開発されに通院中

浅上秀

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番外編 産婦人科の荒木先生

1話

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真壁たちの勤める総合病院には産婦人科が存在する。
その代表的な先生として荒木があげられる。



「荒木先生、おはようございます!」

「おはよう」

「今日も予約がビッシリですよ」

「はは、大変だなぁ」

荒木は腕がいい医者だということで県外からも評判を聞きつけた女性が多く訪れる。
しかし荒木には困った性癖があるのだ。

「荒木先生って、女性の身体見てて変な気持ちになったりしないんですか?」

急に昼休みの時に看護師が先輩看護師に問いかける。
ナースステーションが一瞬、凍りつく。

「え、おまえ知らないのかよ」

一人がようやく沈黙を破った。

「なにをですか?」

尋ねた看護師はオロオロしている。

「あの人、男の身体にしか興奮しないんだよ」

「あー…」



「はい、お大事にどうぞ」

「ありがとうございます」

その日の最後の患者が帰宅する。

「お疲れ様です」

「お疲れ」

荒木はごきりと首をならす。

「今日はこれから何かご予定でもあるんですか?」

「あぁ、久しぶりに真壁と食事に行くことになっていてね」

「へぇ、珍しいですね」

「はは、何気に同期なんだよ、僕たち」

「え、そうなんですか」

荒木は雑務を終えると足早に荷物を手に駐車場に向かった。



「よ」

一足先に真壁が車で待っていた。

「おう」

二人は車に乗ると何も言わずにある場所に向かうのだった。








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