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第三章 屋敷でトラブル

12話

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グレンの口のナカから引き抜いた指を執事は眺める。

「こんなに濡れているなら大丈夫ですね」

執事は濡れいていない片手で浮かせていたグレンの腰の下にクッションを差し込む。
グレンの尻が執事の眼下に晒される。

むき出しになっているアヌスにグレンの唾液で濡れた指を押し込んだ。
グレンのアナルはぐちゅりと指を飲み込んでいく。

「ん、ああああ、そこ、入れないでえええ」

グレンの声を聞かずに執事は指を奥に押し進める。

「おやおや、やはり柔らかいですね」

入れられた指が前後に抜き差しされる。
ぐちゅぐちゅと水音が立つ。

「マルク様のおかげですか?それともあなたが変態だから?」

グレンはまたマルクという言葉に反応した。

「指、抜けっ、やだっ、やだあああ」

執事はグレンの中のしこりを重点的に攻めたてる。
グレンのペニスはゆるゆると立ち上がっている。

「嫌ですか?こんなにお喜びになられているのに」

じゅぽんと執事の指が抜けて、グレンは喪失感を覚えてしまった。

「んおっ」

グレンのアナルはパクパクとモノ欲しそうにしている。

「さてと、もっと太いものを差し上げますからね」

執事は軽く扱いて立ち上がらせた自身をグレンのアナルに近づける。

「やだ、やだ、入れないで、やだ・・・」

グレンは目をつぶって声の限り叫んだ。

「無駄ですよ。この部屋は拷問された人々の声が外に漏れないように防音設備が完璧なんですから」

「やだ、マルク、助けて、マルクううううう」

グレンは必死でマルクの名前を呼んだ。

「無駄だと言っているでしょう」

執事がペニスをグレンの中に押し込もうとしたその時だった。



バンっと音を立てて扉が開いて光が入ってきた。

「ねぇ、何してんの?」

「ま、マルク!!!」

グレンは声の限り叫ぶ。

「マルク様…お早いお帰りで…」

「おまえ、やってくれたね」

暗くてマルクの表情はしっかりとは見えないが、声から怒気があふれている。

「はは、私はマルク様のご指示に従っただけですよ」

「これのどこが俺の指示だって?」

マルクはグレンのベットに近づくと拘束具を一つずつ外す。

「だって昨日、おっしゃったじゃないですか」

執事は悪びれる様子もなく服を着始める。

「グレン様に薬を飲ませろって」

「確かに言ったけど、媚薬を飲ませろともこの部屋に連れて来いとも言ってない」

マルクはグレンの拘束具を全て外し終わるとベットから下ろした。
そして執事の腹を殴って気絶させるとベットに寝転がらせ、先ほどのグレンと同じように拘束した。




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