枕営業から逃げられない

浅上秀

文字の大きさ
16 / 25
お仕事くれる人が増える編

3話

しおりを挟む

「んああっ」

阿部はいきなりチャイムが鳴ったことに驚き、手に持っていたおもちゃを自分の奥に押し込んでしまった。

「おうおう、ようやく来たか」

男が立ち上がってドアを開けた。

「どうも」

入ってきた男性はドアが閉まると帽子を脱いだ。

「えっ」

ベットの上で驚いている阿部を一瞥すると彼は島田に頭をさげた。

「清水です。よろしくお願いします」

「いやぁ清水君じゃないか。久しぶりだね。会いたかったよ」

島田は手を差し出して握手を求めた。

「ありがとうございます。島田さんにそう言っていただけるとは光栄です」

清水とは最近人気の男性アイドルだ。
いきなりバラエティ番組を初めとしてテレビ露出が増えて、今では彼をメディアで目にしない日はないほどだ。

「ああ、ごめんね、阿部くん、続けて」

男が戻ってきて止まっていた阿部の手に自分の手を重ねて動かし始める。

「んん、ああ、ああああ」

阿部の思考は再び快楽に押し流され始める。

「ワインでもどうかな?」

島田が清水にボトルを見せる。

「ありがたいんですけど、明日も早いんで…」

「そうかい、残念だ」

島田はニヤニヤとボトルを下ろした。

「この方は?」

清水はようやくベットの阿部について尋ねた。

「とあるアイドルのマネージャーでね。仕事が欲しいというから頑張ってもらっているんだ」

「へぇ」

清水の冷たい瞳が阿部を捉えた。

「自分で慰めさせているんだが、中々いい眺めだよ」

男が笑いながら阿部の手を更に激しく動かす。

「ああああ、イクううううう」

阿部はすぐに達してしまった。

「はじめましての人が二人もいるのに、よくもまぁ」

島田は阿部の様子を見ながら股間をたぎらせている。

「で、僕は何をすれば?」

清水は男に尋ねる。

「今日は島田さんのお相手をしなさい。私は阿部くんをいただこうじゃないか」

男は阿部の後ろからおもちゃを引き抜く。

「んああああ」

そして自身のベルトを外してボトムスとトランクスを脱ぎすてた。

「さぁ、こっちも楽しもうか」

島田は清水に一歩近づくのだった。







しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

月弥総合病院

御月様(旧名 僕君☽☽‪︎)
キャラ文芸
月弥総合病院。極度の病院嫌いや完治が難しい疾患、診察、検査などの医療行為を拒否したり中々治療が進められない子を治療していく。 また、ここは凄腕の医師達が集まる病院。特にその中の計5人が圧倒的に遥か上回る実力を持ち、「白鳥」と呼ばれている。 (小児科のストーリー)医療に全然詳しく無いのでそれっぽく書いてます...!!

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

灰かぶりの少年

うどん
BL
大きなお屋敷に仕える一人の少年。 とても美しい美貌の持ち主だが忌み嫌われ毎日被虐的な扱いをされるのであった・・・。

チョコのように蕩ける露出狂と5歳児

ミクリ21
BL
露出狂と5歳児の話。

カテーテルの使い方

真城詩
BL
短編読みきりです。

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)

ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。 そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。

処理中です...