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第二章
第35話 婚約披露パーティー 前編
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俺はヤバい夢を見て、ガバリとベッドで半身を起こした。元気なズボンの中を確認し、ホッと胸を撫で下ろす。ヤバい、ヤバい。まさか許嫁の女の子達とみんなでお風呂~なんて夢のような夢を見てしまうとは…夢だけどね(汗)
今朝がた魔人国から帰還し、みんなで(野郎共と)お風呂で埃を落とし、疲れた体でベッドに入った。有る意味幸せな夢で目が覚めたものの、時計を見れば朝の7時。もう少し寝てても怒られないだろうと布団に潜る。
アレ?何此れ?
暖かい温もりと柔らかいすべすべしたものが布団の中にあったよ?布団を目繰り上げると素っ裸のアイシャさんが寝ているよ?
「さ、寒い~」
何?何?何で?
寝惚けているアイシャさんは「布団、布団」と言いながら布団を探す手が俺の首に抱きついて来た。流石ナイトウイングスきっての近接戦スペシャリスト、抗う間も無くアイシャさんの胸に、俺は顔を埋める形で絡め取られてしまった。
アイシャさんの胸はそんなに大きくないとはいえ、柔らかくてすべすべして心地好い~(デレ~)。
ヤバい~。快楽の先に見えるものに手を出してしまいそうだにゃ~(デレ汗)。
しかし俺が起きた気配に気付いたのか、メイアさんが俺の部屋に入って来た。
「おはようございますライト様!」
アイシャさん、メイアさんに見つかっちゃったよ?俺もヤバいけど、アイシャさんの命もヤバいよ?
俺はモガモガ踠き脱出を試みるも、細く華奢に見えるアイシャさんの腕は豪腕だった。
「アイシャ起床ーーーッ!!!」
「イエス!マム!」
アイシャさんは俺を、胸の前で抱き締めたまま立ち上がった。
「おはようございます!メイア様!」
「あなたは何処で何をしているのですか!」
「はい!私の部屋でライト様の夢を見て夢想しておりました!」
「貴女が胸に抱いているのは?」
「えへへ~。ライト様の抱き枕です~。アレ?何か今日はムズムズして……アン。な、何か気持ちい……い……。な、何か暖かい吐息のようなものが……アン」
「アイシャさん。直ちにライト様を解放し、其処を首の座として直りなさい!」
「はい?」
アイシャさんは状況が分かっていないようだ(汗)。
「此処は何処ですか?」
「私の部屋……ではありませんね(汗)」
「貴女が抱いているのは?」
「……あう~、ライト様です~(涙)」
「冥土の土産は出来ましたね(般若)」
アイシャさんはペタりと尻餅をつく。アイシャさんの腕から解放された俺は、自ずとアイシャさんの股に顔を埋めた。
もうダメぽん。秘密の花園の甘い香りに誘われ、鼻血を流しながら俺の意識が昇天しましたとさ。
俺はベッドで目を覚ました。アレは夢だったのだろうか?
「起きましたか、ライト様」
「メイアさん、おはよう」
う~ん。何だかまだ夢心地な感じだ。時計を見ると10時を回っていた。
「アイシャが大変失礼を働き、申し訳ございませんでした」
あはは。夢じゃ無かったんだね(汗)。
「アイシャさんは?」
するとアイシャさんがメイアさんの背中からひょこりと顔を出した。
「プッ、アイシャさん、なに其の顔?」
アイシャさんの顔には墨で「アホ」「バカ」「ボケ」など色々な文字や落書きがされていた。
「ライト様~。大変な事をしてしまい、スミマセンでした~(涙目)」
アイシャさんが土下座して俺に謝って来た。俺はベッドから出て、アイシャさんの肩にそっと手を乗せた。
「大丈夫だよ、アイシャさん。其れに、俺も何か気持ち良かったし~。まさか初めて触った女性の体が、アイシャさんになるとは思いもしなかったけどね(汗)」
「え、そんな、あたしがライト様の初めての女だなんて(赤面)」
アイシャさんは両手を頬に添えてうねうねしていた。
バカーン!
