11 / 76
第一章
第10話 伝説の冒険者 爆(笑)誕 後編
しおりを挟む
「俺はダンだ!宜しくな~ライト!」
さっきの髭ファイターが又肩を組んできた。
「ちょっとダンむさいわよ~。ライト宜しくね~」
軽ファイター風の赤いビキニプレートの酔っぱらいお姉さんが、両手で俺の首に手を回し、唇が超接近するぐらい顔を近づけてくる。それでいてオーラは緑だ。これがスキル『女の武器』なのか。恐るべし!
「ハイ、ハイ、ハイ、ダンもマリアもライト君で遊ばな~い!」
鬼目スマイルのお姉さんが仁王立ちしていた。気が付けば周りは鎮まりかえっていたよ?
「冗談だよ、冗談。なぁ、ライとぉ~(涙目)」
「そうよね~。ほ~ら~、テレシアも笑って、笑って~(涙目)」
「私、笑ってますけどこれ以上何か?(般若)」
「「「ヒ~~っ」」」
お姉さんの般若スマイル超恐過ぎです~(涙)。
「さっ、ライトはこっちにおいで~」
「さて話の腰を折られちゃったけど、ライト君の冒険者クラスはG。分かったと思うけど、このギルド、この国のギルドでGクラスになった冒険者は多分いないわ。どうする?」
なるほど。だから伝説なんだね(苦笑)。
俺とお姉さんはカウンター近くのベンチに腰掛けて、さっきの続きの話をしていた。食事処は般若の恐怖から早くも復活し賑わっている。
「Gクラスでも構いませんよ。冒険者に成れた事が嬉しいんです。俺でも出来るクエストが有れば頑張りますので、よろしくお願いします」
「…ちょっと来て」
お姉さんが真剣な顔で立ち上がり、俺を連れてクエスト掲示板の前に行く。
「この辺りに貼って有るのは、低額報酬のクエストなの。この手のクエストは、ほとんどの冒険者が取り合わないわ。」
掲示物を見ると、金貨1枚以下のクエストばかりだった。
「何か他のクエストのついでにこなせる物はまだいいわ。例えば此れなんかは、絶対引き受けてくれないクエストね」
手渡されたクエストが書かれた羊皮紙。内容は読めないけど、報酬が銀貨1枚である事は俺にも分かった。
「此れは小さい女の子が持ってきた依頼なの。迷子の子猫を探して欲しいんだって。でも誰も見向きもしない。人にしろ動物にしろ、行方不明案件は難易度が高いから、私も誰かにお願いする訳にはいかなくて、でもあの子の1枚の銀貨はお小遣いをはたいて、足りない分はお母さんにお願いして、やっと作った銀貨…その願いに答えられないのが悔しくて…」
お姉さんは両手で顔を隠し少し泣いていた。
「俺、このクエスト引き受けます!うぉー、初めてのクエストだー!何か燃えてきた~!」
お姉さんが抱き付いてきた。
「ありがとう、ライト君」
「はい、お姉さん。頑張ります。」
お姉さんは俺から離れると
「お姉さんじゃなくて、テレシアでいいわよ」
「はい、テレシアさん。ところでテレシアさん、(小声で)彼処に座っている、寡黙なダンディなおじさんが何か怪しげ何ですが~」
そう、ピンクのオーラを纏い、俺をロックオンしているあのおじさん。絶対ヤバげだ。テレシアさんが顔を近づけ小声で話す。
「流石、自分で勘がいいって言うだけ有るわね。彼は通称ホモ男爵、ああやってスカシてる時は誰かに狙い目を付けている時よ。ライト君も気を付けてね」
恐ぇ~。狙われてるの俺です~(涙)。
宿に戻るとセシリちゃんが元気に迎えてくれた。荷物を部屋に置いた後、食事をした。
嬉しい事に今夜はお風呂を使えるとの事を、セシリちゃんが教えてくれた。連泊のお客さんは、2日に1度お風呂に入れるそうだ。「お風呂が出来たら呼びに行くね」との事で部屋に戻る。
部屋の椅子に座りタブレットをテーブルに乗せる。
「サツキサン、どうやってスマホにメールを送ったの?」
「愛の力です」
「……うん。其れは分かってるんだ。其れ以外は?」
「イエス、マスター。愛の力とマスターのレベルアップによって、魔導スマホ通信アプリが利用出来るようになりました。今日のメールは体験版を使用して送りました」
体験版とか有るんだね?
「ダウンロードしますか?」
「うん。お願いするよ」
「イエス。マスター。画面の『MSN』のアイコンをクリックして下さい」
クリックするとデータ取得中の画面になって暫くして終了した。
「あれ?今回は同意とか無いの?」
「イエス。マスター。永遠の愛の誓いは既に完了していますので、今後の同意は不要です」
ハハハ。ワンチャンなんだ……(涙)。
「続いてマスターのスマホにも同アプリをインストールしますので、スマホを赤外線利用環境にして下さい」
スマホを取り出し赤外線モードにする。
「開始します」
スマホにアプリがインストールされた。
「でどうするの?」
「此のアプリはバックグラウンドで常時動いていますので、特に操作する必要はありません」
「オッケー。此れでサツキサンとメールのやり取りが出来るんだね」
「イエス。マスター。他にも電話通信サービスが利用出来ます。しかしながら現時点では、マスターからの呼び出ししか出来ません」
「えっ電話出来るの?」
「イエス。マスター。」
マジか!
