異界審査官の巻き込まれ人生記

夜空のかけら

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35 面倒くさがり屋

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「ともえ様は知っているのかな。この世界の能力の平均とか」
「知らないかもしれないが、一応聞いてみるのはどうだ?」
「そうね。ダメ元で聞いてみましょう」

ベッドに腰掛けていたグリーンがこことは違うどこか別の場所を見ているようになり、しばらく経った。

「結論から言えば、融合前のことしか分からないそうよ。今は混ざってしまって、人だけじゃなくモンスターや動物も強化されてしまったのもいれば、弱体化したのもいるとかで、主に魔法世界側へは影響が強く出ているそう。科学世界側は、日常的に何かと戦うというのはないので現時点ではどうなっているか分からないとか」
「なら、融合前はどうだったんだ」
「こんな感じね」

HP 300
MP 300
筋力 300
耐久度 300
知識 300
幸運 300

「ともえさんは、面倒くさがり屋さんか?」
「相当なレベルのね。ほとんどの人はこんな感じで全てのステータスは300上限みたいな感じだった。もちろんこれ以上のステータスの人もいるけれど、それでも1000以上の人はいないそうよ」
「スキルも似たりよったりとか?」
「スキルについては何も設定していないそうよ。自由に勝手に無制限に取得できるようにしていたって。そのおかげか生身で宇宙を走る変なものまで出て来て、ファンタジーな世界に科学が混じった人がいたりするそうよ。一応は世界に矛盾は生じていないらしいとは言っていたけれど、何を見ているのかまでは教えてくれなかった」
「念のため、スキルはどうだったか聞いてみても」
「スキルは、基本レベル止まりの人がほとんど、レベルは4か5じゃないかしら」
「生身で宇宙を走っている人は」
「状態異常の窒息耐性と虚空を走るというよく分からないスキルがレベル10+だそうよ。レベルに付けられた名称としては、神位。超位レベルの上でユニークスキルの領域らしいわ」
「123基本が456で次が…」
「スキルレベル0というスキルにならない前段階のものから、低位123、基本456、上位78、高位9、超位10、神位10+で、神位と呼ぶにはユニークスキルの所持がないとダメ。ユニークスキルにはレベル概念がないから」
「基本の読み上げはないから…」
「そう、スキル集中3の次は、集中と言う呼び名になってスキルの上位レベル7になると『スキル集中7』って言われる」
「ややこしいね」
「基本レベルの読み上げも検討しているそうよ。ここのシステムもコア・ブレインの亜種がやっているそうだから」
「念じれば、叶えてくれる?」
「さすがに権限がないからダメ」
「それは残念」
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