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「じゃあ、分かったよ。やっと僕の願いが叶うんだね。」
そう言うと、彼は聞いたこともない言語で呪文を唱えはじめた。
催眠魔法なのかな?
廉が呪文を唱えはじめた途端に、視界が霞み意識がぼんやりしてきて、私はそのまま眠りについた。
そしてーー
「えっ?えっ?」
魔王である私は今、勇者に組み敷かれている。
衣服は何も身につけていない素っ裸の状態で!
「……廉?きゃあ!」
驚いて胸を隠そうとしたら、手首には鉄枷が嵌められていて動かせなかった。鉄枷から伸びた鎖はベッドに固定されているみたい。
「な、何?どうなってるの?」
そして、下半身に違和感を感じて、そこに目を向ければーー。
「廉、なに……してるの?」
私の股の間に何かが埋まっている。
まさか……、
「何って……セックス。安心して琴葉。破瓜は済ませたよ。挿れたままで回復魔法も掛けたから、もう痛くないでしょ?」
私ーー
廉とエッチしてるのーー
「ごめんね、琴葉。その封印の手枷痛いよね。」
「どうして……。」
「琴葉ってば、魔王になってから魔法の勉強して無かったでしょ?琴葉がイクたびに魔力は暴走するし雷は落ちるわで大変だったんだ。だから魔力は封印させてもらったよ。」
イクって?
まさか……
「僕、琴葉が気持ち良くなるように身体中を調べてたっぷり舐めたんだ。琴葉ってエッチだね。寝ててもちゃんと身体は反応してたよ。僕、琴葉のことは何でも知りたくて……。」
調べたって……私が眠っている間に?
身体を色々見られたってこと?
廉は悪気なんて一切なさそうで……嬉しそうに笑いながら、「ほら、ここも気持ちいいでしょ?」なんて言いながら抽挿をはじめた。
「あんっ。はぁっ、はぁっ……。」
初めてなのに、膣襞が擦られるたびに甘い愉悦が湧き上がって声が出ちゃう。なにこれ?こんな感覚知らない。
「あー、やっぱり起きてる琴葉の方がいいね。せっかくだから琴葉に気持ち良くなって欲しかったんだ!」
彼は腰を揺すりながら「可愛いよ。」なんてチュッチュッと口づけを落とす。
「そんな……あっ……あっ。」
「実はね、琴葉の性感の開発は結構進めたんだ。ほら、胸もね。」
前世より大きさな胸をぐにぐにと揉まれて、キュッと無遠慮に胸の頂きを摘ままれた。
「あっ!」
自分以外の誰かに胸を触られるなんてはじめてなのに、びくんびくんって身体が震える。
「ふふっ。感じちゃって、可愛い。もうこんなにナカがドロドロになってるよ。琴葉が『眠ってる間にヤっちゃって』って言ってたから僕頑張ったんだ。」
「ち、ちがーう!!」
息も絶え絶えに叫んだ。私が言ったのはそういう意味じゃないからぁー。
「私を殺して欲しかったの。次の転生が出来るから。」
「殺して……って、……次の転生?
まさか、琴葉は……また僕をおいて居なくなろうとしてたの?」
動きを止めた廉が私をじっと見つめて笑う。
ヤバい。廉を怒らせた!
こんな風に綺麗に笑う時、廉は必ず怒ってた!
「琴葉のここは僕をこんなに求めてるのに?」
わざと音を聞かせようと、ナカをかき混ぜるみたいに抜き挿しされると、ぐじゅ、ぐじゅと淫靡な音が聞こえてくる。
「……あっ、はぁん……。」
自然と声が漏れて、その甘ったるさに驚いて慌てて唇を噛んだら、廉の顔が近づいていて唇を舐められた。
「ほらっ
傷になっちゃう。唇噛まないで、僕とキスしよう。」
唇を離してそう言うと再び深く口づけられ、そのまま腰を打ち付けられた。手首は固定され、足を抱えられ、唇は塞がれて……。
苦しい……気持ちいい……苦しい……。
お腹の奥が気持ち良くて、なのに唇を塞がれたまま吐息も全て廉に呑み込まれて……行き場の無い悦楽が脳を溶かす。
「ああーー、凄い。琴葉……
想像していた通りだ。ずっとこうしたかった。」
彼は深く息を吐き、私のナカを堪能するように目を閉じた。
「廉……。」
「ははっ、琴葉のナカがキュウキュウうねってる。」
彼は身体を起こして、私の膝を高く抱えるように持ち上げると、真上から奥深くへと打ち付ける。
「あーーーーっっ!だめ、だめ!おかしくなっちゃうっ!!」
「だめじゃないよ。ココはこんなに悦んでる。」
一挿しごとに子宮が押し潰されるみたいで、甘い痺れが全身に走り抜けると、もう何も考える余裕なんて無くて……。ただはしたなく矯声を上げながら、快楽に身を委ねた。
「琴葉……琴葉……。はぁ、やっと琴葉のナカでイける。」
深く深く、穿つように打ち付けられながら、逃しようの無い快感が苦しくて……大きく声を上げながら、頭を激しく振ると、諌めるように唇を塞がれて……。
「あっ……あっ……あああああーーーーーーっっ!!」
「はっ!琴葉。大好き、もうどこにも行かないで!」
彼の抽挿は容赦なく膣奥を苛めぬく。溜まった快感がぱちんと弾けるように広がって視界が白む。
彼が一際強く腰を打ちつけると、お腹に温かいものがじんわり広がって、ナカに出されたんだと分かった。
「はぁーーーーっ。」
満足したように長く息を吐くと、彼がバタリと私の上に倒れ込んだ。
勇者だからなのか、前世の彼より逞しい身体。なのに、やっぱり懐かしい前世の彼の匂いがして……。
密着した肌の温もりに幸せを感じた。
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