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第一章 初めての夜

9話

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「そ、それ何?」

グレンは見たことのない大きさの注射器のようなものにおびえていた。
マルクは悪戯っぽく笑っていた。

「これ?」

薬剤がたっぷり入ったそれを持ちあげる。

「それともこれ?」

蛇口にホースを取り付けて、水が出るか確認しながらホースを見せつけてきた。

「そ、そっちだよ」

グレンは注射器のようなものの方を指さした。

「あれ?グレン、これ知らないの?」

「し、知らねぇよ」

「そっか」

マルクは笑顔のままグレンの身体を動かし始めた。
身体が反転させられ、湯船の縁を両手でつかまされた。

そしてそのまま床に膝をつかされ、足を開かされた。

「もっとお尻突き出して~」

腰を引っ張られ、先ほどよりも高い位置にお尻を持ってこさせられた。

そしてガラスの先をアナルに入れられた。

「な、なぁ、これ、なんなんだよ」

「浣腸だよ」

そういうとマルクはピストンを押し込み、薬剤をグレンのお尻に流し込んだ。

「んおおおおお」

液体が流れ込んでくる感覚にグレンは悶えた。

「は、腹苦しいいいい」

「うわ、どんどん飲み込んでいくね」

マルクは最後の一滴までグレンのお腹に薬剤をおさめ切った。

「はい、これで全部」

「うううう、ぐ、ぐるしい・・・」

「しばらく我慢してね」

マルクはガラスの先をグレンの穴から引き抜いた。

「ひぐっ」

ちょろりとアナルから薬剤が垂れた。

「あ、もらした」

マルクはそういうとグレンの尻をパンと軽く叩いた。

「んひぃ!」

グレンの腰が飛び跳ね、その勢いでまたとぴゅりと少量の薬剤が漏れた。

「もらすなって」

またマルクはグレンの尻を軽く叩いた。

「んひっ!」

グレンの腰が飛び跳ねたが、必死にアナルを締めたおかげで薬剤は漏れなかった。

「ん、いいこいいこ」

そういうとマルクはグレンの尻を撫でた。

「でも次漏らしたら、お薬追加だからね」

「や、やだ」

「なら漏らすなよ」

「で、でも出ちゃうんだよ」

グレンは顔を背後のマルクの方に向けて睨んだ。

「怒んないでよ…しょうがないな、じゃあココふさいであげる」

そういうとマルクはお風呂場から出て行った。
戻ってきたマルクの手には昨晩、グレンを虐めた張り型があった。

「どうすんだよ、それ」

「どうするって、これでだらしないグレンの穴を塞いであげるの」

「や、やだ、それは、やだって」

「あれもいや、これもいやって…子供かよ」

マルクは苛立った声をわざと出した。

「選んで、薬剤漏らし続けてもう一回浣腸するか、これいれて我慢するか」

「どっちもやだっ!!」

グレンはマルクを睨みつけながら言った。

「どっちも嫌なの?わかった」

そういうとマルクは張り型を手に取った。

「グレンの意見はもう聞かないから」




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