食材ダンジョンで獲った肉料理や新作の菓子を渡せば、師匠の口止めはできるのでは?」
「は? まさか、そんな──」
「はい。充分だと思います」
笑い飛ばそうとしたナギを前に、ミーシャは重々しく頷いてみせた。
エドはやっぱりな、と自信満々にやはり頷いている。
(いいのね、それで。まぁ、私たちにとってはすごーくありがたいことだけど……)
ナギはちらりと己の師匠であるエルフの麗人を横目で見た。一応、確認しておこう。
「ちなみにミーシャさんへの口止めも……?」
「ラヴィと同じ物で構いません」
三人はそれぞれ視線を絡ませると、同時に頷いた。そっと握手を交わし合う。
商談成立だ。
ミーシャがその場にしゃがんで、艶々と煌めくいちごを摘みながら、口元を綻ばせた。
「それと、休日にハイペリオンダンジョンまで連れて来てもらえると嬉しいです」
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ハイペリオンダンジョンにはスパイスはもちろん、希少なハーブや薬草も採取できるのだ。
薬草の調合を得意とするエルフなので、素材集めに通いたいらしい。
もちろん、美味しい肉や果実も目的のようだが。
「ここのいちごは大変素晴らしいです。東の肉ダンジョンで採取できるものに比べても、甘くて瑞々しい……」
「あ、それは私も思いました! 前にラヴィさんに貰ったいちごより、甘くて美味しいなって」
「しかも、粒がデカい」
エドも違いには気が付いていたようだ。
「食材ダンジョンで採取できる植物は、他のダンジョンのものより、大きくて質が良いものが多いようですね。興味深い……」
エルフの研究心に火がついたようだ。
これはしばらく、彼女をダンジョンへ転移させる休日が続きそうだと覚悟を決めたナギだった。
◆◇◆
あれから、ミーシャはせっせといちごを採取し、ジャイアントロップイヤーの観察にも励んだ。
念願の植物魔法を目にすることができて、とても興奮しながら帰宅した。
夕暮れ時になってしまったので、ナギはゴーレム馬車を貸し出して、宿まで帰ってもらった。
魔法が得意で魔力量の多い彼女なら、ゴーレム核を自在に扱える。
颯爽とゴーレム馬車を操るミーシャを見送ると、ナギは笑顔でエドを振り返った。
「頼りになる共犯者ができて、心強いね、エド」
「口止め料の支払いが大変になるとは思うが。たしかに、心強い」
ダンジョンアタック中のラヴィルには、帰宅後にミーシャから説明してくれることになっている。
「多分、話を聞いたら速攻で駆け付けてくると思う」
「ふふっ。想像がつくね!」
新しい食材はたっぷり仕入れてあるので、口止め料は少しずつお披露目していくことにした。
自分たちで食べたいものを作るので、それほど手間でもない。
エドと二人で潜るダンジョンも楽しいが、頼りになる師匠たちとの探索も楽しみなナギだった。
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もふもふもあるよ!
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