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ep.133-2 動物たちとメルティちゃんと温泉

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 ぽっかーーーーん。


 それから、メルティちゃんも僕も服をぬいで、動物たちと温泉に入る。


「ききききっ」
「くるる。くるるっ」
「がぉーーーーーー。がぉーーーー」
「ちゅう♪ ちゅう♪」


 今日は、サルと、フクロウ、ライオンと、ハツカネズミが温泉につかってる。



 おっ、坊さんの立てカンバンがある。観てみよう。


 パラレルワールドの世界で、我々の宇宙を含めたすべての世界と同じ大きさのハエの巨大な王がいる。
 その王は重力を発し、存在しているだけで、多量の重力を作り出して、
 次元全体をその過重で引きつぶしてしまう王だ。
 その王は存在できるのが7秒で、7秒後に世界にぶつかり、過重を発して、次元全体を
 つぶし、全体がつぶれて、我々が過重のある世界で永遠につぶれる結果となる。
 今、その王はその王が産まれる前の過去を動かすようにして、
 極小の存在ハエとして、送り人の世界で存在させ、
 過重を持ってもつぶれないように、ハエとして存在スライドされている。
 だが、そのハエの王を存在スライドさせた人物を弄ると、その人物が干渉を掛けて起こした存在スライドが、
 消滅してしまうために、虫の王が7秒で世界とぶつかり、次元を壊すように封印が解かれてしまう。
 ただ、そうやって、我々は地獄を直す活動を続けているのである。

 アーメンズ・インシュアラー・陀仏


 なるほど~。存在スライドか。

 魔法のある世界だと「痛点スライド」みたいに、存在をスライドさせる

 スケールの大きい魔法も使えるんだな。

 だから、魔法の世界で人は、世界を救うべきなんだ~、

 ハエの王の封印って大切だよね~。坊さん、がんばってるな~。

 おっ、それよりメルティちゃんだ。
 




 メルティちゃんは小さな子どもの身体にタオルを巻きつけて、一緒に温泉に入る。


 ふふふ。12歳の女の子がちっちゃなタオルをつけてお風呂に入ってるの。かわいいや。


「気持ちいい! 店長っ」
「疲れは癒せそうかい?」
「うん。すごく元気になるお湯だね。私、温泉なんてはじめて」
「そりゃよかった。ゆっくりつかって。ふだんの疲れを癒してね」


 メルティちゃんが温泉の暖かさで真っ赤になりながら、温泉につかっている。


 大きい青い目のメルティちゃんの目が、とろーんと、温泉の湯舟でとろけている。


 すごくきもちよさそうだ。


「あっ・・・きもち、い、い」



 ほんと、メルティちゃん、きもちよさそうだ。トロけてるよ。



 僕も温泉につかる。



 すると、メルティちゃんが温泉の中から、僕の手を握ってきた。


 ぎゅっ


 メルティちゃんのちっちゃい手、かわいい。


「あの・・・店長。ありがとう。私のこと気遣ってくれて。私、元気だよ! 店長大好きっ」
「僕もメルティちゃんのことが大好きだよっ」


 それから、メルティちゃんはタオルごしに、僕に抱き着けてきて、笑った。


 ぎゅっ



 むふふ。12歳の子に温泉の中で抱きしめられちゃったよ。


「えへへ。今日は店長一人締めだ~♪ うれしいな~♪」


 タオル越しのメルティちゃんの身体はすごくやわらかくて、12歳の女の子の身体ってすごくやわらかいなって、僕はちょっと思ったんだ。


 そこから僕は、また木の実を食べながら、動物たちと日本酒を飲んだ。

 きゅ~♪

 コリコリ。コリコリ。


 うーーーん。乙ですなぁ。


 メルティちゃんは、動物たちが持ってきた、ジャングルのフルーツを食べた。


「ドラゴンフルーツ? ・・・はじめて食べる。おいしい」

 とろんとしたドラゴンフルーツを、メルティちゃんはかわいいちっちゃな唇でかぶりついている。


 ぱくり


「わあっ。・・・店長・・・おっきいっ。・・・すごく、おっきくて、すごくおいしいッ」


 そこから、日が暮れる前に家に帰って来て、ゆっくりと眠りについたんだ。



 この日は、メルティちゃんが寂しがるかと思って、一緒のベッドで寝たよ。

 メルティちゃんは、ベッドの中で、僕の身体にすがりついて来た。



「店長・・・大好きっ♪」



 かわいい。まだ、子どもなんだね。


 体温あったかいけど、きれいなかわいい身体だ。抱き着かれると気持ちいいよッ。


 今日はメルティちゃんと温泉に来れてよかった。いい保養になったよ。明日も、元気に行きたいね☆彡
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