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1 通り魔と神という存在
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事務員の俺は、会社からの帰り道にそいつに会ってしまった。
右手に包丁を持ちパーカーのフードを被っている、明らかに怪しい人物。
夜も遅かったし、周りに人はいない。
LED灯の光で周囲は暗くないから、それは見えた。
逃げなきゃと思ったが足は動かない。
そいつはゆっくり近づいてくる。
そして包丁が自分の胸に刺さってくるのを感じる。
そして俺は死んだ。
***
死んで気がつくと”ここにいた”。
周囲は真っ白。
自分の身体の感触もない。
見えている以上は、目はあるのだろうがそうは思えない。
「本日最初の死者は君か。朝日一郎君」
そう声が聞えてきた。
そうか、やっぱり死んでしまったんだ。
「朝日一郎君。君に謝罪しなければならない」
謝罪?
「君にここでの仕事を任せるために死んでもらった。痛みはカットさせてもらい、ここに誘導したのは私だ」
「あなたは?」
「私は君の上司になる者だ。一応、神をやらせてもらっている」
「神?」
「君には、死者が輪廻転生する前に生前の善行悪行などを諮って転生先を決めてもらう審査官を任せたい」
「審査官…」
「そうだ。閻魔とも言われて居る存在だ。まぁ最も1人で全ての者を裁くのはきついので…楽をさせてもらっている」
なるほど。
そういうことなのか?
まだ、頭が働かないな。
そもそも頭があるのか?
少しズレた感じで、納得したのかしていないのか分からないが、それをすんなり受け入れてしまい、
「分かりました」
と返答。
「君には他の審査官と同じく自宅と職場が与えられる。労働の対価は賃金と休暇、それに天界や地界への行動無制限が与えられる」
まだよく分からないな。
天界?地界?
神と称する者からの説明を聞き流しながら、自分の身体の感覚が戻ってきたような気がする。
「ふむ。詳細はまた後で説明しよう。とりあえずは君の自宅へ案内しよう」
次の瞬間、俺は身体の全感覚を取り戻し、過ごしやすそうな部屋に立っていた。
「ここは?」
家の中をあちこち見て回る。
ベランダに出るともの凄い光景が見える。
高いと言っていいのか、地上が見えない。
下には雲のような霧のようなものが流れていて、よく分からない。
上を見ても同じような感じで、それだけでここがかなり高い位置にあるのだと思えてしまう。
どうやら、ここが神が言っていた自宅らしい。
右手に包丁を持ちパーカーのフードを被っている、明らかに怪しい人物。
夜も遅かったし、周りに人はいない。
LED灯の光で周囲は暗くないから、それは見えた。
逃げなきゃと思ったが足は動かない。
そいつはゆっくり近づいてくる。
そして包丁が自分の胸に刺さってくるのを感じる。
そして俺は死んだ。
***
死んで気がつくと”ここにいた”。
周囲は真っ白。
自分の身体の感触もない。
見えている以上は、目はあるのだろうがそうは思えない。
「本日最初の死者は君か。朝日一郎君」
そう声が聞えてきた。
そうか、やっぱり死んでしまったんだ。
「朝日一郎君。君に謝罪しなければならない」
謝罪?
「君にここでの仕事を任せるために死んでもらった。痛みはカットさせてもらい、ここに誘導したのは私だ」
「あなたは?」
「私は君の上司になる者だ。一応、神をやらせてもらっている」
「神?」
「君には、死者が輪廻転生する前に生前の善行悪行などを諮って転生先を決めてもらう審査官を任せたい」
「審査官…」
「そうだ。閻魔とも言われて居る存在だ。まぁ最も1人で全ての者を裁くのはきついので…楽をさせてもらっている」
なるほど。
そういうことなのか?
まだ、頭が働かないな。
そもそも頭があるのか?
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「分かりました」
と返答。
「君には他の審査官と同じく自宅と職場が与えられる。労働の対価は賃金と休暇、それに天界や地界への行動無制限が与えられる」
まだよく分からないな。
天界?地界?
神と称する者からの説明を聞き流しながら、自分の身体の感覚が戻ってきたような気がする。
「ふむ。詳細はまた後で説明しよう。とりあえずは君の自宅へ案内しよう」
次の瞬間、俺は身体の全感覚を取り戻し、過ごしやすそうな部屋に立っていた。
「ここは?」
家の中をあちこち見て回る。
ベランダに出るともの凄い光景が見える。
高いと言っていいのか、地上が見えない。
下には雲のような霧のようなものが流れていて、よく分からない。
上を見ても同じような感じで、それだけでここがかなり高い位置にあるのだと思えてしまう。
どうやら、ここが神が言っていた自宅らしい。
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