異界審査官の巻き込まれ人生記

夜空のかけら

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34 世界の管理者は誰でしょう

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「この際だから、取れそうなスキルを全部取ることを目標としましょう。HPMP以外のステータスも伸ばしておいて問題はないから、そちらの方も考えないとね」
「取れそうか。簡単に取れるのなら取っておきたい」
「そうね。まずは…これを集中して見て」

取り出したのは、ランタン。
火を入れれば周囲がそれなりに明るくなる。

「炎の揺らぎなども色々予測しながら集中して見るだけ」
「これで何のスキルが取れるのか?」
「まぁ、ものは試しよ。やってみて」

言われた通り、ランタンの炎を見つめ始める。
ランタンの周囲のガラスで中にある炎はそんなに動かない。
たまに大きく動くだけだ。

「スキル集中1を取得しました」

スキル集中…

「スキル予測1を取得しました」

予測?

「今は気にしない。集中して」
「分かった」

さっきよりも集中的に見ていく、こんな感じかなというのが消えてちょっとした動きでも予想ができる。

「スキル集中2を取得しました」
「スキル予測2を取得しました」
「スキル気配察知2を取得しました」
「スキル安静3を取得しました」
「スキル集中3を取得しました」
「スキル安静を取得しました」

あれ?

「少し休みましょう」
「うーううんん~」

ちょっとその場で伸びをしてみる。
そういえば…

「さっき、スキル安静のところで数字が付かなかった。なぜだろう」
「ああそれはね、スキルレベル4、5,6は基本レベルだからレベル数はないの。7になった時には追加で言われるけれど、ほとんどの場合は基本レベル止まり。問題はないわ。ほとんど」
「ほとんどね。スキルは上がり始めると早いから助かるが、ステータスはどうやって上げる」
「筋力はそのまま重量物の持ち上げ持ち下げを繰り返すとどんどん上がるわ。持っている武器を少しずつ重いものにして、上げ下ろしを根気よく続ければどんどん上がる。耐久力は、さっきの上げ下ろしを疲れるまでやれれば上がっていくわ。私は違う方法で上げたけれど」
「違う方法?」
「ワンドでひたすらモンスターを叩くというやり方よ。モンスターを狩ることによる経験と同時に上昇していくわ。もちろん、狩る相手がいないと使えない方法だけど」
「同じ方法は無理なのか?」
「そもそもこの世界で、その方法が通用するか分からないことが問題。私の場合は、元のゲームからのコンバートだから数値は高いけれど、ものは試し。言った通りの方法でどこまで上げられるか。この世界の平均値というのが分からないからね。それも問題だけれど」
「…なぁ、この世界って誰が管理している?」
「元々は、ともえ様だ・け・ど…、あれ?」

何か気がつきそうだな。
管理者に聞いてみるとかアリか?
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