「さっ、さっそく電話してみてもいいよね」
「イエス、マスター。」
スマホを握る手が震える中、俺は姫川さんに電話をした。
トゥルルー、トゥルルー
呼び出し音!電源をオフにしていない!
出た!!!
「光斗君!!!」
声デカッ。
「げ、元気?」
「何で電話出来てるのー!!!」
「げ、元気そうだね」
「光斗君!今何処にいるの!何処!何処!何処!」
「姫川さん少し落ち着こう。俺は王都の宿屋だよ。姫川さん達は大丈夫?」
「あっ、あっ、ごめんなさい。うん。私は元気。みんなも元気だよ。今はエンティオって町の孤児院でお世話になってる」
「良かった~~~。みんな無事なんだね」
「……光斗君も無事で…、良かった…、良かったよ~」
電話の向こうで姫川さんが泣いている。
「うん」
「……」
「……」
「……葵です。姫川さんは泣いておりまして、声も出ないようなので私が変わりました」
「あ、葵さん。葵さんも元気そうだね」
「はい、元気でやっています。桜井さんは王都と聞きましたが、何をしているんです?」
「今日、冒険者になったよ」
「冒険者!凄いですね。ところで、何故桜井さんは携帯が使えるんですか?」
「魔導スマホアプリを使って電話してる。今んとこ此方からしか…」
トントン
部屋の扉がノックされた。
「ライトお兄ちゃん、お風呂出来たよ~」
セシリちゃんだ。
「ご、ゴメン。葵さん。また明日の朝電話するね」
俺は慌てて電話を切った。
姫川さん、みんな無事だった。良かった~。
さっきの髭ファイターが又肩を組んできた。
「ちょっとダンむさいわよ~。ライト宜しくね~」
軽ファイター風の赤いビキニプレートの酔っぱらいお姉さんが、両手で俺の首に手を回し、唇が超接近するぐらい顔を近づけてくる。それでいてオーラは緑だ。これがスキル『女の武器』なのか。恐るべし!
「ハイ、ハイ、ハイ、ダンもマリアもライト君で遊ばな~い!」
鬼目スマイルのお姉さんが仁王立ちしていた。気が付けば周りは鎮まりかえっていたよ?
「冗談だよ、冗談。なぁ、ライとぉ~(涙目)」
「そうよね~。ほ~ら~、テレシアも笑って、笑って~(涙目)」
「私、笑ってますけどこれ以上何か?(般若)」
「「「ヒ~~っ」」」
お姉さんの般若スマイル超恐過ぎです~(涙)。
「さっ、ライトはこっちにおいで~」
「さて話の腰を折られちゃったけど、ライト君の冒険者クラスはG。分かったと思うけど、このギルド、この国のギルドでGクラスになった冒険者は多分いないわ。どうする?」
なるほど。だから伝説なんだね(苦笑)。
俺とお姉さんはカウンター近くのベンチに腰掛けて、さっきの続きの話をしていた。食事処は般若の恐怖から早くも復活し賑わっている。
「Gクラスでも構いませんよ。冒険者に成れた事が嬉しいんです。俺でも出来るクエストが有れば頑張りますので、よろしくお願いします」
「…ちょっと来て」
お姉さんが真剣な顔で立ち上がり、俺を連れてクエスト掲示板の前に行く。
「この辺りに貼って有るのは、低額報酬のクエストなの。この手のクエストは、ほとんどの冒険者が取り合わないわ。」
掲示物を見ると、金貨1枚以下のクエストばかりだった。
「何か他のクエストのついでにこなせる物はまだいいわ。例えば此れなんかは、絶対引き受けてくれないクエストね」
手渡されたクエストが書かれた羊皮紙。内容は読めないけど、報酬が銀貨1枚である事は俺にも分かった。
「此れは小さい女の子が持ってきた依頼なの。迷子の子猫を探して欲しいんだって。でも誰も見向きもしない。人にしろ動物にしろ、行方不明案件は難易度が高いから、私も誰かにお願いする訳にはいかなくて、でもあの子の1枚の銀貨はお小遣いをはたいて、足りない分はお母さんにお願いして、やっと作った銀貨…その願いに答えられないのが悔しくて…」
お姉さんは両手で顔を隠し少し泣いていた。
「俺、このクエスト引き受けます!うぉー、初めてのクエストだー!何か燃えてきた~!」
お姉さんが抱き付いてきた。
「ありがとう、ライト君」
「はい、お姉さん。頑張ります。」
お姉さんは俺から離れると
「お姉さんじゃなくて、テレシアでいいわよ」
「はい、テレシアさん。ところでテレシアさん、(小声で)彼処に座っている、寡黙なダンディなおじさんが何か怪しげ何ですが~」
そう、ピンクのオーラを纏い、俺をロックオンしているあのおじさん。絶対ヤバげだ。テレシアさんが顔を近づけ小声で話す。
「流石、自分で勘がいいって言うだけ有るわね。彼は通称ホモ男爵、ああやってスカシてる時は誰かに狙い目を付けている時よ。ライト君も気を付けてね」
恐ぇ~。狙われてるの俺です~(涙)。
宿に戻るとセシリちゃんが元気に迎えてくれた。荷物を部屋に置いた後、食事をした。
嬉しい事に今夜はお風呂を使えるとの事を、セシリちゃんが教えてくれた。連泊のお客さんは、2日に1度お風呂に入れるそうだ。「お風呂が出来たら呼びに行くね」との事で部屋に戻る。
部屋の椅子に座りタブレットをテーブルに乗せる。
「サツキサン、どうやってスマホにメールを送ったの?」
「愛の力です」
「……うん。其れは分かってるんだ。其れ以外は?」
「イエス、マスター。愛の力とマスターのレベルアップによって、魔導スマホ通信アプリが利用出来るようになりました。今日のメールは体験版を使用して送りました」
体験版とか有るんだね?
