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ep.118-2 ルーンさんの悪戯

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 へええ。それにしても、リリアさんって、僕のことを考えて、一人で夜中にいろいろしちゃうことあるんだぁ。

 それから、僕のことを考えて、色々妄想しちゃったり。

 わお! 今日、また、僕は一人、男としての誇りをモテるようになった気がするゾ。



 おっ、坊さんの立てカンバンだ。観てみよう。


あなたが神となったら、あなたは人を落として遊ぶことではなく、
異なる世界の自分自身を救済することをやるべきだ。
異なる世界の自分自身を救うということは、広くその考えを広めるために、
他の大勢の人間を出来る限りにおいて救済して、他の存在を、誰でも救う救済存在にすることだ。
その上で、私たちの考えを広めた上で、あなたは、あなた自身の異なる世界の自分自身を救って欲しい。
信仰に力を。

アーメン・インシュアラー・陀仏


 なるほど~。神となって万能の力を得たとき、人って普通遊ぶよね?

 そのときに、力が強いばっかりに人落として遊んじゃうって話かな?

 それよりは、他の世界の自分が地獄に落ちてるから救いなさいって話だよね?

 それでさらに、他の人を誰でも救うようにしたら、より多く自分救ってくれるって話だね。

 効率的な話だね。坊さんがんばってるな~。

 おっ、それより、今はリリアさんにヘンなエッチなこと仕込んだのは誰だってことの方が大事だ。




 ・・・ただ、そこに受付嬢の大きい胸のルーンさんがやって来て、僕に告げて来た。




「あら? 伊佐木くん♪ リリアとうまく行った?」

「えっ? どういうことです? ルーンさん」

「リリアって奥手でしょ? だから、声優バイブレーターを、告白するための花の道具だって言って、ちょっといたずらしちゃったの。私♪ ごめんね~♪」

「ええええええええっ」

「だって、リリアもいい大人なんだし、そういうエッチに対する勢いってあるじゃない? どうだった?」

「・・・恥ずかしがって逃げちゃいましたけど・・・」

「まあ、リリアっぽいけど、残念~♪ リリアが先で、私も次に順番って思ってたんだけどね~♪」

「あはは。マジですか?」

「あはは? どう思う? 伊佐木くん」

「ええええええええ」




 それから、ルーンさんに適当に誤魔化されて。今日はなんだか、妙な日だった。

 まあ、ルーンさんの悪戯だってわかったけど、なにか、今日は男としての誇りも持てたし、リリアさんのかわいいとこも見れちゃったし、得した気分になったねっ。

 アハハッ。男として、今日はラッキーな日だったぞ~。ラッキー!!!!

 よし!!!! 明日もきっといい日になるっ!!!! がんばるゾ!!!!
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