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好きだった先生に会えたので出資してみた
5話
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あと少しで先生のそこに触れてしまう。
俺はぎゅっと目をつぶった。
その時、俺の家のインターホンが鳴った。
先生は驚いたのか床に尻もちをつく。
「誰だろ…」
俺は白々しくそういうとインターホンに向かう。
「はい」
「お世話になっております」
そこにいたのは先日、コウジくんの件でもお世話になった全身黒ずくめの男。
「あ、どうぞ」
あっという間に俺は鍵を開けて招き入れた。
「な、なんだ!」
先生は脱衣所から回収してきたのかスーツをかき集めて身体を隠している。
二人組の黒いスーツに黒いフルフェイスのマスク姿の男が部屋の中に入ってきた。
「お迎えにあがりました。この度は弊社のものがご迷惑をおかけいたしまして申し訳ございません」
男のうちの一人が懐から厚みのある封筒を俺に差し出す。
「いいよ、今回は別に。俺はおもちゃ代を払っただけなんだから」
俺はその封筒の受け取りをお断った。
「や、やめろ、はなせ!」
先生は暴れていたが口元に布があてられるとあっという間に気を失った。
「で、この人、なんでお金が必要なわけ?」
「…本来であればお答えすることは禁じられているのですが、お知り合いということですので特別にお教えさせていただきます。どうやら離婚されたようで奥様への慰謝料と不倫された相手のパートナーの方から慰謝料を請求されていらっしゃるようです。」
「あぁだから金が必要なわけだ。って、パートナーってことは…?」
「はい、不倫相手は男性だったようで、その方がパートナー制度をご利用されて夫夫になられていらっしゃったため、慰謝料の請求が成立してしまったようです」
「そう、なんだ…」
先生はいつからバイになっていたのだろう。
「司会業も借金返済の為弊社で斡旋させていただいたのですが、最近、我々の知らないところでお金をお稼ぎになられているようで…」
男が先生の方に顔を向ける。
先生を眠らせた別の男は先生の荷物や服を回収すると、先生の身体を軽々と抱き上げて俺に一礼すると部屋を出て行った。
「通報したのは俺が初めて?」
「いえ、実は通報自体はいただいておりました。ただお金をお支払いした後から連絡が取れなくなっただとか、そういった県でのご連絡が多く、その場合、弊社を介していない為、我々としては何も対応ができずに困っておりました。今回は未遂ですが現場を押さえることができましたので、感謝申し上げます」
男が俺に一礼する。
「いいよ、別に。先生の身体を楽しめなかったのは残念だけど」
俺のこの溜まりに溜まった欲はどうすればいいのだろうか。
「ではよろしければこちらをご利用ください」
男は俺に一枚のチケットを手渡した。
「温泉?」
「はい、弊社所有の温泉施設でございます。よろしければお楽しみいただけるかと」
男は意味深な言葉を残して先生を回収して去っていった。
「明日、行ってみるか…」
週末のスタートにしてはハードだった。
先生にお別れを言うことができなかったことや学生時代から憧れていたあの身体を堪能できなかったこと、色々と心残りと後悔が胸を侵すが、身体はどっと疲れていたので俺は早々にベットに潜り込むのだった。
俺はぎゅっと目をつぶった。
その時、俺の家のインターホンが鳴った。
先生は驚いたのか床に尻もちをつく。
「誰だろ…」
俺は白々しくそういうとインターホンに向かう。
「はい」
「お世話になっております」
そこにいたのは先日、コウジくんの件でもお世話になった全身黒ずくめの男。
「あ、どうぞ」
あっという間に俺は鍵を開けて招き入れた。
「な、なんだ!」
先生は脱衣所から回収してきたのかスーツをかき集めて身体を隠している。
二人組の黒いスーツに黒いフルフェイスのマスク姿の男が部屋の中に入ってきた。
「お迎えにあがりました。この度は弊社のものがご迷惑をおかけいたしまして申し訳ございません」
男のうちの一人が懐から厚みのある封筒を俺に差し出す。
「いいよ、今回は別に。俺はおもちゃ代を払っただけなんだから」
俺はその封筒の受け取りをお断った。
「や、やめろ、はなせ!」
先生は暴れていたが口元に布があてられるとあっという間に気を失った。
「で、この人、なんでお金が必要なわけ?」
「…本来であればお答えすることは禁じられているのですが、お知り合いということですので特別にお教えさせていただきます。どうやら離婚されたようで奥様への慰謝料と不倫された相手のパートナーの方から慰謝料を請求されていらっしゃるようです。」
「あぁだから金が必要なわけだ。って、パートナーってことは…?」
「はい、不倫相手は男性だったようで、その方がパートナー制度をご利用されて夫夫になられていらっしゃったため、慰謝料の請求が成立してしまったようです」
「そう、なんだ…」
先生はいつからバイになっていたのだろう。
「司会業も借金返済の為弊社で斡旋させていただいたのですが、最近、我々の知らないところでお金をお稼ぎになられているようで…」
男が先生の方に顔を向ける。
先生を眠らせた別の男は先生の荷物や服を回収すると、先生の身体を軽々と抱き上げて俺に一礼すると部屋を出て行った。
「通報したのは俺が初めて?」
「いえ、実は通報自体はいただいておりました。ただお金をお支払いした後から連絡が取れなくなっただとか、そういった県でのご連絡が多く、その場合、弊社を介していない為、我々としては何も対応ができずに困っておりました。今回は未遂ですが現場を押さえることができましたので、感謝申し上げます」
男が俺に一礼する。
「いいよ、別に。先生の身体を楽しめなかったのは残念だけど」
俺のこの溜まりに溜まった欲はどうすればいいのだろうか。
「ではよろしければこちらをご利用ください」
男は俺に一枚のチケットを手渡した。
「温泉?」
「はい、弊社所有の温泉施設でございます。よろしければお楽しみいただけるかと」
男は意味深な言葉を残して先生を回収して去っていった。
「明日、行ってみるか…」
週末のスタートにしてはハードだった。
先生にお別れを言うことができなかったことや学生時代から憧れていたあの身体を堪能できなかったこと、色々と心残りと後悔が胸を侵すが、身体はどっと疲れていたので俺は早々にベットに潜り込むのだった。
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