恋愛系短編集

夜空のかけら

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15 名乗らない婚約破棄を待ってました!

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初回公開日時 2021.09.05 13:08 文字数 455  累計ポイント 4,072 pt 
ジャンル:恋愛
完結:この作品は、他の小説とは独立した作品となっています。

話のタイトル:私も私も

---本文

「俺は真実の愛に目覚めた。お前との婚約は破棄する」

いつまで経っても名前を覚えない彼のことを私は”あなた”と言っている。
意趣返しだ。

「分かりました。あなたとの婚約は破棄ですね」
「そうだ。今日は、従順じゃないか。いつもそうしていれば…」

「やったわ。私も婚約破棄になったわ」
「私もよ。こんな嬉しいことはないわ」

なぜか、無関係と思われる女性が次々と、”あなた”に宣言していく。

「な…なんだ??」

「だってねぇ、名前を言わないっていうことは”誰でもアリ”っていう事よね」
「そうそう。”あなた”との婚約破棄で、他の婚約なんて始めから無かったことになるの。当たり前よね」

なんだか、よく分からない理屈だと思うけれど、本人達がいいならいいか。


そして、”あなた”は、この舞踏会に出席していた全員から婚約破棄を受けたという。
そんなに、婚約が嫌だったのね。

ちなみに、欠席者は全員が婚約継続だった。
始めから、こんな展開になると知っていたらしい。
知らなかったのは、私、あなた、真実の愛に目覚めたと言われた人(存在感がなかったけれど)。
はぁ…

---著者からの一言
何のことか、良く分からないと思います。
あえて言うなら、「上書き」でしょうか。
他の婚約を他人の婚約破棄で上書きして…という感じ。
そもそも婚約破棄は婚約していないと出来ませんから。
んん?著者の私もよく分からなくなってきた。
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