メイアさんがアイシャさんの頭をオモイッキリ叩いた。
「貴女は反省しなさい!(般若)」
「あい(涙目)」
「で、何でアイシャさんは俺の部屋に裸で来ちゃった訳?」
「今朝がたに妙な気配を感じ、ライト様の部屋に行ったところ、部屋には誰もいなかったのですが、僅かに女性の匂いが残っていましたので、暫く警護をと思っているうちに……その…寝入ってしまったようで……」
アイシャさんはペコリと頭を下げた。其れはつまりアイシャさんも、ルミア様と同じ裸寝派って事か?
「違いますね。私達は何者かに眠らされたようです」
「あたしはともかく、メイア様迄!」
「其の者の気配に気付いた瞬間に、私は眠らされたようです」
裏メイド隊を手玉に取れる者がいるのか?
「サツキサン。今朝がたの様子は分かる?」
ナイトテーブルの上に置いてあるサツキサンに今朝がたの状況を確認する。
「イエス、マスター。何者かがマスターの部屋に侵入を試みた事は確かです。しかし其の者は私の存在に気付き、潜入しなかったと思われます」
「「「…………」」」
俺達は声も出なかった。
「今夜はライト様達の婚約披露パーティーが執り行われます。警護体制を強化する必要が有りそうですね」
俺とアイシャさんはメイアさんの意見に相槌をうった。
◆
今夜の婚約披露パーティーは各地から名だたる領主が一同に会する事となる。城の警備を担当する王城警備隊は、各施設に於いて領主様や其のご家族に不要な心配をさすまいと、皆が緊張した面持ちで警備に当たっている。
ナイトウイングスでは、今朝がたに陽煌宮に潜入を許した相手に対応出来るように体制を作っていた。
今回は俺やメイアさんが会場に入る事から、会場内はメイアさんと黒の翼隊、紫の翼隊を配置。それ以外は会場外の警備に当たる。赤の翼隊隊長のキャサリンさんと3組隊の新藤君が指揮を取る。
新藤君のスマホには、サツキサンから位置情報アプリの使用権限を制限付きでダウンロードしてある。城で働いている人は全員が認識出来るように登録済みだ。
後は来城者をスマホで撮影して登録して行けば全員の位置情報が把握出来る。また登録されていない人がいた場合も一目で分かる。不審者の割り出しに役に立つはずだ。
クラスのみんなも昨日の救出作戦同様に、新藤君からの情報をスマホで見れる。裏メイド隊と連携して警備をしてもらう事になっている。
昨日の救助活動には思わぬ収穫があった。其れは3組メンバーと裏メイド隊のコミュニケーションだ。合流してまだ2日だが、かなり距離が縮まっていた。
開宴30分前。宴の会場では最終チェックとして俺、メイアさん、葵さん、新藤君、如月君、キャサリンさん、アリスさんが集まっていた。
俺達の護衛はメイアさんと葵さん、及び黒の翼隊。会場内はA班と呼称し、紫の翼隊隊長のアリスさんが班長、如月君が副班長。会場外はB班と呼称しキャサリンさんが班長、新藤君が副班長とした。
有事の際はA班とB班の連携が重要になるので、お互いに各行動を確認していた。
しかし如月君とアリスさんが肩を並べていると、男性アイドルデュオのようだ。アリスさんは宝塚ばりの男前の良さだ。城内にはアリスファンクラブが有るとか無いとか、そっち系女子に人気らしいよ?
開宴時間。俺はアルフィーナ王女と袖の裏で待機していた。段取りとして後入場らしい。
司会をしているオリバーさんに呼ばれた。俺は黒のスーツ、アルフィーナ王女は薄いピンクの華やかなドレスで、俺がエスコートして会場に入場した。
会場に集まっている国中の領主様達から、盛大な拍手で迎えられ、玉座に座る国王様の前に行き、俺とアルフィーナ王女は膝をついて臣下の礼を取った。
「ライト。またやったそうだな?」
はい?
「昨日、魔人国で発生した大地震。魔人国首都は大被害が有り、人命救助に向かったと聞いておる」
やべ~。其れを此処で言う。
「な、何故其れを……」
「わ、私が……」
隣のアルフィーナ王女が申し訳顔で呟いたよ(汗)。
「へ、陛下。申し訳ございません」
俺は深く頭を下げた。後ろから領主様達のぼやき声が聞こえてくるよ(涙)。
「魔人国に救援などと」「いったい何を考えているのだ!」「しかし地震は昨日だぞ?」「王を騙しているのか」
「あー、静まれ皆の者」
国王様が、集まっている領主様達に声をかけた。
「先ほど魔人国の速鳥が手紙を運んできた。差出人は魔人国女王マリアベル殿だ」
するとまた会場が少しざわめく。
「女王?」「マリアベル?誰だ?」
王様はざわつきを意に介さず話を続けた。
「手紙には救助に駆けつけたライト及びナイトウイングスへの感謝と、今後の和平と友好関係について綴られていた」
領主の一人が国王様に質問した。
「陛下。マリアベル女王とは?」
「儂もビックリしたのじゃが、禿げ国王は、前国王の娘マリアベル殿に討たれたようじゃ。手紙には力添えをしたライトに感謝の意も書かれておる。表向きは病死となっておるようじゃが」
国王様の言葉に領主様達が更にざわめいた。
「陛下。地震があったのは昨日の朝です。たった2日で其のような事が有りうるのですか?」
ある領主様の問いに国王様はニヤリと笑った。
「有る!ライトなら有る!儂らには分からん事をやるのがライトじゃ!あの禿げ国王がいなくなり、魔人国とも友好関係に成れれば南の驚異が消える!ライト、そしてナイトウイングスよ、よくやってくれた!ガッハハハ!(笑)」
領主様達は呆然としていた。
はふ~、怒られるかと思ったよ(汗)。
「ライトよ」
「は、はい」
「アルフィーナの事を宜しく頼むぞ」
「はい!」
後ろから盛大な拍手が俺達に贈られた。
今朝がた魔人国から帰還し、みんなで(野郎共と)お風呂で埃を落とし、疲れた体でベッドに入った。有る意味幸せな夢で目が覚めたものの、時計を見れば朝の7時。もう少し寝てても怒られないだろうと布団に潜る。
アレ?何此れ?
暖かい温もりと柔らかいすべすべしたものが布団の中にあったよ?布団を目繰り上げると素っ裸のアイシャさんが寝ているよ?
「さ、寒い~」
何?何?何で?
寝惚けているアイシャさんは「布団、布団」と言いながら布団を探す手が俺の首に抱きついて来た。流石ナイトウイングスきっての近接戦スペシャリスト、抗う間も無くアイシャさんの胸に、俺は顔を埋める形で絡め取られてしまった。
アイシャさんの胸はそんなに大きくないとはいえ、柔らかくてすべすべして心地好い~(デレ~)。
ヤバい~。快楽の先に見えるものに手を出してしまいそうだにゃ~(デレ汗)。
しかし俺が起きた気配に気付いたのか、メイアさんが俺の部屋に入って来た。
「おはようございますライト様!」
アイシャさん、メイアさんに見つかっちゃったよ?俺もヤバいけど、アイシャさんの命もヤバいよ?
