ニッチなまーったりな、異世界、楽々のーんびり通販生活♪

ep.6 冒険者相手のズボン商売。繁盛。繁盛。

　そこからぁーーーーー♪　　そこからぁーーーーー♪

　ふろむでぇーあっ♪　From thereっ♪　From thereッッッーーーー♪

　そこから、僕は、受付脇のスペースに机と、椅子を置いて、Ｓ，Ｍ，Ｌのズボンを並べて、派手に商売をはじめたッッ～～～ッッ♪

　ズボンをさっきの元手の利益にお金を空間上に投入ッ。





　ピロン～♪

　一瞬裾直しズボン（Ｓ、Ｍ．Ｌ）×　各１　「購入」～♪

　出て来たズボンを机に並べたッ。




　さーーーあ♪

　商売は、軽い慣れと、強烈なインパクトが大事。それからやればできるという気持ち☆彡

　それはまさしく、ダンスだ～～～ッッ♪♪♪



　うひょーーい。ええい！！！！　これならイケる！！！　踊っちゃえ！！！　踊りながら、売るんだッッ

　ズンタッタ♪　ズンタッタ～♪

「はーーい☆彡　冒険者のみなさーーーん。ダンスターーイムゥ。イエイっ！！！　チェケっ♪」


　あっ、銀河高知恵のビデオレターがある。観てみよう～。


銀河帝国皇帝はお前に、ハリソン・フォードがゴルフ場で風船釣りをしたときの知恵を伝える。
懲役のお前が銀河帝国皇帝となったとき、美形上位や、能力上位を煽る女はテレビに出してはならない。
テレビに能力を煽る人間が増加しただけで、お前の世界全体で激しく民衆の生きる場所の奪い合いが発生し、
その憎悪はパラレルにおいてお前に向かうこととなる。
民衆は互い同士に能力や審美による奪い合いをはじめたのに、恨むのはお前となる。
また、能力や、美形上位を煽った女も、憎しみの対象となるので、お前が男であっても、
能力や、美形上位を煽ってはならない。また、女を得るために、美形上位を好き放題に行うと、
凄まじいまでの女の強烈な憎しみをお前は負うこととなる。この憎悪は、必要以上の天文学的な憎しみとなるので、気をつけよ。

銀河帝国皇帝より　囚人のお前へ


　うーーん。

　結構、日本でそうだったけど、美形じゃないと、不利益を被ってろくな人生遅れなくなっちゃうんだよね～。

　でも、そのときって、不利益になった美形じゃない人とか、ものすごくそれだけで恨んだりするって話だよね～。

　それが、一国単位だと思うと、相当数の人が、その世界を作った人をものすごいレベルで恨んじゃったりするから、

　そうすると、力をその人たちが持った途端に、ものすごい復讐を、その美形上位とか、能力上位とかやった人にやっちゃうって話だよね？

　だから、例えば、笑い話で、テレビでブサイク死ねとか言った人とかって、相当ひどい扱いを、その人たちに受けることになるって話かな？

　とにかく、そういう風に能力上位とか、美形上位とかを主導としてやっちゃうと、ほんとに目も当てられないひどい扱いを受けるっていうのが、パラレルの世界で本当みたい。

　怖いよね～。

　不特定多数の人に恨まれちゃったり、それが一国単位だったりする人に恨まれちゃうのって。

　いうなれば、今の世界で、貧乏人ひとりが、金持ち全部に恨まれちゃうような感じなのかなぁ。

　金持ちって案外美形じゃなかったりするから、結構そういうのって笑えない話だと思うんだよね～。

　こわこわ。






　あっ、掲示板に情報が書かれている。



ダンジョン情報

中級ダンジョン３F

機械地区

出現モンスター　メタルマシーン、プチトイ、エクソシストのキーヨ

メタルマシーン、プチトイともに危険なモンスターです。エクソシストのキーヨは危険ですが、回復をしてくれます。


　おっ、この世界の冒険者ギルドでは、ダンジョンの情報やモンスターの情報を広めてるんだね。

　へえー。そうなんだ～。

　エクソシストって怨霊とか使うモンスターだよね？

　それが回復してくれるってことは、

　ゴーストが人間の傷を癒すってことかな？

　なんかすごいなぁ。

　でも、怨霊が呪いしかしないっていうのもおかしな話かも。人を癒す怨霊とかもいるかも知れないと思ったりして。

　まあ、怨霊って怖いからやっぱりエクソシストの力だよね？

　例えば、怨霊って人を恨む存在だよね？

　だから、なにがあってもムチャクチャに人を恨んで、地獄に落とそうとする。

　でも、その怨霊に例えば、人の傷に憎悪を抱かせたり、人の病気を恨ませたりすることで、

　人の傷を治したり、人の病気を治す怨霊ができたりするって話じゃないのかな？


　でも、怨霊って本来元々人間なんだよね？　肉体を奪われて、肉体を持たない状態にされた人間が、肉体を持たないあまりの激痛から怨霊化してたりして。

　そういうのの回復って、依り代づくりとかなのかな？

　肉体を持たない存在が、肉体を持たずに依り代にいるだけで、痛みを感じずに存在できるようにしてたり？

　それが、エクソシストのキーヨのやってること？


　ゴーストヒールってそんな感じかな？


　人の傷って痛いから、怨霊の力で痛みを麻痺させて、悪い細菌を殺させて正常な細胞だけ残すようにしたり。



　ぐぼぉおおぅおおぉおおっ。ゴーストヒィーーールぅッッ！！！！


　わはは。わはは～♪



　でも大切なのは、そうやって使役した怨霊の怨霊として、

　人を恨まざる得ない状況を改善して、

　怨霊が普通の存在として、例えば善意の精霊として存在できるようにするのって、大切だとか思ったりして。


　異世界だから、怨霊の浄化とかってけっこうできたりするのかな？


　キーヨ会ってみたいな？

　意外に悪いモンスターじゃなかったりして？


　でも、中級ダンジョンにいるんだよね？


　ちょっと、戦闘能力がない僕が行ったりするのは、ムリがあるかな？



　おっ、坊さんの立てカンバンがある。観てみよう～。


パラレルワールドには魔道ミサイルで海を干上がらせた酸素のない世界が存在する。
その世界の中で、権力者は酸素ボンベを手に入れるために、水を占有し、
ほとんどの人間は酸素が吸えないために、毎日、激しく酸素を求めて、
鬼の表情をしながら、街を襲い、酸素を求めて激しく殺し合いをしている。
石からでも宇宙からでも、誰かが酸素を作る方法を作らなければならない世界というものは存在する。
そのことを、我々は信仰としてみなさんに広報したい。
神に力を！

アーメンズインシュアラー・阿弥


　ひぇええええええええ。

　酸素のない世界って、パラレルワールドにあったりするんだ。

　誰も想像できないけど、それって、ものすごく怖いよね？

　僕らは常に酸素を吸って生きてるんだけど、

　その酸素が十分にない世界で、世界中探しても、見つからない世界があったりしたら、

　それは街を襲ってでも、酸素を手に入れるために、人が殺し合いを永遠と続けるかも知れないなあ。

　核ミサイルとかで、海を蒸発させたら、一瞬でそういう世界に地球でもなっちゃったりして。

　いきなり、世界中で普通に暮らしていた人たち全部が、ハクハク言いながら、

　酸素を求めて、街を襲いはじめたりして。こわこわ。

　すごい、怖いよ。




　おっ、よそごと。よそごと。今は、ショーバイに集中しなくちゃっ。



　僕は踊る～～～ッッ♪

「ズボンの長さが合わなくてぇ～、冒険のときに困ったりしませんかぁ～？」

　ズンタッタ♪　ズンタッタ～♪

「僕の売ってるズボンは、な、なんと☆彡　裾の長さが一瞬で変えられるズボンなんで～すよお♪　わお！」

　僕は机の前でズボンを持って踊りながら、売ったっ～☆彡　商売はインパクトだ！！！


　イエイエイ。ドンドン踊っちゃえっ～～～ッッ♪





　ダンス♪　ダンスぅ～♪

「イエーイ！　チェケっ♪　チェケッイヤァーホゥイ♪　ッハン！ハン！ハン！ハぁーン！」

「足のすそに厚布が入っていてぇ～、それを内側に折り曲げることでぇ～、どんな長さでも調整できるズボンですよ～っ」

「はいはーーーい。ダンス♪　ダーンスぅ♪　買ったっ♪　買った～～～ッッ♪」





「おおおおおおっ、すげえな！！！　ダンスか、いいねぇ。俺にも一本くんなッッ！」

「おーーい。おーーい！！！　ダンス踊って売り込みかい？　俺にも売ってくれ。ぎゃはっはっ」

「わはははは～ッッ♪　ダンスは楽しいのう。ほんとにズボンの調整ができるのか？　それなら、わしも買うぞッッ」

「僕もでっちゅーーーーー！！！　ちゅうちゅう～♪　ちゅうちゅう～♪」


　いえい！　いえい！

　やきにく～♪　やきにくぅ～～～♪


　アハハっ。ネズミのお客さんがいるぅーーーーーー♪　さっすが異世界ッッ～～ッッ♪


　うははは。お客がいっぱいッッ。