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24 お婆ちゃん
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「お婆ちゃん?」
「うむ。しかし、審査官になってもお前は変わらんのぉ~」
「朝日くんは、まだ経験1人ですから変わりようがないと思いますよ」
「お前には聞いていない」
「ぐさっ」
ともえさん倒れる振りをしている。
しかし、否定が強烈なのは変わらない。
「お婆ちゃんは、ここに入れるの?」
「うむ。ここに最初に降りたのは我だからな。古巣に行くのにちょうどいい場所じゃったのだ」
「お婆ちゃんって、どういう人。人なの?」
「元天使じゃ。ともえの元上司だが、そこいらへんの神よりも上位だな」
「知らなかった」
「それはそうじゃ。女子は全員知っておるが男子は当主くらいしか知らんし、一応の極秘事項じゃからな」
うーん、当主か。
俺も生きていれば、朝日家の当主になっていたはずなんだが極秘かぁ~。
「俺は当主になるはずだと思っていたよ」
「まぁ、そう思うのも当然だが弟君が当主になるのは生まれた時に確定したから、言っていなかったのだよ」
弟は、一回り下の14歳。12歳も離れていると弟というより近所の子供って感覚が強い。
でも、頻繁に帰省してコミュニケーションを多く取っていたつもり。
朝日美春という名で、世界を見張る者という意味で名付けたと聞いた。
壮大すぎないか?と思ったが、実は話があったのか。
「美春が…か」
「重要なお役目を持っているのだよ。まだ14歳だが。最近はともえと連んで何かをしているらしい。きっととんでもないことをしていると思うが、実害が出たら対処しようと思ってな、今は放置状態じゃ」
「とんでもないなら、すぐに止めさせた方がいいと思いますが」
「まぁ、推測じゃがだいたい当たるのじゃ。ただ、事が起きないと介入はしないという面倒な原則もあってな、融合異世界の件も似たようなものじゃ。完全に一郎は巻き込まれているし、みどりもとばっちりを食ってる。もちろん、実は我も介入しているのだが、昔のおかしな世界と同じくなし崩し的に落ち着いてしまうのじゃろう」
「融合異世界はともかく、おかしな世界とは?」
「おや、聞いたことがないのか?」
「あったような、なかったような」
「今回の融合異世界と似た環境だから知らなくても問題はない。とりあえず、今の仕事をやっていれば、そっちの問題が関与することもなかろうて」
ともえさんは2人で話している時は全く話に入ってこなかった。
黙って聞いている。
「む。みどりが表に着いたようじゃ。迎えに行ってくる」
「はい、ここでお待ちしております」
ともえが返答し、2人でここ神の間でみどりを待つことになった。
「うむ。しかし、審査官になってもお前は変わらんのぉ~」
「朝日くんは、まだ経験1人ですから変わりようがないと思いますよ」
「お前には聞いていない」
「ぐさっ」
ともえさん倒れる振りをしている。
しかし、否定が強烈なのは変わらない。
「お婆ちゃんは、ここに入れるの?」
「うむ。ここに最初に降りたのは我だからな。古巣に行くのにちょうどいい場所じゃったのだ」
「お婆ちゃんって、どういう人。人なの?」
「元天使じゃ。ともえの元上司だが、そこいらへんの神よりも上位だな」
「知らなかった」
「それはそうじゃ。女子は全員知っておるが男子は当主くらいしか知らんし、一応の極秘事項じゃからな」
うーん、当主か。
俺も生きていれば、朝日家の当主になっていたはずなんだが極秘かぁ~。
「俺は当主になるはずだと思っていたよ」
「まぁ、そう思うのも当然だが弟君が当主になるのは生まれた時に確定したから、言っていなかったのだよ」
弟は、一回り下の14歳。12歳も離れていると弟というより近所の子供って感覚が強い。
でも、頻繁に帰省してコミュニケーションを多く取っていたつもり。
朝日美春という名で、世界を見張る者という意味で名付けたと聞いた。
壮大すぎないか?と思ったが、実は話があったのか。
「美春が…か」
「重要なお役目を持っているのだよ。まだ14歳だが。最近はともえと連んで何かをしているらしい。きっととんでもないことをしていると思うが、実害が出たら対処しようと思ってな、今は放置状態じゃ」
「とんでもないなら、すぐに止めさせた方がいいと思いますが」
「まぁ、推測じゃがだいたい当たるのじゃ。ただ、事が起きないと介入はしないという面倒な原則もあってな、融合異世界の件も似たようなものじゃ。完全に一郎は巻き込まれているし、みどりもとばっちりを食ってる。もちろん、実は我も介入しているのだが、昔のおかしな世界と同じくなし崩し的に落ち着いてしまうのじゃろう」
「融合異世界はともかく、おかしな世界とは?」
「おや、聞いたことがないのか?」
「あったような、なかったような」
「今回の融合異世界と似た環境だから知らなくても問題はない。とりあえず、今の仕事をやっていれば、そっちの問題が関与することもなかろうて」
ともえさんは2人で話している時は全く話に入ってこなかった。
黙って聞いている。
「む。みどりが表に着いたようじゃ。迎えに行ってくる」
「はい、ここでお待ちしております」
ともえが返答し、2人でここ神の間でみどりを待つことになった。
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