10 / 99
10 とりあえず出発
しおりを挟む
「今日は、飛鳥さんのサポートを受けつつ、融合異世界の巡視をしてもらうわ。行く先は、魔法文明側だからゲーム感覚で大丈夫よ」
「なんだか悪いな。飛鳥。よろしくな」
「こちらこそ」
まだ固いな。両者とも。
もうちょっと砕けた感じの話し方にしたいのだが、妙に緊張しているのが分かる。
少し話をして、カフェを出る。
出た場所から1つ階をあがってきたところの扉に「融合異世界への扉」。
いいのか?こんなの貼っていて。
即席ですって感じにテプラで小さく作ったのか。幅は12mmだな。
「なんだか説明調な部屋ですね」
「まぁ、急遽作ったからね。ここから監視と融合異世界に行けるスタート場所にしたの。この方がいろいろやりやすくてね」
扉を開けて中に入る。
リクライニングシートが3つ、机が1つ、入った正面には大型スクリーンが1つ。
画面はいくつかに分割され、あちこちが表示されているようだ。
それを見ながら、
「巡視って結局見て回るってことですよね?なのにゲーム感覚とは何ですか?」
「あ~、あまり深く考えないで。ゲームと思っていてもまだ大丈夫な状況なのよ」
「ゲームってあまり分からないのですが」
一応睡眠学習をしたのだが、まだイマイチ。
「ゲームも日常と変わらない。ただ単に能力を表す数が見えるだけよ」
「日常と変わらないなら、その部分に期待します」
期待感を示しつつ、能力を表す数って何だ?と思っていたが説明も大変そうだと思ったので先送り。
3人がリクライニングシートに座る。
ともえさんも来るのかな?
「ともえ様?」
「私はここに残って、モニター越しに状況を見ています。あなたたちは、現場へ行って状況を把握しなさい。今日は自分の事だけの確認になると思うけれどね」
やっぱり来ないのか。
あれ?責任者はともえさんじゃなかったのか?責任だけ取ると?
「自分の確認とは何でしょう?」
「いつもと同じように、そこに座っていれば分かるわよ。あの場所に行くにはまずしなきゃいけないことがいくつかあるの」
「そうですか」
「そうよ。さぁ、もう行ってらっしゃい。頑張ってね~」
その言葉と共に自分が吸い出されるような変な感覚が生まれ、気がつくとまるでパソコンの中にいるような周囲が格子状の部屋に2人で立っていた。
「なんだか悪いな。飛鳥。よろしくな」
「こちらこそ」
まだ固いな。両者とも。
もうちょっと砕けた感じの話し方にしたいのだが、妙に緊張しているのが分かる。
少し話をして、カフェを出る。
出た場所から1つ階をあがってきたところの扉に「融合異世界への扉」。
いいのか?こんなの貼っていて。
即席ですって感じにテプラで小さく作ったのか。幅は12mmだな。
「なんだか説明調な部屋ですね」
「まぁ、急遽作ったからね。ここから監視と融合異世界に行けるスタート場所にしたの。この方がいろいろやりやすくてね」
扉を開けて中に入る。
リクライニングシートが3つ、机が1つ、入った正面には大型スクリーンが1つ。
画面はいくつかに分割され、あちこちが表示されているようだ。
それを見ながら、
「巡視って結局見て回るってことですよね?なのにゲーム感覚とは何ですか?」
「あ~、あまり深く考えないで。ゲームと思っていてもまだ大丈夫な状況なのよ」
「ゲームってあまり分からないのですが」
一応睡眠学習をしたのだが、まだイマイチ。
「ゲームも日常と変わらない。ただ単に能力を表す数が見えるだけよ」
「日常と変わらないなら、その部分に期待します」
期待感を示しつつ、能力を表す数って何だ?と思っていたが説明も大変そうだと思ったので先送り。
3人がリクライニングシートに座る。
ともえさんも来るのかな?
「ともえ様?」
「私はここに残って、モニター越しに状況を見ています。あなたたちは、現場へ行って状況を把握しなさい。今日は自分の事だけの確認になると思うけれどね」
やっぱり来ないのか。
あれ?責任者はともえさんじゃなかったのか?責任だけ取ると?
「自分の確認とは何でしょう?」
「いつもと同じように、そこに座っていれば分かるわよ。あの場所に行くにはまずしなきゃいけないことがいくつかあるの」
「そうですか」
「そうよ。さぁ、もう行ってらっしゃい。頑張ってね~」
その言葉と共に自分が吸い出されるような変な感覚が生まれ、気がつくとまるでパソコンの中にいるような周囲が格子状の部屋に2人で立っていた。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】婚約破棄寸前の悪役令嬢は7年前の姿をしている
五色ひわ
恋愛
ドラード王国の第二王女、クラウディア・ドラードは正体不明の相手に襲撃されて子供の姿に変えられてしまった。何とか逃げのびたクラウディアは、年齢を偽って孤児院に隠れて暮らしている。
初めて経験する貧しい暮らしに疲れ果てた頃、目の前に現れたのは婚約破棄寸前の婚約者アルフレートだった。
夫に捨てられた私は冷酷公爵と再婚しました
香木陽灯
恋愛
伯爵夫人のマリアーヌは「夜を共に過ごす気にならない」と突然夫に告げられ、わずか五ヶ月で離縁することとなる。
これまで女癖の悪い夫に何度も不倫されても、役立たずと貶されても、文句ひとつ言わず彼を支えてきた。だがその苦労は報われることはなかった。
実家に帰っても父から不当な扱いを受けるマリアーヌ。気分転換に繰り出した街で倒れていた貴族の男性と出会い、彼を助ける。
「離縁したばかり? それは相手の見る目がなかっただけだ。良かったじゃないか。君はもう自由だ」
「自由……」
もう自由なのだとマリアーヌが気づいた矢先、両親と元夫の策略によって再婚を強いられる。相手は婚約者が逃げ出すことで有名な冷酷公爵だった。
ところが冷酷公爵と会ってみると、以前助けた男性だったのだ。
再婚を受け入れたマリアーヌは、公爵と少しずつ仲良くなっていく。
ところが公爵は王命を受け内密に仕事をしているようで……。
一方の元夫は、財政難に陥っていた。
「頼む、助けてくれ! お前は俺に恩があるだろう?」
元夫の悲痛な叫びに、マリアーヌはにっこりと微笑んだ。
「なぜかしら? 貴方を助ける気になりませんの」
※ふんわり設定です
転生の水神様ーー使える魔法は水属性のみだが最強ですーー
芍薬甘草湯
ファンタジー
水道局職員が異世界に転生、水神様の加護を受けて活躍する異世界転生テンプレ的なストーリーです。
42歳のパッとしない水道局職員が死亡したのち水神様から加護を約束される。
下級貴族の三男ネロ=ヴァッサーに転生し12歳の祝福の儀で水神様に再会する。
約束通り祝福をもらったが使えるのは水属性魔法のみ。
それでもネロは水魔法を工夫しながら活躍していく。
一話当たりは短いです。
通勤通学の合間などにどうぞ。
あまり深く考えずに、気楽に読んでいただければ幸いです。
完結しました。
神様の忘れ物
mizuno sei
ファンタジー
仕事中に急死した三十二歳の独身OLが、前世の記憶を持ったまま異世界に転生した。
わりとお気楽で、ポジティブな主人公が、異世界で懸命に生きる中で巻き起こされる、笑いあり、涙あり(?)の珍騒動記。
[完結] 邪魔をするなら潰すわよ?
シマ
ファンタジー
私はギルドが運営する治療院で働く治療師の一人、名前はルーシー。
クエストで大怪我したハンター達の治療に毎日、忙しい。そんなある日、騎士の格好をした一人の男が運び込まれた。
貴族のお偉いさんを魔物から護った騎士団の団長さんらしいけど、その場に置いていかれたの?でも、この傷は魔物にヤられたモノじゃないわよ?
魔法のある世界で亡くなった両親の代わりに兄妹を育てるルーシー。彼女は兄妹と静かに暮らしたいけど何やら回りが放ってくれない。
ルーシーが気になる団長さんに振り回されたり振り回したり。
私の生活を邪魔をするなら潰すわよ?
1月5日 誤字脱字修正 54話
★━戦闘シーンや猟奇的発言あり
流血シーンあり。
魔法・魔物あり。
ざぁま薄め。
恋愛要素あり。
『召喚ニートの異世界草原記』
KAORUwithAI
ファンタジー
ゲーム三昧の毎日を送る元ニート、佐々木二郎。
ある夜、三度目のゲームオーバーで眠りに落ちた彼が目を覚ますと、そこは見たこともない広大な草原だった。
剣と魔法が当たり前に存在する世界。だが二郎には、そのどちらの才能もない。
――代わりに与えられていたのは、**「自分が見た・聞いた・触れたことのあるものなら“召喚”できる」**という不思議な能力だった。
面倒なことはしたくない、楽をして生きたい。
そんな彼が、偶然出会ったのは――痩せた辺境・アセトン村でひとり生きる少女、レン。
「逃げて!」と叫ぶ彼女を前に、逃げようとした二郎の足は動かなかった。
昔の記憶が疼く。いじめられていたあの日、助けを求める自分を誰も救ってくれなかったあの光景。
……だから、今度は俺が――。
現代の知恵と召喚の力を武器に、ただの元ニートが異世界を駆け抜ける。
少女との出会いが、二郎を“召喚者”へと変えていく。
引きこもりの俺が、異世界で誰かを救う物語が始まる。
※こんな物も召喚して欲しいなって
言うのがあればリクエストして下さい。
出せるか分かりませんがやってみます。
【改訂版アップ】10日間の異世界旅行~帰れなくなった二人の異世界冒険譚~
ばいむ
ファンタジー
10日間の異世界旅行~帰れなくなった二人の異世界冒険譚~
大筋は変わっていませんが、内容を見直したバージョンを追加でアップしています。単なる自己満足の書き直しですのでオリジナルを読んでいる人は見直さなくてもよいかと思います。主な変更点は以下の通りです。
話数を半分以下に統合。このため1話辺りの文字数が倍増しています。
説明口調から対話形式を増加。
伏線を考えていたが使用しなかった内容について削除。(龍、人種など)
別視点内容の追加。
剣と魔法の世界であるライハンドリア・・・。魔獣と言われるモンスターがおり、剣と魔法でそれを倒す冒険者と言われる人達がいる世界。
高校の休み時間に突然その世界に行くことになってしまった。この世界での生活は10日間と言われ、混乱しながらも楽しむことにしたが、なぜか戻ることができなかった。
特殊な能力を授かるわけでもなく、生きるための力をつけるには自ら鍛錬しなければならなかった。魔獣を狩り、いろいろな遺跡を訪ね、いろいろな人と出会った。何度か死にそうになったこともあったが、多くの人に助けられながらも少しずつ成長し、なんとか生き抜いた。
冒険をともにするのは同じく異世界に転移してきた女性・ジェニファー。彼女と出会い、ともに生き抜き、そして別れることとなった。
2021/06/27 無事に完結しました。
2021/09/10 後日談の追加を開始
2022/02/18 後日談完結しました。
2025/03/23 自己満足の改訂版をアップしました。
ラストアタック!〜御者のオッサン、棚ぼたで最強になる〜
KeyBow
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞
ディノッゾ、36歳。職業、馬車の御者。
諸国を旅するのを生き甲斐としながらも、その実態は、酒と女が好きで、いつかは楽して暮らしたいと願う、どこにでもいる平凡なオッサンだ。
そんな男が、ある日、傲慢なSランクパーティーが挑むドラゴンの討伐に、くじ引きによって理不尽な捨て駒として巻き込まれる。
捨て駒として先行させられたディノッゾの馬車。竜との遭遇地点として聞かされていた場所より、遥か手前でそれは起こった。天を覆う巨大な影―――ドラゴンの襲撃。馬車は木っ端微塵に砕け散り、ディノッゾは、同乗していたメイドの少女リリアと共に、死の淵へと叩き落された―――はずだった。
腕には、守るべきメイドの少女。
眼下には、Sランクパーティーさえも圧倒する、伝説のドラゴン。
―――それは、ただの不運な落下のはずだった。
崩れ落ちる崖から転落する際、杖代わりにしていただけの槍が、本当に、ただ偶然にも、ドラゴンのたった一つの弱点である『逆鱗』を貫いた。
その、あまりにも幸運な事故こそが、竜の命を絶つ『最後の一撃(ラストアタック)』となったことを、彼はまだ知らない。
死の淵から生還した彼が手に入れたのは、神の如き規格外の力と、彼を「師」と慕う、新たな仲間たちだった。
だが、その力の代償は、あまりにも大きい。
彼が何よりも愛していた“酒と女と気楽な旅”――
つまり平和で自堕落な生活そのものだった。
これは、英雄になるつもりのなかった「ただのオッサン」が、
守るべき者たちのため、そして亡き友との誓いのために、
いつしか、世界を救う伝説へと祭り上げられていく物語。
―――その勘違いと優しさが、やがて世界を揺るがす。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる