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ep.13 メルティちゃんは有能
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お待たせしましたっ~~~~♪
そぉーりー・ふぉーざ、うぇいとッッ~~~♪
Sorry for the waitっ! Sorry for the waitっ♪
わはは~♪
冒険者がいなくなる隙を見計らって、僕はギルドの待合室で、売り子になる候補の、メルティちゃんと会ってみることにしたッッ☆彡
おっ、待ち時間がある。坊さんのカンバンを見てみよう。
人が逃げ込める環境を常に作りたい。
どんな理由にせよ、人が逃げる場所がない世界が今の現状の王国だ。
ならば、逃げたい人が、常に逃げられる場所を信仰として作りたい。
具体的には、男女別で、個室で打ち鍵の牢屋で、3食食べられる環境が常に逃げる人に提供できる環境を作りたい。
その上で、逃げる人から、その理由を聞いた上で、その現状を社会に信仰の書籍として、告知したい。
なお、その書籍は、2000ギルとし、800ギルを1億ギル配当として集め、1億ギルが貯まるたびに購入者一人に配当を行う。逃げる人の事情を社会に知らせる目的。
また、逃げ込みを行ったものに寄与した人には、200ギルを配当として、100万ギル配当を一人に貯まるたびに行い、
それも書籍に残す形としたい。
アーメン・インシュアラー・逃げ込み
なるほど~。坊さん、色々やってるな~。
昔の江戸時代の日本には、女の人が逃げ込めるアジールって施設があったらしいけど。
男って基本的に女の人を殴る世界だったから、
殴られた女の人って死んじゃう世界だったんだよね~。
そういう風に、やたらと人が人を陥れたり、人を暴力で脅したり、
いろいろなシチュエーションで、地球でもそうだけど、この世界でも、
人が逃げられないで、殺されるまで生きる世界って出来てるんだ~。
ただ、当然ひとが逃げられない世界って、
すごく暴力的な世界になって、人を殴ったり、脅したり、あるいは殺したりを平然とやる世界になるから、
だから、人がそういう風にひどい目にあっても、逃げられる場所を作るのって大切だと思ったりして。
あっ、そう言えば、日本って、人の逃げ場所がないから、
逃げられないで居場所がなくなった女子高生を自分の家に連れこんで、
好き放題する援助交際とか昔流行ってたな~。
なんていうか、そういう風に、人間って最低のことで自己都合でしか生きてないから、
それでいつまで経っても、殺し合ったり、餓死したりする社会がなくせなかったりするんだよね~。
食べ物も資源も全部あるのに、人間なにやってるんだろ~。
のほほんとした世界で生きたいよね~。
のほほん。のほほん。
でも、こういう社会的に逃げられない人を助けるための施設を作ろうとしているお坊さんは偉いゾ。
後、こういう逃げられない人の情報を、
お金を払って読む仕掛けを作ろうとしてる。
坊さん賢いな~。がんばってるな~。
あっ、メルティちゃんが来た。
「こんにちわ! メルティです」
ペコリと頭を下げたメルティちゃんは、青い髪のかわいい女の子ッッ☆彡
12歳で売り子をしてもらうのは、大変かと思ったけど、身体もきれいにしてるし、社交的でもあるし、第一印象はオッケーである。
「それでメルティちゃんは売り子は初めてなんだよね?」
「はい。ものを売るのははじめてです」
「僕が今、扱ってるのは、裾直し一瞬ズボン5000ギルと、食べても太らないこんにゃくゼリー。それから、食べるとお腹に貯まる野菜スナック。バランスビタミン。わかるかな?」
「はい。わかります」
「両方とも500ギルだよ。お金の計算とかできるかな?」
「はい。大丈夫です。お母さんの代わりに私、買い物とかよく行ってたんで。お金の計算は得意です」
「よし!!!! 採用」
それから、僕とメルティちゃんは二人で午後からお店をはじめるッ☆彡
最初は僕が売っていたけど、そのうちにメルティちゃんが売り子になって、僕が品出しをするだけで商売が回るようになって来た。
ピロン。
バランスビタミン × 1000 「購入」 こんにゃくゼリー × 1000 「購入」
「お待たせしました。バランスビタミン2つと、こんにゃくゼリー1つ。1500ギルになります!」
はきはきと笑ながら答えるメルティちゃん。うーん。すごい有能な売り子を雇ったぞ。
そぉーりー・ふぉーざ、うぇいとッッ~~~♪
Sorry for the waitっ! Sorry for the waitっ♪
わはは~♪
冒険者がいなくなる隙を見計らって、僕はギルドの待合室で、売り子になる候補の、メルティちゃんと会ってみることにしたッッ☆彡
おっ、待ち時間がある。坊さんのカンバンを見てみよう。
人が逃げ込める環境を常に作りたい。
どんな理由にせよ、人が逃げる場所がない世界が今の現状の王国だ。
ならば、逃げたい人が、常に逃げられる場所を信仰として作りたい。
具体的には、男女別で、個室で打ち鍵の牢屋で、3食食べられる環境が常に逃げる人に提供できる環境を作りたい。
その上で、逃げる人から、その理由を聞いた上で、その現状を社会に信仰の書籍として、告知したい。
なお、その書籍は、2000ギルとし、800ギルを1億ギル配当として集め、1億ギルが貯まるたびに購入者一人に配当を行う。逃げる人の事情を社会に知らせる目的。
また、逃げ込みを行ったものに寄与した人には、200ギルを配当として、100万ギル配当を一人に貯まるたびに行い、
それも書籍に残す形としたい。
アーメン・インシュアラー・逃げ込み
なるほど~。坊さん、色々やってるな~。
昔の江戸時代の日本には、女の人が逃げ込めるアジールって施設があったらしいけど。
男って基本的に女の人を殴る世界だったから、
殴られた女の人って死んじゃう世界だったんだよね~。
そういう風に、やたらと人が人を陥れたり、人を暴力で脅したり、
いろいろなシチュエーションで、地球でもそうだけど、この世界でも、
人が逃げられないで、殺されるまで生きる世界って出来てるんだ~。
ただ、当然ひとが逃げられない世界って、
すごく暴力的な世界になって、人を殴ったり、脅したり、あるいは殺したりを平然とやる世界になるから、
だから、人がそういう風にひどい目にあっても、逃げられる場所を作るのって大切だと思ったりして。
あっ、そう言えば、日本って、人の逃げ場所がないから、
逃げられないで居場所がなくなった女子高生を自分の家に連れこんで、
好き放題する援助交際とか昔流行ってたな~。
なんていうか、そういう風に、人間って最低のことで自己都合でしか生きてないから、
それでいつまで経っても、殺し合ったり、餓死したりする社会がなくせなかったりするんだよね~。
食べ物も資源も全部あるのに、人間なにやってるんだろ~。
のほほんとした世界で生きたいよね~。
のほほん。のほほん。
でも、こういう社会的に逃げられない人を助けるための施設を作ろうとしているお坊さんは偉いゾ。
後、こういう逃げられない人の情報を、
お金を払って読む仕掛けを作ろうとしてる。
坊さん賢いな~。がんばってるな~。
あっ、メルティちゃんが来た。
「こんにちわ! メルティです」
ペコリと頭を下げたメルティちゃんは、青い髪のかわいい女の子ッッ☆彡
12歳で売り子をしてもらうのは、大変かと思ったけど、身体もきれいにしてるし、社交的でもあるし、第一印象はオッケーである。
「それでメルティちゃんは売り子は初めてなんだよね?」
「はい。ものを売るのははじめてです」
「僕が今、扱ってるのは、裾直し一瞬ズボン5000ギルと、食べても太らないこんにゃくゼリー。それから、食べるとお腹に貯まる野菜スナック。バランスビタミン。わかるかな?」
「はい。わかります」
「両方とも500ギルだよ。お金の計算とかできるかな?」
「はい。大丈夫です。お母さんの代わりに私、買い物とかよく行ってたんで。お金の計算は得意です」
「よし!!!! 採用」
それから、僕とメルティちゃんは二人で午後からお店をはじめるッ☆彡
最初は僕が売っていたけど、そのうちにメルティちゃんが売り子になって、僕が品出しをするだけで商売が回るようになって来た。
ピロン。
バランスビタミン × 1000 「購入」 こんにゃくゼリー × 1000 「購入」
「お待たせしました。バランスビタミン2つと、こんにゃくゼリー1つ。1500ギルになります!」
はきはきと笑ながら答えるメルティちゃん。うーん。すごい有能な売り子を雇ったぞ。
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