俺はモガモガ踠き脱出を試みるも、細く華奢に見えるアイシャさんの腕は豪腕だった。
「アイシャ起床ーーーッ!!!」
「イエス!マム!」
アイシャさんは俺を、胸の前で抱き締めたまま立ち上がった。
「おはようございます!メイア様!」
「あなたは何処で何をしているのですか!」
「はい!私の部屋でライト様の夢を見て夢想しておりました!」
「貴女が胸に抱いているのは?」
「えへへ~。ライト様の抱き枕です~。アレ?何か今日はムズムズして……アン。な、何か気持ちい……い……。な、何か暖かい吐息のようなものが……アン」
「アイシャさん。直ちにライト様を解放し、其処を首の座として直りなさい!」
「はい?」
アイシャさんは状況が分かっていないようだ(汗)。
「此処は何処ですか?」
「私の部屋……ではありませんね(汗)」
「貴女が抱いているのは?」
「……あう~、ライト様です~(涙)」
「冥土の土産は出来ましたね(般若)」
アイシャさんはペタりと尻餅をつく。アイシャさんの腕から解放された俺は、自ずとアイシャさんの股に顔を埋めた。
もうダメぽん。秘密の花園の甘い香りに誘われ、鼻血を流しながら俺の意識が昇天しましたとさ。
俺はベッドで目を覚ました。アレは夢だったのだろうか?
「起きましたか、ライト様」
「メイアさん、おはよう」
う~ん。何だかまだ夢心地な感じだ。時計を見ると10時を回っていた。
「アイシャが大変失礼を働き、申し訳ございませんでした」
あはは。夢じゃ無かったんだね(汗)。
「アイシャさんは?」
するとアイシャさんがメイアさんの背中からひょこりと顔を出した。
「プッ、アイシャさん、なに其の顔?」
アイシャさんの顔には墨で「アホ」「バカ」「ボケ」など色々な文字や落書きがされていた。
「ライト様~。大変な事をしてしまい、スミマセンでした~(涙目)」
アイシャさんが土下座して俺に謝って来た。俺はベッドから出て、アイシャさんの肩にそっと手を乗せた。
「大丈夫だよ、アイシャさん。其れに、俺も何か気持ち良かったし~。まさか初めて触った女性の体が、アイシャさんになるとは思いもしなかったけどね(汗)」
「え、そんな、あたしがライト様の初めての女だなんて(赤面)」
アイシャさんは両手を頬に添えてうねうねしていた。
バカーン!
メイアさんがアイシャさんの頭をオモイッキリ叩いた。
「貴女は反省しなさい!(般若)」
「あい(涙目)」
「で、何でアイシャさんは俺の部屋に裸で来ちゃった訳?」
「今朝がたに妙な気配を感じ、ライト様の部屋に行ったところ、部屋には誰もいなかったのですが、僅かに女性の匂いが残っていましたので、暫く警護をと思っているうちに……その…寝入ってしまったようで……」
アイシャさんはペコリと頭を下げた。其れはつまりアイシャさんも、ルミア様と同じ裸寝派って事か?
「違いますね。私達は何者かに眠らされたようです」
「あたしはともかく、メイア様迄!」
「其の者の気配に気付いた瞬間に、私は眠らされたようです」
裏メイド隊を手玉に取れる者がいるのか?
「サツキサン。今朝がたの様子は分かる?」
ナイトテーブルの上に置いてあるサツキサンに今朝がたの状況を確認する。
「イエス、マスター。何者かがマスターの部屋に侵入を試みた事は確かです。しかし其の者は私の存在に気付き、潜入しなかったと思われます」
「「「…………」」」
俺達は声も出なかった。
「今夜はライト様達の婚約披露パーティーが執り行われます。警護体制を強化する必要が有りそうですね」
俺とアイシャさんはメイアさんの意見に相槌をうった。
◆
今夜の婚約披露パーティーは各地から名だたる領主が一同に会する事となる。城の警備を担当する王城警備隊は、各施設に於いて領主様や其のご家族に不要な心配をさすまいと、皆が緊張した面持ちで警備に当たっている。
ナイトウイングスでは、今朝がたに陽煌宮に潜入を許した相手に対応出来るように体制を作っていた。
今回は俺やメイアさんが会場に入る事から、会場内はメイアさんと黒の翼隊、紫の翼隊を配置。それ以外は会場外の警備に当たる。赤の翼隊隊長のキャサリンさんと3組隊の新藤君が指揮を取る。
新藤君のスマホには、サツキサンから位置情報アプリの使用権限を制限付きでダウンロードしてある。城で働いている人は全員が認識出来るように登録済みだ。
後は来城者をスマホで撮影して登録して行けば全員の位置情報が把握出来る。また登録されていない人がいた場合も一目で分かる。不審者の割り出しに役に立つはずだ。
クラスのみんなも昨日の救出作戦同様に、新藤君からの情報をスマホで見れる。裏メイド隊と連携して警備をしてもらう事になっている。
昨日の救助活動には思わぬ収穫があった。其れは3組メンバーと裏メイド隊のコミュニケーションだ。合流してまだ2日だが、かなり距離が縮まっていた。
開宴30分前。宴の会場では最終チェックとして俺、メイアさん、葵さん、新藤君、如月君、キャサリンさん、アリスさんが集まっていた。
俺達の護衛はメイアさんと葵さん、及び黒の翼隊。会場内はA班と呼称し、紫の翼隊隊長のアリスさんが班長、如月君が副班長。会場外はB班と呼称しキャサリンさんが班長、新藤君が副班長とした。
有事の際はA班とB班の連携が重要になるので、お互いに各行動を確認していた。
しかし如月君とアリスさんが肩を並べていると、男性アイドルデュオのようだ。アリスさんは宝塚ばりの男前の良さだ。城内にはアリスファンクラブが有るとか無いとか、そっち系女子に人気らしいよ?
開宴時間。俺はアルフィーナ王女と袖の裏で待機していた。段取りとして後入場らしい。
司会をしているオリバーさんに呼ばれた。俺は黒のスーツ、アルフィーナ王女は薄いピンクの華やかなドレスで、俺がエスコートして会場に入場した。
会場に集まっている国中の領主様達から、盛大な拍手で迎えられ、玉座に座る国王様の前に行き、俺とアルフィーナ王女は膝をついて臣下の礼を取った。
「ライト。またやったそうだな?」
はい?
「昨日、魔人国で発生した大地震。魔人国首都は大被害が有り、人命救助に向かったと聞いておる」
やべ~。其れを此処で言う。
「な、何故其れを……」
「わ、私が……」
隣のアルフィーナ王女が申し訳顔で呟いたよ(汗)。
「へ、陛下。申し訳ございません」
俺は深く頭を下げた。後ろから領主様達のぼやき声が聞こえてくるよ(涙)。
「魔人国に救援などと」「いったい何を考えているのだ!」「しかし地震は昨日だぞ?」「王を騙しているのか」
「あー、静まれ皆の者」
国王様が、集まっている領主様達に声をかけた。
「先ほど魔人国の速鳥が手紙を運んできた。差出人は魔人国女王マリアベル殿だ」
するとまた会場が少しざわめく。
「女王?」「マリアベル?誰だ?」
王様はざわつきを意に介さず話を続けた。
「手紙には救助に駆けつけたライト及びナイトウイングスへの感謝と、今後の和平と友好関係について綴られていた」
領主の一人が国王様に質問した。
「陛下。マリアベル女王とは?」
「儂もビックリしたのじゃが、禿げ国王は、前国王の娘マリアベル殿に討たれたようじゃ。手紙には力添えをしたライトに感謝の意も書かれておる。表向きは病死となっておるようじゃが」
国王様の言葉に領主様達が更にざわめいた。
「陛下。地震があったのは昨日の朝です。たった2日で其のような事が有りうるのですか?」
ある領主様の問いに国王様はニヤリと笑った。
「有る!ライトなら有る!儂らには分からん事をやるのがライトじゃ!あの禿げ国王がいなくなり、魔人国とも友好関係に成れれば南の驚異が消える!ライト、そしてナイトウイングスよ、よくやってくれた!ガッハハハ!(笑)」
領主様達は呆然としていた。
はふ~、怒られるかと思ったよ(汗)。
「ライトよ」
「は、はい」
「アルフィーナの事を宜しく頼むぞ」
「はい!」
後ろから盛大な拍手が俺達に贈られた。
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