異世界で『索敵』スキルが最強なの? お前らの悪事は丸っと全てお見通しだ!

花咲一樹

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第四章(最終章)

第65話 宴の始まり

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 俺、アルフィーナ、彩月、セシリちゃんとで朝食をとっていた。

「アルフィーナ王女様のお顔の色が良いですね。昨夜の特訓はうまく行ったみたいですね(笑顔)」

「は、ははは、はヒ」

 彩月の言葉に返事をしたアルフィーナが噛んだ。

「光斗君は大丈夫?」
「は、はヒ」

 俺も噛んだ。

「?」

 首を傾げる彩月。

「イエス、彩月様。お二人のシンクロ率は100%を大きく超え、限界突破しました」

 俺とアルフィーナは顔を赤らめ俯く。

「あ、アルフィーナ。今日からはシンクロハーモライズの練習に移れるね(汗)」
「わ、私、が、頑張りますわ(汗)」

 ジーーー。

 彩月のジト目が気になるんだけど~(汗)。

「成る程」

 扉脇に控えていたメイアさんが口を開く。

「お二人は昨夜、未来のお子様の為の特訓が成功したようですね」

 ボン!
 ボン!
 ボン!

 俺とアルフィーナはそりゃもう沸騰って位いに顔が赤くなる。
 彩月も顔が真っ赤だ……よ?ばれたよね(涙)

「特訓が旨く行って良かったですね~!(天使の微笑み)」

 ガハッ!!!

 セシリちゃんのピュアな言葉がグレートソードの会心の一撃の如く俺達を襲ってきた。

「ラ、ら、ラ、ら、ライトクン。ヨカッタネッ」

 彩月、顔が思いっきり引き攣ってますが……。
 セシリちゃんだけが楽しく朝食を食べましたとさ?



「アルフィーナのシンクロハーモライズの問題はクリア出来たよ」
「やったな光斗。そちらは最終フェイズに進めそうだな」

 俺と新藤君、如月君は会議室で打ち合わせを行っていた。

「へぇ~、アルフィーナねぇ~」
「どうした?如月?」
「い~や、何でもないよ(ニヤ)」

 如月君は俺を見てニヤニヤしている。
 スッと俺は視線を反らした。流石は如月君だ(汗)

「新藤君。最終フェイズの新アプリ開発の方はお願いするね」
「ああ、任せとけ!暫くサツキサンは借りとくぞ」
「イエス、新藤様」

「如月の方はどうだ?」

「ライトハウス2塔のうちヘリオスは灯籠に光を灯せば完成だ。問題はイカロスだな。ミラーシールドの対爆、対熱、対圧等に問題が出ている。このままじゃ神話のイカロスよろしく途中で燃え尽きる。足りない分は枚数でフォローする予定だが……」

「分かった。後で図面を見せてくれ。俺も確認する」
「助かるよ。で新藤の方はどうなんだ?其れこそ間に合うのか?」

「国王から各国の航空隊にも協力するよう要請してもらっている。現時点での予測は5万人ってとこだからギリギリ足りないって感じだ(苦笑)」

「大丈夫なのか?」
「まぁ何とかするさ。各作戦も大詰めに差し掛かった事だしミッション名を決めようと思うんだが」

「作戦の柱は3つだからトライアングル・ピラーとかは?」
「「無いな」」

 瞬殺されました。

「トライデントクロスとかは」

 おっ、カッコいいかも。

「もう少し全体の一体感的なものが欲しいところだな」

 難しい要求だ。

「作戦のイメージ的には打ち上げが多いから花火大会?」
「ファイヤーワークスか~」
「チョイ派手にパーティーにしたらどうだ?」

「ファイヤーパーティーか。いいかもな!(笑)」

 新藤君が納得した。

「決まったな」
「よし!ミッション名は『ファイヤーパーティー 【花火の宴】』とする」

 こうして茅敷高校2年3組と世界合同軍による史上最大の作戦、『オペレーション ファイヤーパーティー【花火の宴】』が動き出す。後の世に伝説の作戦と称される事を俺達は知らない。



 その日の夕方に緊急全体会議が行われた。集まったのはナイトウイングスに加え、国王様、大将軍様、宰相様、ガルバーニさん、オリバーさんにお城の貴族達等の面々だ。

「作戦名が決まった。作戦名はオペレーション ファイヤーパーティーとする。作戦をおさらいしよう。
 まず特異中性子星に対しダイレクトに攻撃する為に、ワールドレンジ・ストライクを使用する。光斗のアブソリュートビジョンとのコラボで距離の問題は解決するはずだ。魔力付与に相沢達も合流させる。
 魔法陣展開後にファーストミッション『ファロスの光』を開始だ」

 大壁に2つのロケットが、高山さんの複写により写された。

「小さい塔がイカロス。大きい塔がヘリオス。この2塔は特異中性子星に魔法を導く灯台の光だ。担当チーム名は玉屋隊。隊長は如月 誠」
「了解だ!」

「セカンドミッションは高レベル魔法使い大部隊による大火力魔法での特異中性子星の破壊。ミッション名は『スターマイン』。担当チーム名は鍵屋隊。隊長は俺事 新藤 亮太。

 ファイナルミッションはアルフィーナ王女の『灯火』による特異暗黒粒子雲の消滅。ミッション名は『天空の灯火』。担当チーム名は『天空の光』隊。隊長は桜井 光斗」
「了解!」

「この作戦は世界的にも歴史的にも類を見ない大作戦だがファーストミッションとセカンドミッションの時間は僅か30秒と極めて短い電光石火の作戦だ。玉屋と鍵屋の連携は非常に重要だぞ」
「分かってるよ」

 会場からは「た~まや~」「か~ぎや~」と笑いの声が聞こえる。

「そしてオペレーション ファイヤーパーティーの総指揮はナイトバロン、ライト・サクライ閣下に取って貰います」
「はい?」

 何か俺の名前を使い分けてるよ?

「いやいやいや、普通新藤君でしょ~」

「何を仰いますか閣下。私は閣下に属するナイトバロンの一隊員です。閣下を差し置いて総指揮などと傲岸不遜こうがんふそんな行いを出来ようもございません(ニヤッ)」

 うわ~、最後の最後でパス回しして来たよ!何?新藤君が俺の事を閣下だなんて初めて聞いたんですけど~!

「いんじゃね」

 中川君が同意した。

「そうね、何だかんだで桜井君が私達を引っ張って来てくれたんだもんね」

 茜音さんも同意する。

「そうだ、そうだ!」「私達のリーダーは桜井君だもんね」「光斗~ついていくぞー!」「光斗様~♥」

 みんなも同意した……。

 アルフィーナ、彩月、そして国王様達の顔を見るとみんなが頷いてくれた。

「分かったよ。やるよ(苦笑)」
「其れでは閣下、皆に一言 (ニヤッ)」

 うわ~、笑ってるし~。

「ゴホン。え~、本作戦の総指揮を取る事になったライト・サクライだ。この作戦の成否で地球の未来が決まる。俺達の今を、そして未来に生まれる全ての生き物達の為に、絶対にこの作戦を成功させよう!!!」

 俺は腕を上げて鼓舞をした。

「「「「「オーーーーーーッ!!!」」」」」

 会場内が一体となって作戦の成功を決意した。
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