「ダウンロードしますか?」
「うん。お願いするよ」
「イエス。マスター。画面の『MSN』のアイコンをクリックして下さい」
クリックするとデータ取得中の画面になって暫くして終了した。
「あれ?今回は同意とか無いの?」
「イエス。マスター。永遠の愛の誓いは既に完了していますので、今後の同意は不要です」
ハハハ。ワンチャンなんだ……(涙)。
「続いてマスターのスマホにも同アプリをインストールしますので、スマホを赤外線利用環境にして下さい」
スマホを取り出し赤外線モードにする。
「開始します」
スマホにアプリがインストールされた。
「でどうするの?」
「此のアプリはバックグラウンドで常時動いていますので、特に操作する必要はありません」
「オッケー。此れでサツキサンとメールのやり取りが出来るんだね」
「イエス。マスター。他にも電話通信サービスが利用出来ます。しかしながら現時点では、マスターからの呼び出ししか出来ません」
「えっ電話出来るの?」
「イエス。マスター。」
マジか!
「さっ、さっそく電話してみてもいいよね」
「イエス、マスター。」
スマホを握る手が震える中、俺は姫川さんに電話をした。
トゥルルー、トゥルルー
呼び出し音!電源をオフにしていない!
出た!!!
「光斗君!!!」
声デカッ。
「げ、元気?」
「何で電話出来てるのー!!!」
「げ、元気そうだね」
「光斗君!今何処にいるの!何処!何処!何処!」
「姫川さん少し落ち着こう。俺は王都の宿屋だよ。姫川さん達は大丈夫?」
「あっ、あっ、ごめんなさい。うん。私は元気。みんなも元気だよ。今はエンティオって町の孤児院でお世話になってる」
「良かった~~~。みんな無事なんだね」
「……光斗君も無事で…、良かった…、良かったよ~」
電話の向こうで姫川さんが泣いている。
「うん」
「……」
「……」
「……葵です。姫川さんは泣いておりまして、声も出ないようなので私が変わりました」
「あ、葵さん。葵さんも元気そうだね」
「はい、元気でやっています。桜井さんは王都と聞きましたが、何をしているんです?」
「今日、冒険者になったよ」
「冒険者!凄いですね。ところで、何故桜井さんは携帯が使えるんですか?」
「魔導スマホアプリを使って電話してる。今んとこ此方からしか…」
トントン
部屋の扉がノックされた。
「ライトお兄ちゃん、お風呂出来たよ~」
セシリちゃんだ。
「ご、ゴメン。葵さん。また明日の朝電話するね」
俺は慌てて電話を切った。
姫川さん、みんな無事だった。良かった~。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?
釈 余白(しやく)
ファンタジー
毒親の父が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い、残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。
その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。
最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。
連載時、HOT 1位ありがとうございました!
その他、多数投稿しています。
こちらもよろしくお願いします!
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
【完結】異世界で魔道具チートでのんびり商売生活
シマセイ
ファンタジー
大学生・誠也は工事現場の穴に落ちて異世界へ。 物体に魔力を付与できるチートスキルを見つけ、 能力を隠しつつ魔道具を作って商業ギルドで商売開始。 のんびりスローライフを目指す毎日が幕を開ける!
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
死んだはずの貴族、内政スキルでひっくり返す〜辺境村から始める復讐譚〜
のらねこ吟醸
ファンタジー
帝国の粛清で家族を失い、“死んだことにされた”名門貴族の青年は、
偽りの名を与えられ、最果ての辺境村へと送り込まれた。
水も農具も未来もない、限界集落で彼が手にしたのは――
古代遺跡の力と、“俺にだけ見える内政スキル”。
村を立て直し、仲間と絆を築きながら、
やがて帝国の陰謀に迫り、家を滅ぼした仇と対峙する。
辺境から始まる、ちょっぴりほのぼの(?)な村興しと、
静かに進む策略と復讐の物語。
ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる