19 / 99
19 融合異世界からの帰還
しおりを挟む
戻ってきた。
あの世界から安全に離脱して、この世界に。
目を開けた時にともえさんが覗き込んでいたのにはびっくりしたが。
「あれが魔法文明世界なのですか。魔法って不思議ですね」
「あれがそうよ。でも色々科学文明世界が混じっているようね。印刷所には驚いたわ」
グリーンも興味津々だったように、印刷は科学文明側の技術だった。
魔法文明側ではあり得ないということなのか。
「融合以前は、本は高価なものでね、一般庶民が買えるものじゃなかったの。ましてやパンフレットなんて作れないし、無料配布なんて無理。でも、印刷技術はそれまでの常識を覆し、あっという間に普及したわ。MQコードなんていう技術が最初から盛り込まれたり、ナビゲーション機能付きなんてびっくりよ」
「お店の宣伝も言っていましたよ」
「見てた。あれは科学文明側ではなかったはず。きっと融合直後に何かが介在したのかもしれない」
「進歩しているということですか?」
「そうね。これも進歩していると言うことかもしれないわね。嬉しい誤算になるといいのだけれど」
「私はそのまま?」
ともえと話をしている時にグリーンがともえさんに話かける。
そういえばそうだ。
グリーンは…みどりは、キャラクターのまま。
「いちいち現実に戻るのも面倒くさいかと思っていたのだけど、戻る?」
「戻りたい。でも、明日は仕事だし」
「転職したわよ」
「え?」
「転職して、あなたの世界にある私の関連企業に移籍したから」
「聞いていない」
「少しだけ話したわよ」
「全部言ってくださいよ。すると明日は…?」
「泊付きの出張扱いになっているわ」
「はぁぁぁぁ~~~」
みどりは深い深いため息を出していた。
「あ、社宅どうしよう」
「そっちは事情を説明して、1ヶ月以内に引っ越すことで話がついているわ」
「あああああ…」
みどりも大変だな。
他人ごとのように話すこっちも、ともえさんにかなりやられている自覚はゼロだった。
みどりほどの関与がなかったからかもしれない。
「さて、お部屋に戻るわね。また明日」
「え?」
気がつけば自室に戻っている。
一瞬のうちにあの部屋から自室へ、慣れないとな。
あの世界から安全に離脱して、この世界に。
目を開けた時にともえさんが覗き込んでいたのにはびっくりしたが。
「あれが魔法文明世界なのですか。魔法って不思議ですね」
「あれがそうよ。でも色々科学文明世界が混じっているようね。印刷所には驚いたわ」
グリーンも興味津々だったように、印刷は科学文明側の技術だった。
魔法文明側ではあり得ないということなのか。
「融合以前は、本は高価なものでね、一般庶民が買えるものじゃなかったの。ましてやパンフレットなんて作れないし、無料配布なんて無理。でも、印刷技術はそれまでの常識を覆し、あっという間に普及したわ。MQコードなんていう技術が最初から盛り込まれたり、ナビゲーション機能付きなんてびっくりよ」
「お店の宣伝も言っていましたよ」
「見てた。あれは科学文明側ではなかったはず。きっと融合直後に何かが介在したのかもしれない」
「進歩しているということですか?」
「そうね。これも進歩していると言うことかもしれないわね。嬉しい誤算になるといいのだけれど」
「私はそのまま?」
ともえと話をしている時にグリーンがともえさんに話かける。
そういえばそうだ。
グリーンは…みどりは、キャラクターのまま。
「いちいち現実に戻るのも面倒くさいかと思っていたのだけど、戻る?」
「戻りたい。でも、明日は仕事だし」
「転職したわよ」
「え?」
「転職して、あなたの世界にある私の関連企業に移籍したから」
「聞いていない」
「少しだけ話したわよ」
「全部言ってくださいよ。すると明日は…?」
「泊付きの出張扱いになっているわ」
「はぁぁぁぁ~~~」
みどりは深い深いため息を出していた。
「あ、社宅どうしよう」
「そっちは事情を説明して、1ヶ月以内に引っ越すことで話がついているわ」
「あああああ…」
みどりも大変だな。
他人ごとのように話すこっちも、ともえさんにかなりやられている自覚はゼロだった。
みどりほどの関与がなかったからかもしれない。
「さて、お部屋に戻るわね。また明日」
「え?」
気がつけば自室に戻っている。
一瞬のうちにあの部屋から自室へ、慣れないとな。
0
あなたにおすすめの小説
異世界ママ、今日も元気に無双中!
チャチャ
ファンタジー
> 地球で5人の子どもを育てていた明るく元気な主婦・春子。
ある日、建設現場の事故で命を落としたと思ったら――なんと剣と魔法の異世界に転生!?
目が覚めたら村の片隅、魔法も戦闘知識もゼロ……でも家事スキルは超一流!
「洗濯魔法? お掃除召喚? いえいえ、ただの生活の知恵です!」
おせっかい上等! お節介で世界を変える異世界ママ、今日も笑顔で大奮闘!
魔法も剣もぶっ飛ばせ♪ ほんわかテンポの“無双系ほんわかファンタジー”開幕!
少し冷めた村人少年の冒険記 2
mizuno sei
ファンタジー
地球からの転生者である主人公トーマは、「はずれギフト」と言われた「ナビゲーションシステム」を持って新しい人生を歩み始めた。
不幸だった前世の記憶から、少し冷めた目で世の中を見つめ、誰にも邪魔されない力を身に着けて第二の人生を楽しもうと考えている。
旅の中でいろいろな人と出会い、成長していく少年の物語。
処刑された勇者は二度目の人生で復讐を選ぶ
シロタカズキ
ファンタジー
──勇者は、すべてを裏切られ、処刑された。
だが、彼の魂は復讐の炎と共に蘇る──。
かつて魔王を討ち、人類を救った勇者 レオン・アルヴァレス。
だが、彼を待っていたのは称賛ではなく、 王族・貴族・元仲間たちによる裏切りと処刑だった。
「力が強すぎる」という理由で異端者として断罪され、広場で公開処刑されるレオン。
国民は歓喜し、王は満足げに笑い、かつての仲間たちは目を背ける。
そして、勇者は 死んだ。
──はずだった。
十年後。
王国は繁栄の影で腐敗し、裏切り者たちは安穏とした日々を送っていた。
しかし、そんな彼らの前に死んだはずの勇者が現れる。
「よくもまあ、のうのうと生きていられたものだな」
これは、英雄ではなくなった男の復讐譚。
彼を裏切った王族、貴族、そしてかつての仲間たちを絶望の淵に叩き落とすための第二の人生が、いま始まる──。
30代社畜の私が1ヶ月後に異世界転生するらしい。
ひさまま
ファンタジー
前世で搾取されまくりだった私。
魂の休養のため、地球に転生したが、地球でも今世も搾取されまくりのため魂の消滅の危機らしい。
とある理由から元の世界に戻るように言われ、マジックバックを自称神様から頂いたよ。
これで地球で買ったものを持ち込めるとのこと。やっぱり夢ではないらしい。
取り敢えず、明日は退職届けを出そう。
目指せ、快適異世界生活。
ぽちぽち更新します。
作者、うっかりなのでこれも買わないと!というのがあれば教えて下さい。
脳内の空想を、つらつら書いているのでお目汚しな際はごめんなさい。
夫に捨てられた私は冷酷公爵と再婚しました
香木陽灯
恋愛
伯爵夫人のマリアーヌは「夜を共に過ごす気にならない」と突然夫に告げられ、わずか五ヶ月で離縁することとなる。
これまで女癖の悪い夫に何度も不倫されても、役立たずと貶されても、文句ひとつ言わず彼を支えてきた。だがその苦労は報われることはなかった。
実家に帰っても父から不当な扱いを受けるマリアーヌ。気分転換に繰り出した街で倒れていた貴族の男性と出会い、彼を助ける。
「離縁したばかり? それは相手の見る目がなかっただけだ。良かったじゃないか。君はもう自由だ」
「自由……」
もう自由なのだとマリアーヌが気づいた矢先、両親と元夫の策略によって再婚を強いられる。相手は婚約者が逃げ出すことで有名な冷酷公爵だった。
ところが冷酷公爵と会ってみると、以前助けた男性だったのだ。
再婚を受け入れたマリアーヌは、公爵と少しずつ仲良くなっていく。
ところが公爵は王命を受け内密に仕事をしているようで……。
一方の元夫は、財政難に陥っていた。
「頼む、助けてくれ! お前は俺に恩があるだろう?」
元夫の悲痛な叫びに、マリアーヌはにっこりと微笑んだ。
「なぜかしら? 貴方を助ける気になりませんの」
※ふんわり設定です
【完結】魔王を殺された黒竜は勇者を許さない
綾雅(りょうが)要らない悪役令嬢
ファンタジー
幼い竜は何もかも奪われた。勇者を名乗る人族に、ただ一人の肉親である父を殺される。慈しみ大切にしてくれた魔王も……すべてを奪われた黒竜は次の魔王となった。神の名づけにより力を得た彼は、魔族を従えて人間への復讐を始める。奪われた痛みを乗り越えるために。
だが、人族にも魔族を攻撃した理由があった。滅ぼされた村や町、殺された家族、奪われる数多の命。復讐は連鎖する。
互いの譲れない正義と復讐がぶつかり合う世界で、神は何を望み、幼竜に力と名を与えたのか。復讐を終えるとき、ガブリエルは何を思うだろうか。
ハッピーエンド
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2024/03/02……完結
2023/12/21……エブリスタ、トレンド#ファンタジー 1位
2023/12/20……アルファポリス、男性向けHOT 20位
2023/12/19……連載開始
神様の忘れ物
mizuno sei
ファンタジー
仕事中に急死した三十二歳の独身OLが、前世の記憶を持ったまま異世界に転生した。
わりとお気楽で、ポジティブな主人公が、異世界で懸命に生きる中で巻き起こされる、笑いあり、涙あり(?)の珍騒動記。
[完結] 邪魔をするなら潰すわよ?
シマ
ファンタジー
私はギルドが運営する治療院で働く治療師の一人、名前はルーシー。
クエストで大怪我したハンター達の治療に毎日、忙しい。そんなある日、騎士の格好をした一人の男が運び込まれた。
貴族のお偉いさんを魔物から護った騎士団の団長さんらしいけど、その場に置いていかれたの?でも、この傷は魔物にヤられたモノじゃないわよ?
魔法のある世界で亡くなった両親の代わりに兄妹を育てるルーシー。彼女は兄妹と静かに暮らしたいけど何やら回りが放ってくれない。
ルーシーが気になる団長さんに振り回されたり振り回したり。
私の生活を邪魔をするなら潰すわよ?
1月5日 誤字脱字修正 54話
★━戦闘シーンや猟奇的発言あり
流血シーンあり。
魔法・魔物あり。
ざぁま薄め。
恋愛要素あり。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる