50 / 62
かなづち克服プログラム
中編 下
しおりを挟む
三日目の夜中のことだった。
江川の身体は疲れているはずなのになんだか寝付けなかった。
「はぁ」
布団の中でため息をついていると隣の布団からごそごそと物音がした。
「んっ」
かすかに声が聞こえた。
するとその布団に寝ていた部員はこっそりと布団を抜け出して部屋を出ていく。
江川は気になりその後ろを追いかけた。
彼はトイレに入っていった。
江川も続いてトイレに入ったが、彼の姿は見えない。
代わりに個室にカギがかかっている。
「んっは、んんっ」
ぐちゅぐちゅという音とともに声がかすかに聞こえた。
江川はハっとして慌ててトイレを後にした。
布団に潜り込むと自身の股間も熱くなっていた。
しかしトイレに今行くと鉢合わせてしまう。
必死に股間のことは考えないようにして目をつぶったのだった。
…
「どうした江川、動きが悪いぞ」
あまりよく眠れなかったせいだろうか、江川の身体は重たかった。
「す、すみません」
「まぁ泳ぎなれないから疲れが残っているんだろう。今日はもう上がれ」
「はい」
いつもよりも早い時間に三船は江川を解放してくれた。
みんなより先に夕食を食べて風呂に入った。
「江川、フォーム練習はするからな」
風呂上りに自販機の前で遭遇した三船に言われて若干、がっかりした。
「はい、わかりました…」
三船の部屋に入り、いつものように浴衣を脱ぐ。
クロール、平泳ぎと身体を動かしていく。
四日目のためか江川もフォーム練習になかなか慣れてきた。
背泳ぎで仰向けになった時のことだった。
「あっ」
江川の股間が立ち上がってしまっていた。
「どうした江川、溜まってるのか」
三船はなんてことない顔でトランクスの上から江川のソコを撫でる。
「コ、コーチ、すみません、離してください」
「ダメだ、しっかり性欲もコントロールしてこそスポーツマンだ」
ずるりとトランクスが膝までおろされる。
「え1?」
現れた江川の股間を握った三船が上下に扱き出した。
「しょうがないから俺が絞り出してやる」
三船は口を大きく開くと江川の陰茎を含んでしまった。
「や、やめて、やめてください、やぁっ」
舌で裏筋がなめあげられるとゾクゾクする。
手が会陰や玉を慣れた手つきで触れてさらなる刺激を与えてくる。
江川は三船の髪を掴んで顔を離そうとするが全く動かない。
「んんっ、なめやすい大きさだな」
三船の口から出てきた江川の陰茎は部屋の明かりに反射してテカテカと光っている。
「や、ダメ、あっ、そこ」
江川はそろそろ限界が近づいていた。
三船もそれを感じたのか再び口に含むと顔を動かしだした。
江川にとって未知の刺激のせいですぐに白濁した精が飛び出した。
「離して、出ちゃう、出ちゃうよおお」
三船の口内に吐き出されたべたついたそれを無表情に飲み込む。
江川は放心した顔をしていた。
三船は喉の奥まで江川の陰茎を口に入れると尿道に残っていた分まで全てを吸い上げた。
「ひぃううううう」
「はぁ、ごちそうさま」
三船は机の上にあったミネラルウォーターを飲んだ。
そして何事もなかったかのように江川にトランクスを履かせて浴衣を着せた。
「早く寝ろよ」
江川はぼーっとしたまま部屋を追い出され、ヨタヨタと割り当てられた部屋に戻るのだった。
江川の身体は疲れているはずなのになんだか寝付けなかった。
「はぁ」
布団の中でため息をついていると隣の布団からごそごそと物音がした。
「んっ」
かすかに声が聞こえた。
するとその布団に寝ていた部員はこっそりと布団を抜け出して部屋を出ていく。
江川は気になりその後ろを追いかけた。
彼はトイレに入っていった。
江川も続いてトイレに入ったが、彼の姿は見えない。
代わりに個室にカギがかかっている。
「んっは、んんっ」
ぐちゅぐちゅという音とともに声がかすかに聞こえた。
江川はハっとして慌ててトイレを後にした。
布団に潜り込むと自身の股間も熱くなっていた。
しかしトイレに今行くと鉢合わせてしまう。
必死に股間のことは考えないようにして目をつぶったのだった。
…
「どうした江川、動きが悪いぞ」
あまりよく眠れなかったせいだろうか、江川の身体は重たかった。
「す、すみません」
「まぁ泳ぎなれないから疲れが残っているんだろう。今日はもう上がれ」
「はい」
いつもよりも早い時間に三船は江川を解放してくれた。
みんなより先に夕食を食べて風呂に入った。
「江川、フォーム練習はするからな」
風呂上りに自販機の前で遭遇した三船に言われて若干、がっかりした。
「はい、わかりました…」
三船の部屋に入り、いつものように浴衣を脱ぐ。
クロール、平泳ぎと身体を動かしていく。
四日目のためか江川もフォーム練習になかなか慣れてきた。
背泳ぎで仰向けになった時のことだった。
「あっ」
江川の股間が立ち上がってしまっていた。
「どうした江川、溜まってるのか」
三船はなんてことない顔でトランクスの上から江川のソコを撫でる。
「コ、コーチ、すみません、離してください」
「ダメだ、しっかり性欲もコントロールしてこそスポーツマンだ」
ずるりとトランクスが膝までおろされる。
「え1?」
現れた江川の股間を握った三船が上下に扱き出した。
「しょうがないから俺が絞り出してやる」
三船は口を大きく開くと江川の陰茎を含んでしまった。
「や、やめて、やめてください、やぁっ」
舌で裏筋がなめあげられるとゾクゾクする。
手が会陰や玉を慣れた手つきで触れてさらなる刺激を与えてくる。
江川は三船の髪を掴んで顔を離そうとするが全く動かない。
「んんっ、なめやすい大きさだな」
三船の口から出てきた江川の陰茎は部屋の明かりに反射してテカテカと光っている。
「や、ダメ、あっ、そこ」
江川はそろそろ限界が近づいていた。
三船もそれを感じたのか再び口に含むと顔を動かしだした。
江川にとって未知の刺激のせいですぐに白濁した精が飛び出した。
「離して、出ちゃう、出ちゃうよおお」
三船の口内に吐き出されたべたついたそれを無表情に飲み込む。
江川は放心した顔をしていた。
三船は喉の奥まで江川の陰茎を口に入れると尿道に残っていた分まで全てを吸い上げた。
「ひぃううううう」
「はぁ、ごちそうさま」
三船は机の上にあったミネラルウォーターを飲んだ。
そして何事もなかったかのように江川にトランクスを履かせて浴衣を着せた。
「早く寝ろよ」
江川はぼーっとしたまま部屋を追い出され、ヨタヨタと割り当てられた部屋に戻るのだった。
0
あなたにおすすめの小説
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる