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公爵[ライラールの父親]のその後(隣国に嫁いだちょいぽちゃ王女は帰りたい)
しおりを挟むグロ注意
ホラー風?
そこまでざまぁ対象キャラでは無いのですが、このような末路です。
虫注意
我が国がパンデルム帝国に攻め滅ぼされ、私は強制労働所で働く事になった。
「お前達元貴族には遺体の処理をして貰う。」
まず命じられたのは戦後の遺体の埋葬。
夥しい数の遺体を共同墓地に埋葬するそうだ。
「ううっ……。」
足枷を付けられ遺体の収容所まで歩くと入り口付近から、吐きそうな程の悪臭が漂っていた。
「こんなところで吐くなよ!」
「は、はい。」
見張りの男に怒鳴られた。目つきが鋭く私を睨んではいるが、暴力を振るう気は無いようだ。
狭く暗い物置小屋のような収容所には、更に濃厚な悪臭が立ち籠めていて、遺体が山のように積んであった。
物のように、無造作に……。
「この憐れな兵士達を見て、自分たちがどんな犠牲を民に強いてきたのか実感するといい。」
私達は三人一組となって遺体を一体一体布にくるみ、三人で抱えて遺体を荷台へと積んだ。遺体は重くて、三人でやっと運べる重さだった。
遺体の表情にはそれぞれ、死ぬ間際の苦痛や恐怖が刻まれていた。
目の開いたままの遺体も多く、布にくるむ途中に目が合う。
色を無くした目が私を責める。
それは、言い知れぬ恐怖………。
動かない遺体が怖くてたまらない。
身が竦むのを必死に堪えて作業を急いだ。
多くの遺体は時間が経っており既に蛆が湧いていた。
特に腹の傷の周辺には蛆が集まり寒心に耐えない。
そんな作業を始めてから、夜は悪夢に魘される。
「……痛い……くる……しい……。助ケテ……。」
「………お前のせいだ………。」
遺体が床を這って私の方へと手を伸ばす。
「す、すまない……。」
怖くてその手を振り払う。
「自分たちだけ逃げるのか………。」
夢の中の私は逃げたくても凍り付いたように身体が動かない……。
恐怖と絶望に満ちた目で私を見る遺体たち……。
腐りかかった身体を引き摺り私に這い寄る……。
私の体にも蛆が湧き、もぞもぞと身体中を這い回る。
「ギ、ギャーーーーー、た、助けてくれーーー!」
悪夢に魘され目が覚めた。
目の前に遺体は無い。
けれどもやけに蛆が身体を這い回る感覚が生々しくて……。
振り払っても振り払っても、感覚が残っている。
もうこの悪夢から逃れられない。
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