いきなり、皇帝転生！！！ 龍の国の皇帝。１２１人の愛人と世界で遊ぶ～（笑）

第１９話 皇帝の百合の花

　ぜぃおりゃあーぁああぁーー！　ファンタジックぅ一本背負いッッ（笑）！！！



　なんというか、金で遊ぼうと思ったよ。俺個人的にすごい財産持ってるから、それ使ってパーーーッと、思い切り楽しい遊びをしてみようと思った。皇帝なんだから、なんでも金は自由になるんだから、その金を有効に使わなきゃなるまい。

　皇帝は金をパーーーッと使うもの！！！　皇帝は金を元気よく使うものーーっ！！！

　さて、何をしようと思ったときに、ザクラリ姫が宝瓶宮にやって来た。

「ご機嫌うるわしゅう。陛下」

「おう。ザクラリ姫。元気にしているか？」

「はい。陛下のお蔭で健やかに過ごしています。陛下本日のご予定は？」

「うん。なんだか、金をぱーーーっと使いたいと思ってな。ザクラリ姫、なんか面白いアイディアはないか？」

「でしたら、病人に使われたらよいと思います。思い切り陛下のお金で、病気をしているものにお金を振舞われては？」

「うん？　そんなことやって楽しいか？」

　ザクラリ姫は、白い百合のような笑顔でにっこりと笑ったよ。うわ。すごいきれいな笑顔だ。いきなり、周辺がぱっと華やぐような、花のような笑顔だ。ザ・お嬢様という感じだ。

「ふふふ。はい。たのしゅうございます。陛下。病気をしているものにお金を与えて、それで、陛下がどれほど慈悲深い方か民衆に分かられたら、陛下はものすごく幸せになられますわ」

　うお！

　ザクラリ姫って、なんか、清潔感あって肌も白くてうるわしい美人だなーーーーっ。なんていうか、すごくロマンティックなエッチが好きそう。だが、それを俺は思い切り花を折るように奪うのが楽しいだ。

　ふふふ。にこにこ俺の方を見ているお嬢様は、満面の笑みで汚れを知らない感じ。２４歳か。ふふふ。抱き心地がよさそうな年ごろだ。

　そうだ。ここは、一気にザクラリ姫を口説いてしまおう。求めに応じてカッコイイことを言えば、きっと、俺の美貌にザクラリ姫もクラクラ堕ちるっ。

　さあ、カッコよく決めようっ。

　キリっ。

「では、ザクラリ姫。皇帝としての俺の名前に掛けて、これより、難病を負うものに金を振舞う。ただ、金を支払うのは、難病者は助からぬ。よって、難病医院を建てて、難病者の生活保護の受け入れを行う。働く医療関係者は、貧困より選抜し、難病の治療に従事させるものとする」

「医療関係者は使わないのですか？　通常の労働者では技術が足りないと思いますが」

「監督者以外は、医療関係者は使わない。医療関係者は無駄に金を持ってコストが高い。よって、固定給で２０万で雇える貧困者のうち、気質がいいものを選抜して、皇帝難病克服医院の医療関係者とする。医院は広大で、１万人規模を収容できるものとして、その敷設を行うものとする。これで、帝国にあまたある難病をすべて克服する」

　キリっ。決まった。さあ、どうだ？

「ああ・・・。素晴らしいですわ。陛下っ。さすが、陛下ですっ。・・・私、陛下のこと、尊敬いたしますッ。陛下って、かっこいいだけじゃなくて、頭もよろしくて、素晴らしい方ですわ。・・・大好きですッ」

　おお。ザクラリ姫がぽーっと赤くなって、俺の方をハートマークの目で見はじめたっ。ふふふ。ザクラリ姫をこれで完全に攻略したぞっ。

　では、マックスで決めるっ。

「そうだろう。そうだろう。では、ザクラリ姫。その気持ちを体で示してみせよっ。俺に抱かれろっ」

　ガバッ

「・・・あっ」

　さあ、大人のロンドを二人で楽しもうじゃないかっ。ロンド。ロンド～♪　大人のロンド～。

「うおりゃああああ。どうだっ。ザクラリっ。俺のライトソードの威力を見たかっ！！！」

「むっ、むぐぐっ。あうっ。ぶぶぅううう。しゅごっ。しゅごいっ。陛下。しゅごいっ」

　今日は俺は特別に激しくハッスルしてしまったぞ。ハッスル。ハッスル。

　ザクラリ姫は、俺の腕の中でくたっとなって、きれいに白い百合の花のロンドを踊って、俺に愛されたんだ。

　ふふふ。皇帝はこれだからやめられないっ！！！